天地有情

[LaTeX] キャプション・パッケージ  いろいろ

キャプション関連のパッケージ を集めました.

■ 次のようなパッケージ が用意されています.

caption00.png

(1)caption.sty --- フロート環境でキャプションをカスタマイズ

caption.sty はバージョンが複数存在します.caption2.sty, caption3.sty などですが,
これらは,ここで紹介する caption.sty に統合化されいるようです.バージョン 3.3 が
現時点での最新版となります.

利用できるクラスファイルは欧文クラスファイルとなっていますが,和文クラスファイル
も使えます.ただし,Warning (Unsupported document class (or package) detected)
が出力されますが問題ありません.

captionパッケージには後述の bicaption.sty, subcaption.sty などが bundle されています.


・インストール
TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

・マニュアル
コマンドラインから texdoc caption-eng を実行するか,上記に同梱の caption-eng.pdf を
お読み下さい.

・使い方

● 主なオプションとコマンドは以下の通りです.

caption01-1.png


● オプションの指定方法

多数のオプションが用意されていますが,オプション指定には次のような方法があります.
なお,オプションはカンマで区切って複数指定できます.

(i) グローバル指定1

   \usepackage [<options>] {caption}
   
   e.g. \usepackage[margin=10pt,font=small,labelfont=bf]{caption}

(ii) グローバル指定2

   \usepackage {caption}
   \captionsetup {<options>}
   
   e.g.
   \usepackage{caption}
   \captionsetup{margin=10pt,font=small,labelfont=bf}

(iii) ローカル指定

   \begin{figure}
    \captionsetup {<options>}
    \caption{...}
   \end{figure}


・サンプル

(A)\captionsetup{format=hang,font=bf,margin=70pt,name=図}を指定
          ("name=図"は和文クラスファイルの場合はデフォルトのため不要です.)

caption01-2.png


(B)\captionsetup{format=plain,font=large,margin=50pt,name=図}を指定

caption01-3.png


(C)\captionsetup{margin=60pt,labelsep=newline,justification=centering}を指定

caption01-4.png

(2)bicaption.sty --- 図・表にバイリンガルの表題が付けられる

bicaptionパッケージは,バイリンガルキャプションの組版をサポートします.

・インストール
TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.
("caption" package に bundle されています.)

・マニュアル
コマンドラインから texdoc bicaption を実行するか,上記に同梱の bicaption.pdf を
お読み下さい.

・使い方

caption02-1.png

オプションは、"caption" パッケージのと同様です.さらに,第二言語のために使用され
る設定を指定します.


・サンプル

caption02-2.png


caption02-3A.png

caption02-3B.png

caption02-3C.png


(3)ccaption.sty --- 図・表のキャプションを変更する

・インストール
TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

・マニュアル
コマンドラインから texdoc ccaption を実行するか,上記に同梱の ccaption.pdf を
お読み下さい.

・使い方

caption03-1.png


・サンプル

caption03-2.png


(A) \contcaption --- 分割した図・表に同じ番号を付ける

caption03-3.png



(B) \legend --- \caption とは別の標題を作る

caption03-4.png


(C)\captiondelim --- 図・表の後の ":" は再設定できる

caption03-5.png



(D)titledオプション指定,\hangcaption, \changecaptionwidth,\captionwidth,\captiontitlefont

caption03-6.png



(E)captionstyle --- \centering, \raggedleft, \raggedright

caption03-7A.png

caption03-7B.png



(4)sidecap.sty --- 図・表の横にキャプションを置く

・インストール
TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

・マニュアル
コマンドラインから texdoc sidecap を実行するか,上記に同梱の sidecap.pdf を
お読み下さい.

・使い方

caption04-1.png


・サンプル

(A)オプション --- outercaption

caption04-2.png


(B)オプション --- innercaption

   同上の逆配置となります.

caption04-3.png


(5)hangcaption --- 長いキャプションの折り返し

長いキャプションを折り返し,インデントされされます.

・ダウンロード
必要に応じて https://www.ctan.org/tex-archive/macros/latex209/contrib/misc からダウンロードします.

