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天地有情

[LaTeX] multifootnote --- 同じ脚注の複数の番号

§1 はじめに

パッケージmultifootnoteは,複数の数字(または必要に応じてマーク)を使用して脚注を生成
するための2つのコマンドグループを提供します.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/multifootnote )から
ダウンロードしてください.

TeXLive(最新版)には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc multifootnote を実行するか,
上記に同梱の multifootnote.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage[<options>]{multifootnote}
  を記述します.
[<options>]:
◎ left align --- 脚注を左に揃えます.
◎ left indent = <length> --- 左揃えに似ていますが,
                   インデント<length>があり,デフォルトは1.5emです

2.2 コマンド

複数の数字を含む脚注を作成するための2つの方式があり,どちらにも2つのコマンドが
含まれます.

【1番目の方式】
● \footnotenumber[<label>]
● \multifootnote[<list of labels>]{<footnote text>}

【2番目の方式】
● \multifootnotetag{<tag>}
● \multifootnote[<tag>]{<footnotetext>}

§3 サンプル

(1)ソースコード

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% Compile: ptex2pdf -l foo.tex

\documentclass[dvipdfmx]{jsarticle}
\usepackage{lmodern}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{multifootnote}
\usepackage{fancyvrb-ex}
%
\begin{document}
\section{Example-1}
\begin{Example}[frame=single,numbers=left]
夏目漱石\footnotenumber[fn1] 吾輩は猫である\footnotenumber[fn2]

吾輩は猫である.名前はまだ無い.
どこで生れたかとんと見当がつかぬ\footnotenumber[fn3].何でも薄暗いじめじめした所でニャーニ
ャー
泣いていた事だけは記憶している.
\multifootnote[fn1,fn2]{日本の教師・小説家・評論家・英文学者・俳人.本名は夏目 金之助.}
\multifootnote[fn2,fn3]{「吾輩は猫である」作中の一部である.}
\end{Example}

\newpage

\section{Example-2}
\begin{Example}[frame=single,numbers=left]
夏目漱石\footnotetag{fntag1} 吾輩は猫である\footnotetag{fntag2}

吾輩は猫である.名前はまだ無い.
どこで生れたかとんと見当がつかぬ\footnotetag{fntag3}.何でも薄暗いじめじめした所でニャーニ
ャー
泣いていた事だけは記憶している.
\multifootnote[fntag2]{日本の教師・小説家・評論家・英文学者・俳人.本名は夏目 金之助.}
\multifootnote[fntag3]{「吾輩は猫である」作中の一部である.}
\end{Example}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(2)結果

● 【1番目の方式】
multifootnote01.png


(脚注部)
multifootnote02.png





● 【2番目の方式】
multifootnote03.png


(脚注部)
multifootnote04.png


 
 
 
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(EOF)
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  1. 2022/06/25(土) 09:02:56|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] pst-grad --- PSTricksを使用してカラーグラデーションで塗りつぶします

§1 はじめに

パッケージは,PSTricksを使用してカラーグラデーションで塗りつぶされます.
RGB、CMYK、HSBモデルがサポートされています.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/pst-grad )から
ダウンロードしてください.

TeXLive(最新版)には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc pst-grad を実行するか,
上記に同梱の pst-grad-doc.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage{pst-grad}
  を記述します.

§3 書式例


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% Compile: arara pst-grad00.tex

% arara: latex
% arara: latex
% arara: dvips
% arara: ps2pdf
% arara: clean: {files:[pst-grad00.log, pst-grad00.ps, pst-grad00.dvi, pst-grad00.aux, pst
-grad00.tmp]}

\documentclass{article}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{lmodern}
\usepackage{pstricks}
\usepackage{pst-all,pst-grad}
\usepackage[margin=2cm]{geometry}
\usepackage{showexpl}
\lstset{pos=l, overhang=0pt,hsep=\columnsep,vsep=\bigskipamount,
rframe={},numbers=left,numberstyle=\tiny,numbersep=.3em, xleftmargin=1em,
columns=flexible, language=[LaTeX]TEX,breaklines=true,
basicstyle=\small\ttfamily,tabsize=3, width=0.5\linewidth}
%
\begin{document}
\begin{LTXexample}[width=5cm]
\begin{picture}
===ここに以下に示すサンプルの例題(Example:1~3)を記述する===
\end{picuture}
\end{LTXexample}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



