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天地有情

[LaTeX] breqn --- 表示された方程式の自動改行

§1 はじめに

このパッケージは,表示された方程式の自動改行をサポートします.

類似のパッケージとして,拙著ブログ "autobreak --- 長い数式を自動改行する" もお読み下さい.



1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/breqn )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc breqn を実行するか,
上記に同梱の breqn.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {breqn}
  を記述します.
  
  デフォルトでは,breqnはComputer Modernをサポートしてロードしますが,
  別の数学パッケージを使用する場合は,breqnの前にロードする必要があります.
  

2.2 コマンド

● \begin{dmath}[options]~\end{dmath}  自動改行と数式番号をサポートします.
● \begin{dmath*}[options]~\end{dmath*} 自動改行をサポートします.(数式番号なし)
  [options]については,サンプルをご覧下さい.
 
● \begin{dgroup}~\end{dgroup}  dmath, dmath* 環境をラップし,各方程式にはグループ番号が付けられます.
● \begin{dgroup*}~\end{dgroup*} group の番号なしです.

  「subequations」スタイルの番号付け,つまり(3a),(3b),(3c),...のようなものに自動的に切り替わります.

この他にもありますが,現時点では,不完全(未実装)のようです.
一部のオプションはすべての環境で意味がありませんが,オプションが適用できない場所で使用された場合,
エラーとして扱われるのではなく,静かに無視されます.
 
 
§3 サンプル

3.1書式

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper,12pt,dvipdfmx,nomag]{jsarticle}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{newtxmath,newtxtext}
\usepackage{breqn}
%
\begin{document}

  ===ここに以下に示すサンプルの例題を記述する===

\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(1)dmath* の例:

breqn01.png



(2)dmath*[frame={2pt},framesep={2pt}]オプション付きの例:

breqn02.png



(3)dmath*[compact]オプション付きの例:

breqn03.png


(4)dgroup, dmath, dsuspend の例:

breqn04.png


(5)複雑な長い式の例:


breqn05.png


(6)単純な長い式の例:

breqn06.png


(EOF)
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  1. 2020/03/05(木) 09:47:54|
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