・コマンド

\hangcaption{キャプション}

・サンプル

caption05-1.png



(6)その他 --- captdef.sty , capt-of.sty

拙著ブログ( http://konoyonohana.blog.fc2.com/blog-entry-202.html )をご一読ください.

(EOF)
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  1. 2016/08/28(日) 16:16:08|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] subfig --- 複数の図表を並置する  いろいろ

複数の図表を並べて配置するパッケージを集めました.

■ 次のようなパッケージ が用意されています.

subfig00.png


(1)minipageを利用する

あちらこちらで紹介されているオーソドクスな方法の一つです.

・ 使い方

● figure環境の例
  figure環境の中に minipage環境を入れて画像を横並びに配置した例です.
  (念の為,全体をtabular環境で囲って図が自動改行されないようにしています.)

subfig01-1.png



● table環境の例
  table環境の中に minipage環境を入れて表を横並びに配置した例です.
  (念の為,全体をtabular環境で囲って表が自動改行されないようにしています.)

subfig01-2A.png

subfig01-2B.png



● tabular環境の例
  table環境の tabular{cc} 中に minipage環境を入れて表を横並びに配置した例です.

subfig01-3.png



● minipageの幅
  0.48\linewidth : \linewidth の代わりに \columnwidth ,\hsize あるいは \textwidth
  を利用してもよい.


(2)subfig.sty

以前は subfigure.sty がありましたが,現在では obsolete となっております.
代わりに,ここで紹介する subfig.sty が推奨されているようです.

・ インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

・ マニュアル

コマンドラインから texdoc subfig を実行するか,上記に同梱の subfig.pdf を
お読み下さい.


・ 使い方

  プリアンブルに
  \usepackage {subfig}
  を記述します.

• caption と keyval が自動的にロードされます.

● 主なコマンド

subfig02-1.png



・ サンプル

● \subfloat, \subref, \ContinuedFloat, \captionsetup を使った例

subfig02-2.png



● \subfloat, \subref, \captionsetup, table環境を使った例

subfig02-3.png



(3)subfigmat.sty

sub-figure と sub-table のために array/matrix-type の環境を提供します.

・ インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

・ マニュアル

コマンドラインから texdoc subfigmat-doc を実行するか,上記に同梱の subfigmat-doc.pdf を
お読み下さい

・ 使い方

  プリアンブルに
  \usepackage {subfigmat}
  を記述します.

subfig03-1.png



・ サンプル

subfig03-2A.png

subfig03-2B.png



(4)emathの edaenumerate環境 を利用する

emath において,\usepackage{emathEy} を登録すると,edaenumerate環境 が利用できます.
"2列横並び" と "3列横並び" が定義されています.

・ 使い方

  プリアンブルに
  \usepackage{emathEy}
  を記述します.
  
■ 2列横並び
  \begin{edaenumerate} ~ \end{edaenumerate}


■ 3列横並び
  \begin{edaenumerate}<3> ~ \end{edaenumerate}
  オプション<3>を付けます.

・ サンプル

subfig04-1A.png


subfig04-1B.png



(5)figsize.sty

・ 使い方

 \usepackage{figsize} を記述します.
 \SetFigLayout[<sub-captions>]{<rows>}{<columns>}

・ サンプル


subfig05-1A.png


subfig05-1B.png


\begin{minipage{7cm}としてありますが横幅を変えると,
それに応じて図表が伸縮します.リサイズ機能があります.

詳細は拙著ブログ( http://konoyonohana.blog.fc2.com/blog-entry-134.html )をご一読ください.

(注意)コンパイルは pdflatex あるいは lualatex で行ってください.


(EOF)

  1. 2016/08/24(水) 07:18:15|
  2. LaTeX Tools

[ptex-ng] ptex-ng で OpenType を使ってみた

§1 はじめに

最新の ptex-ng では OpenType が利用できるようになっています
w32tex では 最新版であれば,すぐに使えます.

§2 使い方

指定の書式は次の通りです.

