天地有情

[LaTeX] environ --- LaTeX環境用の新しいインターフェース

更新版:2017/04/15 (旧題:environ.sty を使ってみる)

§1 はじめに

このパッケージは,環境の本文を収集するために新しい作成者インタフェースを定義するコマンドを提供します.
例えば,\NewEnviron{test} 環境全体を大括弧で囲み,先頭と末尾のスペースを無視して正しいことを行います.

機能は LaTeX の \newenvironment の使い方を緩やかにしたもので,
\long\def\NAME{....}に近い仕様となっているようです.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( http://www.ctan.org/pkg/environ )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc environを実行するか,
上記に同梱の environ.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1 プリアンブルに
  \usepackage {environ}
  を記述します.

2.2 コマンド

次の命令をプリアンブル部に記述します.

\NewEnviron{<name>}[<N.args>][<opt.arg>]{<macro code>}[<final code>]

【説明】

・ <name>(必須)
  新しく定義する環境名です.

・ <N.args> (オプション)
  環境で使用される引数でパラメータとしては #1,#2,...#9を使います.

・ <opt.arg>(オプション)
  #1 が指定されなかったときに,適用されます.

・ <macro code>(必須)
  \BODY および,\BODY の修飾コードを記述します.(\BODYは予約語)

・ <final code> (オプション)
  \end{<name>} の後で実行されるコードを記述します.
  方法は,\environfinalcode{実行すべきコード}です.

§3 サンプル

【サンプル(1)】
■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{jsarticle}
\usepackage{environ,color}
%%%%%%%%%%%
\NewEnviron{kodama}{%
\hrulefill\par
\textcolor{red}
\BODY
\par\hrulefill
}
%%%%%%%%%%%

\begin{document}
\begin{kodama}
「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう.

「ばか」っていうと「ばか」っていう.

こだまでしょうか.
\end{kodama}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■

env01.png


【サンプル(2)】

■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{jsarticle}
\usepackage{environ,color}
%%%%%%%%%%%%
\environfinalcode{{[END]}}
\NewEnviron{minP}[1][30]{%
\begin{minipage}{#1mm}
\BODY
\par
\color{red}
\BODY
\end{minipage}
}
%%%%%%%%%%%%

\begin{document}
\begin{minP}
京の三条の糸屋の娘
姉は十六妹は十四
諸国大名弓矢で殺す
糸屋の娘は目で殺す
\end{minP}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■

env02.png

(EOF)

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