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天地有情

[LaTeX] colorframed --- パッケージ「framed」の色の問題を修正

§1 はじめに

このパッケージは,Donald Arseneau のパッケージ framed環境で遭遇するさまざまな色の
漏れを修正します.カラー化強化版となります.
なお,Donald Arseneau のパッケージ framed.sty については,拙著ブログ
"framed --- 改ページ可能なフレームの生成"をご覧ください.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/colorframed )から
ダウンロードしてください.

TeXLive(最新版)には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc colorframed を実行するか,
上記に同梱の colorframed.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage{colorframed}
  を記述します.

2.2 コマンド

途中で改ページすることができるフレームや影付きの強調表示された領域を作成します.
利用できる環境は次の通りです.

(1)framed環境--------マージンにエッジがある通常のフレーム ボックス
(2)oframed環境-------改ページで上部/下部が開いたフレーム
(3)shaded環境--------陰影付きの背景 (\colorbox) が余白ににじみます
(4)shaded*環境-------余白にエッジがある影付きの背景
(5)snugshade環境-----テキストの周囲にきつくフィットする陰影
(6)snugshade*環境----余白にシェーディング エッジがある
(7)leftbar環境--------左余白の太い縦線

§3 サンプル

(1)ソースコード

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% Compile: ptex2pdf -l foo.tex

\documentclass[a4paper,dvipdfmx,11pt]{article}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage[margin=2cm]{geometry}
\usepackage{framed}
\usepackage[dvipsnames]{xcolor}
\usepackage{colorframed}
\usepackage{parskip}
\usepackage{bxjalipsum}
% titled-frame
\colorlet{TFFrameColor}{SkyBlue!60}
\colorlet{TFTitleColor}{orange}
% framed
\setlength{\FrameRule}{5pt}
\setlength{\FrameSep}{9pt}
\renewcommand\colorframedbordercolorcommand{\color{red!20}}
%shaded用
\colorlet{shadecolor}{orange!20}
%
\begin{document}

【1】titled-frame environment \\
\begin{titled-frame}{吾輩は猫である}
\jalipsum[1,10]{wagahai}
\end{titled-frame}

\bigskip

【2】framed environment \\
\begin{framed}
\jalipsum[1,10]{wagahai}
\end{framed}

\bigskip

【3】shaded environment \\
\begin{shaded}
\jalipsum[1,10]{wagahai}
\end{shaded}

\bigskip

【4】leftbar environment \\
\begin{leftbar}
\jalipsum[1,10]{wagahai}
\end{leftbar}

\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(2)結果

colorframed01.png



font-signature


(EOF)
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  1. 2022/10/01(土) 08:35:58|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] opencolor --- Open Color の色を簡単に使用

§1 はじめに

ドキュメントの色の選択は作成者の責任ですがUI設計の原則は役立つガイドラインを提供します.
たとえば,ビーマー プレゼンテーションでは,眼精疲労を軽減するために,白の代わりに
「oc-gray-1」を,黒の代わりに「oc-gray-9」を使用できます.
プロットに「oc-teal-6」のような色が使用されている場合,視覚的な一貫性を保つために,
他のプロットでも「oc-orange-6」のように同じ輝度レベルの色を使用するのが最適です.

OpenColorライブラリに含まれる130色の16進数の色定義を提供するパッケージです.

類似のパッケージとして,
拙著ブログ「ninecolors --- 適切なWCAGカラーコントラストで色を選択する」もご一読ください.


1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/opencolor )から
ダウンロードしてください.

TeXLive(最新版)には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc opencolor を実行するか,
上記に同梱の demo-opencolor.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage{opencolor}
  を記述します.

§3 サンプル

(1)ソースコード

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% Compile: lualatex foo.tex

\documentclass{ltjsarticle}
\usepackage{opencolor}
\usepackage{bxjalipsum}
\usepackage{amsmath}
\usepackage{parskip}
%
\begin{document}
%% 色見本は "マニュアル" をご覧ください.

