天地有情

[LaTeX] endnotesj.sty --- もう一つのエンドノート(その2)

endnotesj.sty --- もう一つのエンドノート(その2)

§1 はじめに

endnotesjパッケージは,endnotes.sty と類似のノートを提供します.

エンドノートは,多くの場合,footnotes の代わりに使用され,メインテキストの流れを中断しないように使われ,
endnotesjパッケージは,このようなノートを提供します.

なお,endnotesjパッケージは 小川弘和先生(熊本学園大学)の著作品(2003/02)です.

1.1 インストール

endnotesjパッケージは次のサイトからダウンロードしてください.

endnotesj.sty http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/herogw/

ファイルの構成は次のようになっています.

  |--sample ディレクトリ
  |--aboutendnotesj.sjis
  |--endnotesj.sty

これらは texmf-local 側に配置すればよいでしょう.即ち,

  C:\w32tex\share\texmf-local\tex\latex\endnotesj

1.2 マニュアル

同梱の aboutendnotesj.sjis を参照してください.

【注意】提供されたファイル群の文字コードは sjis ですが, utf-8 に変換して利用しています.

§2 LaTeX2e 文書での指定方法

2.1 書式

プリアンブルに
  \usepackage[<options>]{endnotesj }  を記述します.


2.2 <options>

single
 横組み用のノート番号型式表示  ex. 1), 2), 3), ...

yoko
 横組み用のノート番号型式表示  ex. (1), (2), (3), ...

utf
 utfパッケージ,あるいはotfパッケージをインストールしてある環境であれば注番号の数字に詰数字を用いる.

オプションなし は縦組み用のノート番号型式表示

注(デフォルト) または 註  ex. 注1), 注2), 注3), ...など

2.3 書式のサンプル

  書式のサンプルを示します.
  
  sample.tex
  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  %% 文字コード:UTF-8
  \documentclass{ltjsarticle} %または {jsarticle}など
  \begin{document}
  \usepackage[<options>]{endnotesj }  
   ・・・・・・
  \end{document}
  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

  ★クラスファイルは ltjsarticle を使っていますが,jsarticle でも構いません.
   uplatex には対応していません.
  ★文字コードは UTF-8 とします.

  
■ コンパイルの仕方
(クラスファイルが ltjsarticle の場合)

  luajitlatex sample.tex
  または
  lualatex sample.tex

■ コンパイルの結果
  正しくコンパイルできたら sample.pdf が生成されます.

§3 コマンド(aboutendnotesj.sjisから抜粋)

3.1 \endnote{註}
   本文中に挿入することで自動的に{}に挟まれたテキストを連番を付した後註として扱います.
   つまり,このコマンドの埋め込まれた位置の本文肩に註番号を生成するとともに後に解説する
   "\theendonotes"コマンドによって、{}に挟まれたテキストの冒頭に同様の番号を付した上で
   後註として列挙します.

3.2 \endnote[数字]{註}
   [数字]部分に任意の数字を埋め込むことで数字で指定した数を註番号とする後註を生成します.
   このコマンドによって生成された註は、上記"\endnote{註} "によって生成される註とは別グループ
   として扱われるため,そちらの番号に影響を与えることはありません.

3.3 \endnotemark[数字]   実際には後註を生成せぬままで本文肩に任意の註番号を生成します.また,[数字]オプションを用いた場合
   以降の註番号は任意の番号にスキップした上で生成されていくことになります.

3.4 \endnotetext[数字]{註}   番号を表立って表記せぬ後註を生成します.このコマンドの場合でも内部的には註番号はカウントされています.
   なお[数字]オプションの機能は"\endnotemark"と同様です。

3.5 \theendnotes   本文中に挿入することでその位置に,それまで"\endnote"等のコマンドによって生成された後註を列挙表示します
   なお,"\setcounter{endnote}{0}"コマンドを用いると,その後の註番号が再び"(1)"より開始されますので,
   本コマンドとの組合せによって容易に章・節ごとの後註が作成できます.

§4 サンプル

同梱されている samples ディレクトリ中の
  ・single.tex
  ・tate.tex
  ・yoko.tex
で実行し動作を確認してください.

(注意)上記のTeXファイル中に
     \usepackage{bounddvi}の記述は必要ありません.コメントアウトしてください.
     コンパイルは ptex2pdf -l filename.tex で良いです.

(EOF)
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  1. 2015/04/21(火) 10:04:17|
  2. LaTeX Tools