   \jfont\xxx=ot:font-name:upjisr-h  以下のサンプルを参照ください.

§3 サンプル

文字コード:utf-8
コンパイル:platex-ng xxx.tex

ptex-ng01.png

(EOF)
  1. 2016/08/22(月) 11:56:31|
  2. pTeX-ng

[LaTeX] 日本語lipsum --- jalipsum.sty を使ってみる

§1 はじめに

lipsum については,拙著ブログ( http://konoyonohana.blog.fc2.com/blog-entry-93.html )で
紹介していますが,パッケージは欧文用のもので,和文用はありませんでした. w32tex では
最新版の cjkzr.tar.xz (2016/08/18付け)で更新すると,jalipsum.sty が入手できます.
(所在: .../texmf-dist/tex/latex/bxjalipsum/bxjalipsum.sty)

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {bxjalipsum}
  を記述します.

2.2 コマンド

  \jalipsum[<range>]{<key>}

§3 幾つかの留意事項

3.1 利用可能な LaTeX

  本パッケージは,platex, uplatex, pdflatex, lualatex, xelatex
  で利用できます.

3.2 コマンド引数の <range> と <key>

jalipsum.sty の内容を見ると,次が登録されています.

(1)いろはにほへとちりぬ…
   \jalipsum[<range>]{iroha}   range=1

(2)寿限無寿限無…
   \jalipsum[<range>]{jugemu}   range=1

(3)吾輩は猫である
   \jalipsum[<range>]{wagahai}   range=1~33

(4)憲法前文
   \jalipsum[<range>]{preamble}  range=1~4

(5)初恋
   \jalipsum[<range>]{hatsukoi}  range=1~4



§4 サンプル:(上記 "(3)吾輩は猫である" の例)

jalipsum01.png


(EOF)
  1. 2016/08/20(土) 13:48:46|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] endfloat --- 図表を エンド・ページ に配置する

§1 はじめに

このパッケージは,記事の最後にすべての図表を置くことです.図や表が正常に発生したであろう
場所の近くには,例えば和文クラスの場合,[図1 about here] の代替テキストが表示され,実体
である図表はエンド・ページ に表示掲載されます.なお,"about here"は日本語に再定義すること
もできます.
専門分野の学会などでは, "図表を エンド・ページ に配置する" 形式の投稿規約が存在します.
ここで紹介する endfloat.sty が役立つものと思われます.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( http://www.ctan.org/pkg/endfloat )から
ダウンロードしてください.


1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc endfloat を実行するか,上記に同梱の endfloat.pdf をお読み下さい.


§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {endfloat}
  を記述します.

多数のパッケージオプションがありますが,本記述ではデフォルト値で取り扱っています.


§3 サンプル

TeXファイルをコンパイルすると拡張子が .fff(figure関係) と .ttt(table関係) という 2つのファイル
が生成されます.各々,エンド・ページ に図表を作成するためのファイルです. .fffと.ttt ファイル
の内容を反映させるためには,"コンパイルを2回" 行う必要があります.




endfloat01-1.png




endfloat01-2.png




endfloat01-3.png




endfloat01-4.png




endfloat01-5.png




endfloat02-1.png


endfloat02-2.png


(EOF)
  1. 2016/08/18(木) 04:16:09|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] wrap-all --- 図表の周囲にテキストを回し込む いろいろ

§1 はじめに

更新版: 2017/05/12 (題名など一部修正)

wrap-all --- 図表の周囲にテキストを回し込む いろいろ

図表の周囲にテキストを回し込む. 関連パッケージ を集めました.
なお,同義の "文章中に穴を開けて図表を配置する" の表現も含みます.

次のようなパッケージ が用意されています.

wrap00.png


§2 使い方・サンプル

(1)wrapfig.sty

いくつかの留意事項:
  -- wrapfigure環境を別の環境(例えばlist環境)の中に使うことはできません.
  -- twocolumnのページレイアウトでは動作します.
  -- フロートしないのでフロートの図は順番通りに出力されます.

・ インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

・ マニュアル

コマンドラインから texdoc wrapfig-doc を実行するか,上記に同梱の wrapfigpdf-doc.pdf を
お読み下さい.


・ 使い方

wrap01-1.png


wrap01-2.png



・ サンプル

wrap01-3.png


wrap01-4.png



(2)floatflt.sty

本パッケージは,LaTeX標準の figure機能 と完全に互換性あります.即ち,

・フロート図と標準の図をどの順番で指定しても構わない.
・標準の図のようにフロート図にもキャプションが付けられる.
・フロート図に付けたキャプションは,標準の \listoffigures で出力できる図目次に挿入される.
・旧名は floatfig.sty (obsolute) であった.

詳細は拙著blog( http://konoyonohana.blog.fc2.com/blog-entry-126.html )をご覧ください.

・ 使い方

wrap02-1.png


wrap02-2.png


wrap02-3.png



(3)picinpar.sty

picinpar.sty は文章中に枠を空け,その部分に"画像"または"表"を挿入します.
挿入位置はオプション指定です.3つの環境が用意されています.

   \usepackage{picinpar}

  ・基本環境 window ....... 汎用
  ・図環境  figwindow ..... 図を挿入する環境
  ・表環境  tabwindow ..... 表を挿入する環境

・ インストール


TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

・ マニュアル

コマンドラインから texdoc picinpar を実行するか,上記に同梱の picinpar.pdf を
お読み下さい.

・ 使い方

wrap03-1.png


wrap03-2.png


wrap03-3.png



・ サンプル

wrap03-4.png



wrap03-5.png



(4)picins.sty

詳細は拙著blog( http://konoyonohana.blog.fc2.com/blog-entry-128.html )をご覧ください.


(5)cut.sty

本文の右や左に小さな図や表を入れるためのマクロです.

・ ダウンロード

cut.sty( http://hayato1224.web.fc2.com/cut.sty )

・ マニュアル

cut_sty.txt( http://hayato1224.web.fc2.com/cut_sty.txt )
(注)ダウンロード後,拡張子.txtを.texに変更してください.


・ 使い方

wrap05-1.png


・いくつかの注意点

--- \begin{left|right***}は段落の先頭に入れます.

--- \end{left|right***}の後ろに空行があってはならない.
  必要な場合には,\Par を置きます.

--- 行数によって,垂直方向のサイズが決まります.

--- 段落には"式"を含むことができますが,3行としてカウントします.

--- 段落が文書の最後にあってはなりません.


・ サンプル

wrap05-2.png


(EOF)
  1. 2016/08/15(月) 11:30:26|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] minipage-marginpar --- minipage box に対応する欄外脚注を生成

§1 はじめに

本パッケージは,minipageや他のボックスに対して \marginpar コマンドが使えるようにし
ます.ボックスがない場合には,minipagewithmarginpars環境 でminipageボックスを生成し,
\marginpar コマンドが使えるようになります.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( http://www.ctan.org/pkg/minipage-marginpar )から
ダウンロードしてください.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc minipage-marginpar を実行するか,
上記に同梱の minipage-marginpar.pdf をお読み下さい.


§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {mpgmpar}
  を記述します.

2.2 コマンド

  ■ \marginpar{...}
    minipageなどボックスであれば欄外脚注に書き込みます.

  ■ minipagewithmarginpars}環境
    ボックスがなければボックスを生成し,欄外脚注に書き込みます.

§3 サンプル

(1)\marginpar の例


mini-margin001.png



(2)minipagewithmarginpars}環境 の例

mini-margin02.png



(EOF)
  1. 2016/08/12(金) 04:32:46|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] tree-package --- ツリー図パッケージ いろいろ

§1 はじめに

更新版: 2017/05/11 (題目変更,一部修正)

ツリー図を作成するパッケージを集めました.

次のようなパッケージが用意されています.

treeSample00.png

§2 使い方・サンプル

(1)tree.sty

  ・ダウンロード:
  必要に応じて http://hayato1224.web.fc2.com/tree.sty からtree.sty をダウンロード
  してください.(マクロを追加した修正版です)

  ・使い方:

treeSample01A.png


  ・サンプル

treeSample01B.png


treeSample01C.png


・長い項目の場合には \\ により,改行できます.




