天地有情

[LaTeX] picins --- 文章中に枠を空け図表を挿入

picins --- 文章中に枠を空け図表を挿入

§1 はじめに

picinsパッケージは文章中に枠を空け,その部分に図表を挿入します.挿入位置はオプションで指定されます.
同類のものとして floatflt ,wrapfig,picinparパッケージがありますが,picinpar は非推奨のようで picins
が推奨されています.さらには,list系環境との併用を可能にするため mawarikomi環境 があります.
これは emath パッケージに含まれ, "emath 丸ごとパック" http://emath.s40.xrea.com/ から入手できます.
使い方などは http://emath.s40.xrea.com/ydir/Wiki/index.php?mawarikomi%B4%C4%B6%AD が参考になります.
本編では picinsパッケージ に関してのみ説明します.

1.1 インストール

CTAN ( http://www.ctan.org/pkg/picins ) から picins.zip をダウンロードの上,インストールしてください.

こちらでは, C:\w32tex\share\texmf-local\tex\latex にインストールしました.
インストール後は必要に応じて mktexlsr (あるいは texhash) を実行します.

1.2 マニュアル

picins.zip 同梱の mpic.dvi および picins.txt を参照してください.

§2 書式と使い方

2.1 LaTeX2e 文書での指定方法

プリアンブルに
  \usepackage{picins} を記述します.次の機能が用意されています.

picins01.png


2.2 書式

■ 図表の環境(1)--- \parpic (テキストは画像の周囲を流れる)

(picins02.png

picins03.png


■ 図表の環境(2)--- \hpic (独立した段落内の図表)

picins04.png


■ 文章を各種の枠で囲む環境

picins05.png


§3 サンプル

3.1 \parpicのサンプル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{jsarticle}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\usepackage{picins}
\usepackage{lipsum}
%
\begin{document}
\section*{parpic}のサンプル
\piccaptionoutside
\piccaption{猫}
\parpic(3cm,3cm)[lx]{\includegraphics[width=2.5cm]{neko.eps}}

\lipsum[4]

\piccaptionoutside
\piccaption{猫}
\parpic(3cm,3cm)[rs]{\includegraphics[width=2.5cm]{neko.eps}}

\lipsum[4]
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

picins06.png


3.2 \hpicのサンプル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{document}
\section*{\cs{hpic}のサンプル}
\lipsum[4]

\centerline{%
\hpic(3cm,3cm)[db]{\includegraphics[width=2.5cm]{neko.eps}}%
\hspace{1cm}%
\hpic(3cm,3cm)[fb]{\includegraphics[width=2.5cm]{cat.eps}}%
}
\newcaption{猫}

\lipsum[4]
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

picins07.png


3.3 枠環境のサンプル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{document}
\section*{枠環境のサンプル}
\subsection*{frameenv}
\begin{frameenv}
\lipsum[4]
\end{frameenv}

\subsection*{shadowenv}
\begin{shadowenv}
\lipsum[4]
\end{shadowenv}

\subsection*{ovalenv}
\begin{ovalenv}
\lipsum[4]
\end{ovalenv}

\subsection*{dashenv}
\begin{dashenv}
\lipsum[4]
\end{dashenv}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

picins08.png



(EOF)
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  1. 2015/07/07(火) 10:13:03|
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