ブール代数の論理式を簡単化する方法として,いろいろな手法が存在します.
その一つに "カルノー図による論理式の簡単化" があり,これを本編で説明
します.
§1 ツール(フリーソフト)の入手について下記の名称で検索し, Download してください.
● Logic Minimizer (
http://logic-minimizer.soft112.com/ )
§2 Logic Minimizer の概要Download し,インストールすると,Desktop上にアイコンが表示され,クリックすると
以下の初期画面が表示されます.
● 操作メニュー画面の説明メニュー詳細は,"Help" メニュー(F1キー)を参照してください.
§3 いくつかの注意点● カルノー図上の変数名と配置と座標変数名:大文字あるいは小文字のアルファベットが一般的に用いられます.
Logic Minimizer では,A~Z が使われます.
配置:変数名の配置は次の2通りがあります.4変数(A,B,C,D)の例を示します.
第1図は,水平方向に変数 A,B を 垂直方向に C,D を配置しています.
第2図は,水平方向に変数 C,D を 垂直方向に A,B を配置しています.
勿論,いずれを利用しても,結果は同じになります.
Logic Minimizer では 第2図が使われています.
座標:左側あるいは上側から 00 → 01 → 11 → 10 → 00 → 01 → ....のように循環します.
従って,どの座標から始まっても構いませんが通常, 00 から始まるようにしています.
一般的に n変数のカルノ図表は 2^n 個のマス目からなり,各マス目には座標が付けられ
隣接するマス目同士はハミング距離 が ``1'' であるように定められます.
(マス目同士の座標の排他的論理和が ``1'' であればよい)
● Logic Minimizer における "否定" の表示変数名にダッシュを付けて表示します.
A の否定 は A' B の否定 は B' C の否定 は C' D の否定 は D'
● Logic Minimizer における "演算子"記号OR(論理和) +
AND(論理積)* (通常は省略可)
XOR(排他的論理和) #
これらは,メニューの "Formula" をクリックすると表示されます.
§4 サンプル(1)(2)(3)(4)(EOF)
- 2017/01/14(土) 06:24:17|
- KarnaughMap
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