(2)trees.sty

  ・ダウンロード:
  必要に応じて,CTAN( http://www.ctan.org/pkg/treesvr )から
  ダウンロードしてください.

  ・マニュアル:
  コマンドラインから texdoc treedoc を実行するか,
  上記に同梱の treedoc.pdf をお読み下さい.

  ・使い方:

treeSample02A.png


  ・サンプル

treeSample02B.png


treeSample02C.png





(3)ecltree.sty

  ・ダウンロード:
  必要に応じて,CTAN( http://www.ctan.org/tex-archive/obsolete/macros/latex209/contrib/eclbip )
  から ecltree.sty をダウンロードしてください.

  ・マニュアル:
  コマンドラインから texdoc ecltreesample を実行するか,
  上記に同梱の ecltreesample.pdf をお読み下さい.

  ・使い方:

treeSample03A.png


  ・サンプル

treeSample03B.png


treeSample03C.png


treeSample03D.png


treeSample03E.png





(4)eclclass.sty

  ・ダウンロード:
  必要に応じて, http://mechanics.civil.tohoku.ac.jp/bear/bear-collections/style-files/style-fj.html
  から eclclass.lzh をダウンロードしてください.

  ・使い方:

treeSample04A.png


  ・サンプル

treeSample04B.png


treeSample04C.png


treeSample04D.png





(5)qtree.sty

  ・ダウンロード:
  必要に応じて,CTAN( http://www.ctan.org/pkg/qtree )から
  ダウンロードしてください.

  ・マニュアル:
  コマンドラインから texdoc qtreenotes を実行するか,
  上記に同梱の qtreenotes.pdf をお読み下さい.

  ・使い方:

treeSample05A.png


  ・サンプル

treeSample05B.png


treeSample05C.png


treeSample05D.png


treeSample05E.png





(6)tikz-qtree.sty

  ・ダウンロード:
  必要に応じて,CTAN( http://www.ctan.org/pkg/tikz-qtree )からダウンロードしてください.
  TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

  ・マニュアル:
  コマンドラインから texdoc tikz-qtree-manual を実行するか,
  上記に同梱の tikz-qtree-manual.pdf をお読み下さい.

  ・使い方:

treeSample06A.png


  ・サンプル

注意:
   本サンプルではソースファイルについて,以下にご注意ください.


■ 文字コード: 
  utf-8

■ クラスファイル:
  ltjsarticle か ltjarticle が便利です.

■ コンパイル:
  pdflatex, xelatex, lualatex を使います.
  サンプルは日本語が使われていますので,
    lualatex xxx.tex
    または,
    luajitlatex xxx.tex
  としてコンパイルします.

treeSample06B.png


treeSample06C.png


treeSample06D.png


treeSample06E.png





(7)dirtree.sty

    詳細は拙著ブログ( http://konoyonohana.blog.fc2.com/blog-entry-182.html )を
    ご一読ください.

(EOF)
  1. 2016/08/07(日) 09:20:03|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] nonfloat --- 図・表を強制的に現在の位置に配置する

§1 はじめに

本パッケージは,表と図とキャプションを非フローティングにし,指定位置に図・表を
強制的に配置します.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( http://www.ctan.org/pkg/nonfloat )から
ダウンロードしてください.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc nonfloat を実行するか,
上記に同梱の nonfloat-en.pdf をお読み下さい.


§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {nonfloat}
  を記述します.

2.2 フォーマット とコマンド

(1)Non-floating Figureの場合

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\\[\intextsep]
\begin{minipage}{\linewidth}
\centering
\includegraphics[width=0.8\linewidth,clip]{input.pdf}
\figcaption{Figure Caption}
\label{fig:nnn}
\end{minipage}
\\[\intextsep]
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■




(2)Non-Floating Tableの場合

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\\[\intextsep]
\begin{minipage}{\linewidth}
\centering
\tabcaption{Table Captions}
\label{tab:nnn}
\begin{tabular}{lll}
...
\end{tabular}
\end{minipage}
\\[\intextsep]
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(注)
  \\[\intextsep]は,垂直間隔の正確なスペースを挿入します


(3)コマンド

非フローティング表や図の説明を作成するために,キャプションには
二つのコマンドがあります.