§4 サンプル

pstgrad01.png


【説明】gradbeginは,開始色を示します.
    \newrgbcolor{gradbegin}{0 0.1 0.95} %デフォルト
    したがって,この開始色は、色を再定義するか,パラメーターを介して
    割り当てることによって変更できます.
    例えば,
    \newrgbcolor{gradbegin}{0 0 1}
    \definecolor{gradbegin}{rgb}{0 0 1}
    \psset{gradbegin = blue}

    gradbeginはRGBカラーとして定義する必要があります.




pstgrad02.png


【説明】gradendはgradbeginに対応するものではありません.
    これは,相対点 gradmidpoint で到達する色であるためです.




pstgrad03.png


【説明】グラデーションは,色付きの線の文字列に他なりません. それらの幅はモニター
    またはモニターの解像度にのみ依存します.
    ただし,これは非常にユーザー固有であるため,pst-gradは任意の数の行を許可し,
    gradlineを介して変更できます.




 
font-signature

(EOF)
  1. 2022/06/17(金) 09:02:27|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] fixdif --- 微分演算子を植字するためのマクロ

§1 はじめに

fixdifパッケージは,LaTeXの \d コマンドを再定義し,微分演算子のコマンドを定義するための
インターフェースを提供します.
パッケージはpdfTeX,XeTeX,LuaTeXと互換性があります. さらに,このパッケージはXeTeX
およびLuaTeXの unicode-math パッケージと互換性があります.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/fixdif )から
ダウンロードしてください.

TeXLive(最新版)には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc fixdif を実行するか,
上記に同梱の fixdif.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage[<options>]{fixdif}
  を記述します.

fixdifパッケージは,数学モードの微分演算子「d」に\dコマンドを提供します.

[<options>]
\ExecuteOptions{rm,partial} --- デフォルト

その他のオプションは "サンプル"をご覧ください.

§3 サンプル

(1)ソースコード


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% Compile: lualatex foo.tex

\documentclass[a4paper,12pt]{article}
\usepackage{amsmath}
※\usepackage{unicode-math}
※\setmathfont{TeX Gyre Termes Math}
\usepackage{fixdif}


\begin{document} ~ \end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



【A】unicode-math を使わない例.(ソースコード中の※印の2行を記載しない)

【A-1】
\begin{document}
\[ f(x)\d x,\quad\frac{\d y}{\d x},\quad\d y/\d x,\quad a^{y\d x} \]
\end{document}

結果:
fixdif01.png





【A-2】
\usepackage[normal]{fixdif} %オプション [normal]を付けた場合の例.
\begin{document}
\[ f(x)\d x,\quad\frac{\d y}{\d x},\quad\d y/\d x,\quad a^{y\d x} \]
\end{document}

結果:
fixdif02.png





【A-3】
\usepackage[normal]{fixdif} %オプション [normal]を付け,更に\resetdfontコマンド
%使用して微分演算子「d」のフォントをリセットできます.
\resetdfont{\mathsf}
\begin{document}
\[ f(x)\d x,\quad\frac{\d y}{\d x},\quad\d y/\d x,\quad a^{y\d x} \]
\end{document}

結果:
fixdif03.png





【B】unicode-math を使った例.(ソースコード中の※印の2行を記載する)
unicode-mathによって提供される\setmathfontを介して数学フォントを指定します.
unicode-mathの後にfixdifパッケージをロードします.
したがって,正しい順序は次のとおりです.
\usepackage{amsmath}
\usepackage{unicode-math}
\setmathfont{TeX Gyre Termes Math}
\usepackage{fixdif}

\begin{document}
\[ f(x)\d x,\quad\frac{\d y}{\d x},\quad\d y/\d x,\quad a^{y\d x} \]
\end{document}

結果:
fixdif04.png


unicode-mathについては,
拙著ブログ「unicode-math --- XeTeXおよびLuaTeXのUnicode数学サポート」をご覧ください.





 
font-signature


(EOF)
  1. 2022/06/10(金) 08:37:47|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] fancynum --- 浮動小数点数を植字するためのLaTeXパッケージ

§1 はじめに

fancynumパッケージは,数値の植字,特にコンピューターによって書き込まれる
浮動小数点数のASCII表現を支援するように設計されています.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/fancynum )から
ダウンロードしてください.

