天地有情

[LaTeX] arrayjob --- 配列データ構造を操作する

arrayjob --- 配列データ構造を操作する

§1 はじめに

arrayjob(x)パッケージは,古典的な手続き型プログラミング言語の意味で,
LaTeXに配列データ構造を提供し,マクロがそれらを操作します.

配列は,一次元または二次元とすることができ,動的に割り当てられます.(次元を宣言する必要はありません.)
これは,TeXでプログラムアルゴリズムのグラフィックスのような高レベルのプログラミング手法を,
必要とするアプリケーションなどに便利です.

■ インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.

■ マニュアル

コマンドラインから texdoc arrayjobx と打ち込んでください.

§2 LaTeX2e 文書での指定方法

2.1 書式

プリアンブルに
   \usepackage{arrayjobx} を記述します.
   (注) arrayjob と arrayjobx がありますが,arrayjobx が新しいバージョンです.

2.2 主なコマンド

● \newarray\<ArrayName> --- 新しいarray名を定義する.
              Example: \newarray\Values

● \delarray\<ArrayName> --- array名を削除する.
              Example: \delarray\Values

● \readarray{<ArrayName>}={Content1&...&ContentM} --- 1から開始して,配列内の連続した値を格納する.
              Example: \readarray{Data}{AA&BB&CC}
              注1.値が &文字 で区切る必要がある.
              注2.&文字 の前後には スペース を入れないようする.
              注3.値の内部に(La)TeXの マクロ を使用することができる.

§3 サンプル

3.1 二次元配列を生成しアクセスする例

   次のような プロ野球団 の配列を作ります.
   アクセスは 座標形式となります.
   (1,1)= ヤクルト , (1,2)= 巨人 , (1,2)= 阪神 , ... , (1,6)=DeNA
   (2,1)= ソフトバンク , (2,2)=日本ハム , (2,3)=ロッテ , ... , (2,6)= 楽天
   を指し示します.
   二次元配列にするには 12要素を6要素+6要素の2段にするので \dataheight=6 を指定します.
   これを指定しなければ,一次元配列となります.
   (参考)縦長の配列にするには,\normalindextrue を指定します.
       デフォルトは横長の配列で \normalindexfalse です.

arreyjob00.png


   それでは,本題の ソースファイル は以下のようになります.

arreyjob01.png



3.2 「参考文献」のように表現する例

arreyjob02.png



3.3 tabular環境にする例

arreyjob03.png


(EOF)
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  1. 2015/12/14(月) 09:12:12|
  2. LaTeX Tools