● \tabcaption
● \figcaption


§3 サンプル

nonfloat01A.png


nonfloat01B.png


(EOF)
  1. 2016/08/05(金) 04:08:00|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] changes --- 文書の変更(追加,訂正,置換)のマークアップ

§1 はじめに

changesパッケージは,ユーザーが手動で additions, deletions, replacements などの
テキストの変更をマークアップのための手段を提供します.変更されたテキストは別の色
で示されます.削除されたテキストは striked out(中線を引く)されます.

1.1 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc changes を実行するか,
上記に同梱の changes.pdf をお読み下さい.


§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {changes}
  または,
  \usepackage [<options>] {changes}
  を記述します.

<options>:
  ・draft
   変更のマークアップを可能にします.デフォルトのオプションです.
   \usepackage[draft]{changes} あるいは \usepackage{changes}

  ・final
   変更のマークアップを無効にし,唯一の正しいテキストが表示されます.
   \usepackage[final]{changes}

  ・markup
   事前定義された視覚的なマークアップを選択します.明示的なマークアップが指定
   されてない場合,デフォルトのマークアップが選択されます.
   
   \usepackage[markup=<markup> ]{changes}
   
    e.g.
    \usepackage[markup=default]{changes} または, \usepackage{changes}
    \usepackage[markup=underlined]{changes}
    \usepackage[markup=bfit]{changes}
    \usepackage[markup=nocolor]{changes}

  ・addedmarkup, deletedmarkup
   addedmarkupオプションが追加されたテキストの事前定義された視覚的なマークアップが選択されます.
   deletedmarkupオプションは削除されたテキストの事前定義された視覚的なマークアップが選択されます.
   
   \usepackage[addedmarkup=<markup> ]{changes}
   
    e.g.
    \usepackage[addedmarkup=none]{changes} または,\usepackage{changes}
    \usepackage[addedmarkup=uline]{changes}

  ・authormarkup
   authormarkupオプションはauthorの識別の事前定義された視覚的なマークアップが選択されます.
   明示的なマークアップが指定されていない場合,デフォルトのマークアップが選択されています.
   
   \usepackage[authormarkup=<markup> ]{changes}
   
    e.g.
    \usepackage[authormarkup=superscript]{changes} または, \usepackage{changes}
    \usepackage[authormarkup=subscript]{changes}
    \usepackage[authormarkup=brackets]{changes}
    \usepackage[authormarkup=footnote]{changes}
    \usepackage[authormarkup=none]{changes}

  ・authormarkupposition
   authormarkuppositionオプションはauthorの識別の位置を選択します.
   明示的なマークアップが指定されていない場合,デフォルトの値が選択されています.
   
   \usepackage[authormarkupposition= <markup> ]{changes}
   
    e.g.
    \usepackage[authormarkupposition=right]{changes} または, \usepackage{changes}
    \usepackage[authormarkupposition=left]{changes}

  ・authormarkuptext
   authormarkuptextオプションは,authorの識別に使用されるテキストを選択します.
   明示的なマークアップが指定されていない場合,デフォルトの値が選択されています.
   
   \usepackage[authormarkuptext= <markup> ]{changes}
   
    e.g.
    \usepackage[authormarkuptext=id]{changes} = \usepackage{changes}
    \usepackage[authormarkuptext=name]{changes}

  ・ulem
   ulemパッケージのすべてのオプションをパラメータとして指定することができます.
   二つ以上のオプションの場合,中括弧に入れる必要があります.
   
   \usepackage[ulem=<options> ]{changes}
   
    e.g.
    \usepackage[ulem=normalem]{changes}
    \usepackage[ulem={normalem,normalbf}]{changes}

  ・xcolor
   xcolorパッケージのすべてのオプションをパラメータとして指定することができます.
   二つ以上のオプションが中括弧に包含されることがあります.
   
