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[LaTeX] circ --- 回路図作成のためのツール

circ --- 回路図作成のためのツール

§1 はじめに

circ パッケージは,回路図とブロック回路図のための組版用ツールです.
抵抗器,コンデンサ,トランジスタなどの電気シンボルが定義され,これらを簡単に結線します.

1.1 インストール

CTAN ( http://www.ctan.org/pkg/circ ) から ダウンロードの上,インストールしてください.

1.2 マニュアル

  同梱の circ.pdf を参照してください.

§2 使い方

2.1 文書での指定方法

プリアンブルに
  \usepackage [basic,box,gate,ic,optics,physics,oldgate] {circ} を記述します.
  
 ※オプションはすべて指定した方が便利です.

本体は
  circuit 環境 \begin{circuit} ~ \end{circuit} を使います.

2.2 書式例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\docuentclass{jsarticle}
\usepackage[basic,box,gate,ic,optics,physics,oldgate]{circ}
%
\begin{document}
\begin{citcuit}0   % ← 0 を忘れずに!

==ここに回路図作成用コマンドを記述する==

\end{circuit}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ※ パッケージ オプションの説明
   ・basic  : 抵抗,キャパシタ,スイッチ,ダイオード,トランジスタ など
   ・box   :ブラックボックス,オシロスコープ,発電機,アンプなど
   ・gate   : 複数の論理ゲート
   ・oldgate : 古いスタイルの論理ゲート
   ・ic    : 集積回路 (フリップフロップなど)
   ・optics  : レンズ,ミラーなど光学関連
   ・physics : いくつかの力学ものなど物理関連
   
   オプションの一部を使用するには,\usepackage コマンドで適切に選択します.
   
 ※ \begin{circuit}n
   n = 0 ~ 4 (magstep) フォントと図形の拡大率を指定します.通常は n=0 (10pt)です.

2.3 コンパイル

最適なコンパイル方法は次が良さそうです.
  (1) platex xxx.tex
  (2) dvips xxx.dvi
  (3) ps2pdf xxx.pdf

§3 主なコマンド

主要なコマンドと概説を末尾に掲載してあります."§4 サンプル" で使い方をご確認ください.
また,マニュアル circ.pdf に完全なリストがあります.

§4 サンプル

回路図作成の前に必要と思われることを列記しておきます.

(1)circ を使用する前に,ペンと紙でスケッチを描くことをお勧めします.

(2)線の長さは 1unit=2.5mm です.\- 4 とすれば, 2.5X4=10mm を表すことになります.

(3)すべてのcircマクロおよび必要なパラメータは "スペース" で区切られます.
   コマンド群は各行ごとに記述することをお勧めします.

(4)描画コマンドの構文は大略,次のとおりです.

   \symbolnamenumber inscription[specification_parameter]direction


(5)一般的に,シンボルの描画方向は direction で与えられ,l (left), r (right), u (up), d (down) です.


4.1 CR 回路

circ01.png



4.2 NAND 回路

circ02.png



4.3 トランジスタ回路

circ03.png



4.4 ブロック図

circ04.png



4.5 パルス回路

circ05.png



§5 付録:主要コマンド一覧

circ06.png

(EOF)

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  1. 2016/03/08(火) 07:34:45|
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