天地有情

[LaTeX] filecontents --- LaTeX標準の強化版

§1 はじめに

LaTeXの文書を処理するのに必要な情報をすべて一つのファイルにまとめておけば
役立つことが多い.このために,LaTeXには filecontents環境 が備わっています.

LaTeX標準の filecontents環境 には次のような短所が見受けられます.

(a) filecontents環境の記述場所が固定
  唯一,\documentclass宣言の前で使用することができます.

(b) 既存の生成ファイルの上書きを拒否.
  filecontents環境により生成されたファイルは,その後,環境内で修正を加えても
  修正は反映されません.即ち,上書きすることを拒否されます.修正を反映させる
  には一旦,生成された既存のファイルを削除しておく必要があります.

今回紹介する filecontents.sty は,上記の短所を解消してくれます.即ち,

(a) filecontents環境の記述場所が自由
  記述場所はどこでも可能です.プリアンブル部でも,\begin{document}内でも構いません.

(b)既存のファイルを上書きする.
  filecontents環境で修正を加えても修正は反映されます.即ち,上書きされます.


1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( http://www.ctan.org/pkg/filecontents )から
ダウンロードしてください.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc filecontents を実行するか,
上記に同梱の filecontents.pdf をお読み下さい.


§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {filecontents}
  を記述します.

2.2 環境

\begin {filecontents} {file-name} ~ \end {filecontents}
  引数として,必須のファイル名 <file-name> を取ります.

(*付き環境もあります.これは、ファイルに余分なコメントを書き込みません)


§3 サンプル

filecontents01.png


(EOF)
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  1. 2016/07/25(月) 04:09:45|
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