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[LaTeX] arraycols --- array環境およびtabular(x)環境用の新しい列型

§1 はじめに

arraycolsパッケージは,水平方向と垂直方向の中央揃え,または大きな数式用に高さを調整した,
array環境およびtabular(x)環境用の新しい列タイプを提供します.
また,さまざまな太さの垂直および水平方向の罫線を描画するためのマクロも用意されています.

arraycolsパッケージは,arrayの他に,x,y,z,Z型の列に必要なcellspaceパッケージと,
TとZに必要なtabularx,およびマルチラインテーブルセルのさまざまな配置に対応する
makecellをロードします.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/arraycols )から
ダウンロードしてください.

TeXLiveには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc arraycols を実行するか,
上記に同梱の arraycols.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
\usepackage {arraycols}
を記述します.

2.2 コマンド

以下は,arraycolsによって定義されたカラム型とマクロの要約です.

列指定定義
   
L 左調整列  (array環境ではLRモード,tabular環境ではmathモード)
C 中央調整列 (同上)
R 右寄せ列  (同上)
t{<width>} 水平方向と垂直方向の中央に配置されたpのような固定幅のテキスト列(LRモード)
x 水平線に触れないように高さを調整したmathモードの中央揃え列
y 高さを調整したmathモードで左揃えの列
z{<width>} xのように高さが調整され,<width>が固定された数式モードの中央揃え列
T tabularx環境用に幅を調整した中央揃えのテキスト列
Z Tのようにtabularxの中央揃えされた列ですが,xやzのように高さが調整されたmathモード
I 太縦罫線(1pt)
V{<thickness>} 変数<thickness>を持つ垂直線
   
水平線定義
\whline 横幅(1pt)



arrayパッケージのドキュメントを参照して,L,C,R型の列のLRモードを
arraycolsは,mathモードに逆にするL,C,R型の列を提供します.
その後,これらの列型を使用して,
arrayの中央揃え,左揃え,または右揃えのLRモード,
またはtabularでのmathモードを取得できます.

例えば,\begin{tabular}{|l|C|r|}は中央揃え mathモード で2列目を生成し,
\begin{array}{|L|c|c|}は左寄せテキストモードで1列目を生成します .


§3 サンプル

(例1)標準的な例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper,12pt,nomag]{jsarticle}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{arraycols}
\usepackage{newtxtext,newtxmath}
%
\begin{document}
\begin{tabularx}{.6\linewidth}{|y|x|T|}
\hline
{\displaystyle \int_1^x \frac{1}{t}dt}%
& {\displaystyle \frac{a}{b}+\int_1^x \frac{1}{t}dt}%
& あいうえおabc \\
\hline
{\displaystyle \frac{a}{b}}%
& {\displaystyle \frac{a}{b}}%
& いろはxyz \\
\hline
\end{tabularx}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

arraycols01.png



列指定{|y|x|T|}の説明:

|y|は,mathモードで高さが調整された左揃えの列である.

|x|は,mathモードで高さが調整された中央揃えの列である.

|T|は,tabularx環境用に幅を調整した中央揃えのテキスト列である.



(例2)罫線を太くした例



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{tabularx}{.6\linewidth}{IyIxITI}
\whline
{\displaystyle \int_1^x \frac{1}{t}dt}%
& {\displaystyle \frac{a}{b}+\int_1^x \frac{1}{t}dt}%
& あいうえおabc \\
\whline
{\displaystyle \frac{a}{b}}%
& {\displaystyle \frac{a}{b}}%
& いろはxyz \\
\whline
\end{tabularx}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

arraycols02.png



列指定{IyIxITI}の説明:
|y|x|T|の縦罫線を太くするため,'|'の代わりに'I'(アイ)に置換する.

横罫線(\whline)の説明:
横罫線を太くするため,'\hline'の代わりに'\whline'に置換する.

(EOF)

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  1. 2019/07/21(日) 14:42:24|
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