天地有情

[LaTeX] wrap-all --- 図表の周囲にテキストを回し込む いろいろ

§1 はじめに

更新版: 2017/05/12 (題名など一部修正)

wrap-all --- 図表の周囲にテキストを回し込む いろいろ

図表の周囲にテキストを回し込む. 関連パッケージ を集めました.
なお,同義の "文章中に穴を開けて図表を配置する" の表現も含みます.

次のようなパッケージ が用意されています.

wrap00.png


§2 使い方・サンプル

(1)wrapfig.sty

いくつかの留意事項:
  -- wrapfigure環境を別の環境(例えばlist環境)の中に使うことはできません.
  -- twocolumnのページレイアウトでは動作します.
  -- フロートしないのでフロートの図は順番通りに出力されます.

・ インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

・ マニュアル

コマンドラインから texdoc wrapfig-doc を実行するか,上記に同梱の wrapfigpdf-doc.pdf を
お読み下さい.


・ 使い方

wrap01-1.png


wrap01-2.png



・ サンプル

wrap01-3.png


wrap01-4.png



(2)floatflt.sty

本パッケージは,LaTeX標準の figure機能 と完全に互換性あります.即ち,

・フロート図と標準の図をどの順番で指定しても構わない.
・標準の図のようにフロート図にもキャプションが付けられる.
・フロート図に付けたキャプションは,標準の \listoffigures で出力できる図目次に挿入される.
・旧名は floatfig.sty (obsolute) であった.

詳細は拙著blog( http://konoyonohana.blog.fc2.com/blog-entry-126.html )をご覧ください.

・ 使い方

wrap02-1.png


wrap02-2.png


wrap02-3.png



(3)picinpar.sty

picinpar.sty は文章中に枠を空け,その部分に"画像"または"表"を挿入します.
挿入位置はオプション指定です.3つの環境が用意されています.

   \usepackage{picinpar}

  ・基本環境 window ....... 汎用
  ・図環境  figwindow ..... 図を挿入する環境
  ・表環境  tabwindow ..... 表を挿入する環境

・ インストール


TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

・ マニュアル

コマンドラインから texdoc picinpar を実行するか,上記に同梱の picinpar.pdf を
お読み下さい.

・ 使い方

wrap03-1.png


wrap03-2.png


wrap03-3.png



・ サンプル

wrap03-4.png



wrap03-5.png



(4)picins.sty

詳細は拙著blog( http://konoyonohana.blog.fc2.com/blog-entry-128.html )をご覧ください.


(5)cut.sty

本文の右や左に小さな図や表を入れるためのマクロです.

・ ダウンロード

cut.sty( http://hayato1224.web.fc2.com/cut.sty )

・ マニュアル

cut_sty.txt( http://hayato1224.web.fc2.com/cut_sty.txt )
(注)ダウンロード後,拡張子.txtを.texに変更してください.


・ 使い方

wrap05-1.png


・いくつかの注意点

--- \begin{left|right***}は段落の先頭に入れます.

--- \end{left|right***}の後ろに空行があってはならない.
  必要な場合には,\Par を置きます.

--- 行数によって,垂直方向のサイズが決まります.

--- 段落には"式"を含むことができますが,3行としてカウントします.

--- 段落が文書の最後にあってはなりません.


・ サンプル

wrap05-2.png


(EOF)
スポンサーサイト
  1. 2016/08/15(月) 11:30:26|
  2. LaTeX Tools