\textcolor{oc-red-8}{\jalipsum[1]{wagahai}}

\textcolor{oc-blue-6}{\jalipsum[3]{wagahai}}

\textcolor{oc-grape-7}{\jalipsum[4]{wagahai}}

\bigskip

\fcolorbox{oc-gray-9}{oc-yellow-6}{富士の高嶺に降る雪}

\bigskip

\fcolorbox{oc-blue-8}{oc-orange-5}{二次式 $y=ax^2+bx+c$}

\bigskip

\colorbox{oc-gray-5}{The quick brown fox jumps over a lazy dog.}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


(2)結果

opencolor01.png

 
font-signature


(EOF)
  1. 2022/09/27(火) 06:22:44|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] pst-bar --- PSTricks を使用して棒グラフを生成します

§1 はじめに

pst-bar は pstricksのパワーと柔軟性を利用して,コンマ区切りファイル(.csv)に格納された
データから棒グラフを描画します.

複数の一連のデータをクラスター(cluster)形式または積み上げ(stack)形式でプロットでき,
棒グラフを水平または垂直にプロットできます. 追加のオプションを使用すると,
ブロック(block)形式を使用できます.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/pst-bar )から
ダウンロードしてください.

TeXLive(最新版)には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc pst-bar を実行するか,
上記に同梱の pst-bar.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage{pst-bar}
  を記述します.

2.2 主なコマンド

● データファイルの読み込み
  readpsbardata{<data>}{<filename>}
   はdataには,現在使用されていないマクロ名を指定するだけです.
  例えば,\xxxや\yyy など適当でよい.サンプルでは\dataを使用した.

● 棒グラフのバーを描画する
  \psbarchart[<options>]{<data>}
  <options>: barstyle= red,blue など色を指定
        chartstyle= claster(default)/stack/block など一つを指定

§3 サンプル

(1)ソースコード

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% Compile:  (1) latex foo.tex
%      (2) dvips foo.dvi
%      (3) ps2pdf foo.ps
%      
%      あるいは,上記(1)~(3) を一気通貫で行う下記のコマンド
%      ps4pdf foo.tex


\documentclass{article}
\usepackage{lmodern}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{pst-bar}
%
\begin{filecontents*}{example1.csv}
Set 1, Set 2, Set 3 % header
1, 2, 3 % data
0.5, 1.5, 1 % data
\end{filecontents*}
%
\begin{filecontents*}{example2.csv}
Set 1, Set 2, Set 3
1, 2, 3
0.5, 1.5, 1
0.75, 1.6, 0.9
0.9, 2.2, 2.5
\end{filecontents*}
%
\begin{document}
% クラスター(cluster)形式(デフォルト)
\psset{unit=0.5in}%
\begin{pspicture}(0,-0.5)(3,3)%
\readpsbardata{\data}{example1.csv}%
\psbarchart[barstyle={red,blue}]{\data}%
\end{pspicture}

% 積み上げ(stack)形式
\psset{unit=0.5in}%
\begin{pspicture}(0,-0.5)(3,4)%
\psaxes[axesstyle=frame,Ox=0,Dx=1,labels=y,% 外枠付き
ticks=y](0,0)(3,4)%
\readpsbardata{\data}{example1.csv}%
\psbarchart[barstyle={red,blue},%
chartstyle=stack]{\data}%
\end{pspicture}

% ブロック(block)形式
\psset{unit=0.5in}%
\begin{pspicture}(0,-0.5)(3,3.5)%
\readpsbardata{\data}{example2.csv}%
\psbarchart[barstyle={red,blue},%
chartstyle=block]{\data}%
\end{pspicture}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


(2)結果

pst-bar01.png



【追加】マニュアル "4 Examples" に幾つかの例題があり,参考にしてください.
 
 
font-signature


(EOF)
  1. 2022/09/24(土) 05:30:50|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] preview --- 出力用に LaTeX ソースのビットを抽出します

§1 はじめに

このパッケージの主な目的は,LATEX ソースから特定の環境 (特に表示される式や画像) を
グラフィックとして抽出することです.
PDFLaTeX(Lualatex)を使用して PDF ファイルを生成している場合にも機能します.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/preview )から
ダウンロードしてください.