TeXLive(最新版)には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc funcynum を実行するか,
上記に同梱の funcynum.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage{funcynum}
  を記述します.

2.2 コマンド

● \fnum{浮動小数点数} --- 数学モードで使用する.
  例:
    $\fnum{3.141593e+05}$  →  3・141593 × 105

§3 サンプル

【重要】事前に次の作業を必ず行ってください.

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● 提供されているファイルの配置変更を行います.
  C:\texlive\2022\texmf-dist\doc\latex\fancynumにある
  ★ dbltable.tex
  ファイルを
  C:\texlive\2022\texmf-dist\tex\latex\fancynum\fancynum.styと
  同一ディレクトリに置きます.

● その後,mktexlsrを実行します.
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

(1)ソースコード

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% Compile: lualatex fancynum01.tex (2回続けてコンパイル)

\documentclass[a4paper]{article}
\usepackage{fancynum}
\usepackage{xspace}
\begin{document}
\setfnumgsym{\,}
\begin{table}[tbh]
\begin{center}
\begin{tabular}{|c|c|c|}
\hline
Format & Output & Typeset \\ \hline
\verb|%f| & \verb|2.718282| & $\fnum{2.718282}$ \\
\verb|%e| & \verb|2.718282e+000| & $\fnum{2.718282e+000}$ \\
\verb|%g| & \verb|2.71828| & $\fnum{2.71828}$ \\
\verb|%.9f| & \verb|2.718281746| & $\fnum{2.718281746}$ \\
\verb|%.9e| & \verb|2.718281746e+000| & $\fnum{2.718281746e+000}$ \\
\verb|%.9g| & \verb|2.71828175| & $\fnum{2.71828175}$ \\
\hline
\end{tabular}
\end{center}
\caption{Double conversions for $e $}
\end{table}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(2)結果

fancynum01.png


 
font-signature


(EOF)
  1. 2022/06/03(金) 08:30:28|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] simpleicons --- LaTeXのシンプルなアイコン(フォント)

§1 はじめに

fontawesomeパッケージによってLaTeXで提供されるfontawesomeアイコンと同様に,
このパッケージは simpleicons でも同じことを行うことを目的としています.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/simpleicons )から
ダウンロードしてください.

TeXLive(最新版)には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc simpleicons を実行するか,
上記に同梱の simpleicons.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage{simpleicons}
  を記述します.

2.2 コマンド

● \simpleicons{icon名}

  含まれているすべてのアイコンとそれぞれのコマンドのリストは,
  マニュアルの最後にあります.

§3 サンプル

【重要】事前に次の作業を必ず行ってください.

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
● 提供されているファイルの配置変更を行います.
  C:\texlive\2022\texmf-dist\doc\fonts\simpleiconsにある
  ★ simpleiconsglyphs-pdftex.tex
  ★ simpleiconsglyphs-xeluatex
  ★ bindings.tex
  の3つのファイルを
  C:\texlive\2022\texmf-dist\tex\latex\simpleicons\simpleicons.styと
  同一ディレクトリに置きます.

● その後,mktexlsr,次いで,updmap-sys を実行します.

● その上で,
  配布のマニュアル simpleicons.pdf には Iconが非表示となっているため,
  "pdflatex simpleicons.tex" としてコンパイルして再生後,古いものと入れ替えします.
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(1)ソースコード
   コンパイルは pdflatex で行います.

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% Compile: pdflatex simpleicons01.tex

\documentclass{article}
\usepackage{simpleicons}
\input{simpleiconsglyphs-pdftex.tex}
\setlength{\parindent}{0pt}
%
\begin{document}
【注】マニュアル記載の一部分のみを掲載します.

\simpleicon{aerospike}
\simpleicon{aib}
\simpleicon{adidas}
\simpleicon{adobe}
\simpleicon{adobeacrobatreader}
\simpleicon{adobeaftereffects}
\simpleicon{adobeaudition}
\simpleicon{adobecreativecloud}
\simpleicon{adobedreamweaver}
\simpleicon{adobefonts}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(2)結果

【注】出来上がった simpleicons.pdf は Adobe Acrobat DC では旨く表示されないかと思います.
   SumatraPDF や Evince などで表示させてください.

simpleicons01.png



font-signature


(EOF)
  1. 2022/05/26(木) 08:49:07|
  2. LaTeX Tools
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