天地有情

autonum.sty を使ってみる

autonum.sty を使ってみる

autonum パッケージ は,リファレンスをつけられた 数式 の 番号付け を実行します.

\usepackage{autonum}をプレアンブルに記述しますが,amsmath や cleveref パッケージ
などより,後ろに記述します.

§1.概要

対象となる数式環境は,次の通りです.

● equation環境
● \[ ~ \]環境
● split環境
● align環境
● multline環境
● gather環境
● flalign環境
● alignat環境

(注意)eqnarray環境は適用外となります.


§2.基本的な文書構造

(1)pdflatex を使う場合

\documentclass{article}
\usepackage{amsmath}
\usepackage[hypertexnames=false]{hyperref}
\usepackage{cleveref}
\usepackage{autonum}

\begin{document} ~ \end{document}


(2)lualatex を使う場合

\documentclass{ltjsarticle}
\usepackage{luatexja}
\usepackage{amsmath}
\usepackage[pdfencoding=auto,hypertexnames=false]{hyperref}
\usepackage{cleveref}
\usepackage{autonum}

\begin{document} ~ \end{document}


(3)platex を使う場合

\documentclass{jsarticle}
\usepackage{amsmath}
\usepackage{cleveref}
\usepackage{autonum}

\begin{document} ~ \end{document}


§3.基本的なサンプル

(1)platex によるサンプルを示します.

【サンプル】(sample01.tex)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{jsarticle}
\usepackage{amsmath}
\usepackage{cleveref}
\usepackage{autonum}
\begin{document}
例1:
\begin{equation}
y = ax^2 + bx + c \label{eq:001}
\end{equation}

例2:
\begin{equation}
s = \pi r^2 \label{eq:002}
\end{equation}

例3:
\[
E = mc^2 \label{eq:003}
\]

例4:(+記号に注意)
\begin{equation+}
E = mgh
\end{equation+}

例1: \cref{eq:001}は 2次方程式 \ldots

例2:ラベルはありますが,参照されていません.

例3: \cref{eq:003}はアインシュタインの特殊相対性理論の関係式 \ldots

例4: \begin{equation+} ~ \end{equation+} のように+記号の付いた環境です.
  番号は付与されますが参照はできません.
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【操作】

(1) platex sample01.tex  (3回コンパイルを繰り返します)
(2) dvipdfmx sample01.dvi

【結果】

an01.png


補足説明
● 例1のラベルは\cref{eq:001}で参照されおり,数式番号が付与されます.
● 例2のラベルは\crefで参照されませんので,数式番号が付与されません.
● 例3のラベルは\cref{eq:003}で参照されおり,数式番号が付与されます.
  \[ ~ \] 形式であっても,数式番号の付与が可能です.
  ただし,$$ ~ $$ 形式は適用されません.
● 例4は+記号が付いていますが,数式番号は付きますが,参照はできません.


(2)\cref と \ref の違い

\usepackage{cleveref}を登録すると \cref が利用できます.
\cref{eq:001,eq:002} などのように{}内には複数のラベルが記述できます.
参照表示形式は "eq.(1)" 複数ラベルの場合は "eqs.(1) and (2)" あるいは "eps.(1) to (5)"などとなります.

一方,\ref は \ref{eq:001} → 1 , \ref{eq:003} → 2 のように表示されます.

§4. その他の環境のサンプル

(1)align 環境(その1)

\begin{align}
a &= b \label{eq:1} \\
a &= b+c \label{eq:2} \\
a &= b+c+d \label{eq:3}
\end{align}

\cref{eq:1,eq:3}は \ldots

【結果】

an02.png

(2)align 環境(その2)

\begin{align}
a &= b \label{eq:1} \\
a &= b+c \label{eq:2} \\
a &= b+c+d \label{eq:3}
\end{align}

\cref{eq:1,eq:2,eq:3}は \ldots

【結果】

an03.png



(3)その他

● gather環境
● flalign環境
● alignat環境
● split環境
● multline環境

なども,align環境と同様にして \label,\cref の指定ができます.

(注意)例えば,align* などのように[*付き]の環境は適用外となります.

§5. 数式環境以外のサンプル

autonum は数式環境以外の次の環境でも利用できます.

● figure環境
● table環境
● enumerate環境
● theorem環境
● part
● chapter
● section
● appendix
● footnote


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  1. 2013/10/23(水) 08:01:21|
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