TeXLive(最新版)には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc preview を実行するか,
上記に同梱の preview.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage[<options>]{preview}
  を記述します.
  [<options>] : active, tightpage は必須.

2.2 コマンド

● preview環境
  \preview ~ \endpreview

§3 サンプル

(1)ソースコード

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% Compile: lualatex foo.tex

\documentclass{ltjsarticle}
\usepackage{lmodern}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{graphicx}
\usepackage[active,tightpage]{preview}
\usepackage{bxjalipsum}
%
\begin{document}
\jalipsum[1-3]{wagahai}

\preview
\includegraphics[width=3cm,height=3.1cm]{golfer.pdf}
\includegraphics[width=3cm]{tiger.pdf}
\endpreview

\preview
\[ \left(\int_0^\infty \frac{\sin x}{\sqrt{x}} dx \right)^2 =
\sum_{k=0}^\infty \frac{(2k)!}{2^{2k}(k!)^2} \frac{1}{2k+1} =
\prod_{k=1}^\infty \frac{4k^2}{4k^2 -1} = \frac{\pi}{2} \]
\endpreview
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


(2)結果

preview01.png


 
 
font-signature


(EOF)
  1. 2022/09/21(水) 06:21:13|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] darkmode --- LaTeX ドキュメントの一般的なダークモードのサポート

§1 はじめに

darkmode Package は,テンプレートおよびパッケージ開発者がライトモードとダークモードの
動的配色を作成するための API を提供します.

ドキュメントの背景が暗い背景に明るいフォントが使用されている場合をダーク モード
明るい背景に暗いフォントが使用されている場合をライト モードと呼びます.

画面は多くのブルー ライトを放出します.
PDFファイルにダーク モードを使用する必要があるのは,目の疲れを癒すことになります.
一方,印刷するには,多くのインクを必要とする欠点がありますが,ライトモードとする
ことで,防止できます.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/darkmode )から
ダウンロードしてください.

TeXLive(最新版)には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc darkmode を実行するか,
上記に同梱の darkmode.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage[<option>]{darkmode}
  を記述します.
  [<option>]: enable --- ダーク モードを有効

2.2 コマンド

● \enabledarkmode  --- 現在の位置でダーク モードを有効にします.
  \disabledarkmode --- 現在の位置でダーク モードを無効にします.


● \IfDarkModeT{<true code>}
  \IfDarkModeF{<false code>}
  \IfDarkModeTF{<true code>} {<false code>}

  --- ダークモードが有効かどうかを確認します. そうであれば,<true code>が実行され,
    そうでなければ,<false code>が実行されます.

§3 サンプル

基本的な使い方
このパッケージのダークモードを有効にするには,プリアンブルでオプション[enable] を渡すか,
\enabledarkmode コマンドを使用して,ドキュメントの残りの部分に適用されます.

(1)ソースコード

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% Compile: lualatex foo.tex

\documentclass[ lualatex,a6paper,10pt,ja=standard]{bxjsarticle}
\usepackage{lmodern}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{bxjalipsum}
\usepackage{darkmode}
%
\begin{document}
\enabledarkmode %コメントアウトすると"ライトモード"となる.

\jalipsum[1-2]{wagahai}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(2)結果

【2-1】:

darkmode01.png


【2-2】:
カスタムの色とコマンドを定義するとき,ダーク モードがアクティブかどうかを確認して
色を動的に調整できます.
上記のソースコード中,\enabledarkmodeの直下に次を追加変更します.

\IfDarkModeTF{%
\definecolor{accentcolor}{RGB}{0, 157, 129}%
}{%
\definecolor{accentcolor}{RGB}{0, 122, 93}%
}

{\color{accentcolor}\jalipsum[1-2]{wagahai}}

結果は次の通りです.

darkmode02.png


 
 
font-signature


(EOF)
  1. 2022/09/09(金) 10:15:58|
  2. LaTeX Tools
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