   \usepackage[xcolor=<options> ]{changes}
   
    e.g.
    \usepackage[xcolor=dvipdf]{changes}
    \usepackage[xcolor={dvipdf,gray}]{changes}

(注)changes-packageは,その機能のために既存のパッケージを使用しています.次の
   パッケージが常に必要とされ、changespackageのためにインストールされています.
   (xifthen, xkeyval, pdfcolmk, ulem, xcolor)

2.2 authorの定義
changes-packageはデフォルトの「匿名」(anonymous)のauthorを提供します.authorに応じて変更を追跡
したい場合は、次のように必要なauthorを定義する必要があります.

  ・\definechangesauthor[name={<author's name> }, color={<color> }]{<author's id> }
  
   \definechangesauthorは,変更のための新しいauthorが定義されます.
   ユニークなauthorのIDを定義する必要があり特殊文字やスペースはauthorのid内で
   許可されていません.対応する色やauthor名を定義することができます.色を定義
   しない場合,黒が使用されます. 対応するオプションを設定した場合,authorの
   名前は,変更のリストとマークアップで使用されています.

    e.g.
    \definechangesauthor{EK}
    \definechangesauthor[color=orange]{EK}
    \definechangesauthor[name={Ekkart Kleinod}]{EK}
    \definechangesauthor[name={Ekkart Kleinod}, color=orange]{EK}

2.3 コマンド

すべてが変更されたテキストはマークアップするように設定されています.変更に応じて
以下のコマンドを使用します.

■ newly added text

  ・\added[id=<author's id> , remark=<remark> ]{<new text> }
  
   \addedコマンドは,新しいテキストをマーク.
   新しいテキストは、中括弧で書かれているコマンドの必須の引数です。
   オプションの引数はauthor's IDとremarkするための キーと値 のペアが含まれています.
   author's IDは\definechangesauthorを使用して定義されなければなりません.
   remarkは、特殊文字やスペースが含まれている場合は、remarkを囲む中括弧を使用します.
   
    e.g.
    This is \added[id=EK]{new} text.
    This is \added[id=EK, remark={has to be in it}]{new} text.
    This is \added[remark=anonymous]{new} text.

■ deleted text

  ・\deleted[id=<author's id> , remark=<remark> ]{<deleted text> }
  
   \deletedコマンドはマークがテキストを削除します.
   
    e.g.
    This is \deleted[remark=obsolete]{bad} text.

■ replaced text

  ・\replaced[id=<author's id> , remark=<remark> ]{<new text> }{<old text> }
  
   \replacedコマンドはテキストを置き換えます.必須の引数は新しいテキストと古いテキストです.

    e.g.
    This is \replaced[id=EK]{nice}{bad} text.

2.4 文書の組版

テキストで変更をマーキングした後は,LaTeX で処理することによって生成された文書で
それらを表示することができます.対応するオプションやコマンドで文書を処理すること
により,変更されたテキストがレイアウトされます.

2.5 変更リストの出力

  ・\listofchanges[style=<list|summary> ]
  
   \listofchangesコマンドは、変更のリストまたは要約を出力します.
   スタイル引数は,変更の一覧が印刷されます.デフォルトはオプションです.
   要約を印刷したい場合はオプションの style=summary を使用する必要があります.

2.6 マークアップの出力を抑制

多くの場合,変更を認識した後、変更マークアップを削除したいです.次の方法で,変更
マークアップの出力を抑制することができます.([final]オプション)
    \usepackage[final]{changes}


§3 簡単なサンプル

(1)\added, \replaced, \deleted を使った例

changes01.png


(注)
コンパイルは pdflatex あるいは 和文を含むなら lualatex(または luajitlatex)で行います.   
\listofchanges でリスト出力する場合には, 2回コンパイルします.



(2)\usepackage[final]{changes} finalオプションを指定した場合の例
   オプション [final] は文書を清書します.

changes02.png



(EOF)
  1. 2016/08/03(水) 07:32:30|
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