天地有情

ConTeXt 超入門

ConTeXt は,TeX 組版システムに基づいた文書作成システムの一種です.

(1)あらまし

LaTeX と同様の汎用目的で設計されています.

ConTeXt はエンドユーザーの自由度が向上しています.
ConTeXt は設計が一貫していて LaTeX で起きやすいパッケージの組み合わせによる不具合は発生しません.

ConTeXt は教材・ユーザーガイド・技術マニュアルといった複雑で大きな文書の組版に用いられれます.

ConTeXt は TeX を使っていますが,利用にあたって TeX に関する知識は不要です.
組版や文書設計について基本的な知識があれば ConTeXt を充分に活用できます.

ConTeXt には MetaPost を拡張した MetaFun が組み込まれていて強力なグラフィックスシステムを備えています.

ConTeXt ではユーザインタフェースを変えずにエンジン部を入れ替えることができます.
エンジン部の詳細は後述します.

ConTeXt は1990年にオランダの企業 PRAGMA Advanced Document Engineering (PRAGMA ADE) の Hans Hagen が開発した。
フリーソフトウェアです.

(2)サポート状況
(W32TeX の context-w32.txt および test-eptex.tex を参考に記述しています)

ConTeXt はアクティブに開発されている最中で現在の状況は以下のようです.

■ MKII(マーク2)
オリジナルの ConTeXt でサポートされるエンジンは pdftex と xetex だけです.
W32TeX の ConTeXt では MKIIのエンジンとして eptex, euptex もサポートしています.

・pdftex の場合の実行法 texexec sourcename
・xetex の場合の実行法 texexec --xtx sourcename
・eptex の場合の実行法 texexec --eptex sourcename
・euptex の場合の実行法 texexec --euptex sourcename


● eptex における日本語 encoding は Shift JIS が使えますが、UTF-8 のほうが良いかもしれません。
UTF-8 を使う場合には、

texexec --eptex --passon="-kanji=utf8" foo

とするとオプションを eptex に渡すことができて、UTF-8 を使うことができます。BOM を付けておくと、

texexec --eptex foo

とするだけで UTF-8 であることを判別します。

● euptex の場合は、UTF-8 を使ってください。デフォルトが UTF-8 です。

texexec --euptex foo

■ MKIV(マーク4)
luatexを エンジンとするものを MKIV と言います.これは発展途上です.
エンコーディングは utf-8 です.

・MKIV の場合の実行法 context sourcename


(注意)以下では MKII(マーク2)を中心に説明します.


(3)初めての ConTeXt --- ファイル作成とコンパイル

● ファイル作成
使い慣れたテキストエディタで次のファイルを作成します.
eptex の場合のデフォルトエンコーディングは sjis であり,
euptex の場合のデフォルトエンコーディングは utf-8 です.

-----------------------------------------------------
% file name : sample.tex
%
\starttext
はじめての \ConTeXt です.

Hello, world!
\stoptext
-----------------------------------------------------
★ \starttext ~ \stoptext の間に本文を記述します.
★ \starttext より前は setupエリアと呼ばれ,必要に応じてsetupコマンドを記述します.
★ \stoptext より後ろは何を書いても無視されます.

● コンパイル

texexec --eptex sample
あるいは
texexec --euptex sample

とすると、sample.pdf が生成されます。

※ synctex を有効にするには、markii ではソースで
\synctex=1
としておきます

● sample.pdf 表示

begin01



(4)これから後は.....

入門レベルの事柄が次にあります.

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内容は
ConTeXt 雑記(1) --- Horizontal line
ConTeXt 雑記(2) --- Color
ConTeXt 雑記(3) --- Framed
ConTeXt 雑記(4) --- Paragraph Spaceing
ConTeXt 雑記(5) --- Formula
ConTeXt 雑記(6) --- Figure
ConTeXt 雑記(7) --- Table
ConTeXt 雑記(8) --- Itemize
ConTeXt 雑記(9) --- Index
ConTeXt 雑記(10) --- Contents
ConTeXt 雑記(11) --- Definition
ConTeXt 雑記(12) --- Footnote
ConTeXt 雑記(13) --- Reference

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  1. 2013/03/28(木) 10:35:25|
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