天地有情

[LaTeX] tabularcalc --- 表形式の環境で式を計算する

§1 はじめに

数のリストと1つ以上の数式が与えられれば,パッケージは値の表を作成する簡単な構文を提供します.
すなわち,第1行に数字のリストが含まれ、他の行にはリストの各数値に対する計算式の値が含まれて
います.テーブルは水平または垂直のいずれかで構築でき,完全にカスタマイズ可能です.数値演算に
は,fp.sty が使われます.

用語の説明:
あとで使用するために用語を定義します.下の簡単な表で赤の数字が「値」,青の数字が「演算結果」,
茶色のテキストを「ラベル」と呼びます. 左上隅のセルは「セル(0,0)」です.

tabularcalc01.png



1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( http://www.ctan.org/pkg/tabularcalc )から
ダウンロードしてください.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc tabularcalc を実行するか,
上記に同梱の tabularcalc_doc_en.pdf をお読み下さい.


§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {tabularcalc}
  を記述します.
なお,自動的に fp, xstring, numprint の各パッケージが呼び出されます.

2.2 コマンドなど

(1)水平テーブル
マクロ \htablecalc は,最初の行に「値」が含まれ、他の行に「結果」が含まれる
水平テーブルを作成します.構文は次のとおりです.

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\htablecalc[<n>]{<cell (0,0)>}{<variable=list of values>}
{<label 1>}{<formula 1>}
{<label 2>}{<formula 2>}
. . .
{<label n>}{<formula n>}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ここで,

・ <n>は数式の数です(デフォルト=1)
・ <cell(0,0)>はセル(0,0)の内容です
・ <variable>は,結果を計算するために使用される<formula>のダミー変数です
・ <list of values>は、カンマで区切られた値のリストです
   2つの連続したカンマで空の列が作成されます.
・ <label i>はi番目のラベルです
・ <formula i>はi番目の式で,i番目の行の結果を計算するために使用されます

(2)垂直テーブル
マクロ \vtablecalc は,最初の列に「値」が含まれ、他の行に「結果」が含まれる
垂直テーブルを作成します. 構文は次のとおりです.

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\vtablecalc[<n>]{<cell (0,0)>}{<variable=list of values>}
{<label 1>}{<formula 1>}
{<label 2>}{<formula 2>}
. . .
{<label n>}{<formula n>}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

注:前述の水平テーブル \htablecalc を \vtablecalc としたものです.

(3)その他
以下のような機能もありますが,割愛します.(マニュアルを参照)

・値を非表示にする
・結果を非表示にする
・行の高さ調整


§3 サンプル

(マニュアルからの引用です)


(1)簡潔な例

tabularcalc02X.png




(2)水平線やセル幅を調整した例

tabularcalc03X.png




※ マクロ \tcsethrule で「行1」が二重線で,
  最初の列は右揃えで、他の列はセンタリングされ、セル幅は1.5 cmです.
  
  \tcsethrule{<line 0>}{<line 1>}{<other lines>}
  \tcsetcoltype[<right lines>]{<type 1>}{<type 2>}


(3)値の設定を簡潔に

tabularcalc04x.png



※ {x=a;a=15:75[15]}のような値の設定ができます.
 
  <variable 1>=<formula>;<variable 2>=<min>:<max>[<step>]


(EOF)
スポンサーサイト
  1. 2016/12/01(木) 04:37:57|
  2. LaTeX Tools