天地有情

[LaTeX] pgfplots (Revision 1.12.1) --- Examples集

pgfplots (Revision 1.12.1) --- Examples集

§1 はじめに

● pgfplots パッケージは簡単にプロットとラベルされた軸を生成するためのツールを提供しています.
  2次元および3次元の通常のプロット,logplots,半logplotsを描画します.

● pgfplots は PGF/TikZ 上に構築されています.必須ではありませんが TikZ の知識は pgfplots の作業を
  簡素化します.しかし,このライブラリは少なくとも PGFバージョン2.10 を必要とすることに注意してください.

● pgfplotsは,以下の2つのコンポーネントを付属しています.
(1)プロット成分と
(2)数値のフォーマットと数表の後処理を簡素化する Pgfplots Table コンポーネント.
   これは,別のパッケージとして付属しており,独自のマニュアル pgfplotstable.pdf をもっています.

● pgfplots は後方互換性で書かれています.
  後方互換性の問題引き起こさないように以下を "preamble" に記述する必要があります.

  -----------------------------
  \usepackage{pgfplots}
  \pgfplotsset{compat=1.12}
  -----------------------------

1.1 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc pgfplots を実行してください.

§2 LaTeX2e 文書での指定

基本的な書式例を次に示します.

\documentclass{article}
\usepackage{pgfplots}
\pgfplotsset{compat=1.12}
\begin{document}
\begin{tikzpicture}
\begin{axis}[option]
\addplot[option]{...} % 2次元プロットなど
\end{axis}
\end{tikzpicture}
\end{document}

(1)pgfplots は pdflatex でコンパイルすることをターゲットとしています.
   クラスファイルは 欧文クラス(article/report/book,あるいは KOMA-script,standalone などを
   指定すれば良いです.
   この場合,コンパイルは pdflatex foo.tex とします.

(2)ソースファイルに和文が混在するような場合はクラスファイルとして,luatex-ja(ltjsarticle/ltarticle など)
   が利用できます.
   この場合,コンパイルは lualatex foo.tex とします.
   luajitlatex foo.tex とした場合は注意が必要です.preamble に \def\pgfplotsenablelua{0} を付加します.

(3)latex + dvipdfmx の場合は,preamble に 次を記述する必要があります.

   \def\pgfsysdriver{pgfsys-dvipdfm.def}
   %\def\pgfsysdriver{pgfsys-pdftex.def}
   %\def\pgfsysdriver{pgfsys-dvips.def}
   %\def\pgfsysdriver{pgfsys-dvipdfmx.def}
   %\def\pgfsysdriver{pgfsys-xetex.def}
   \usepackage{pgfplots}

§3 サンプル集

注意:
サンプルの中にはテーブルデータを必要とするものがあります.
W32TeX ではこのデータが収録されていませんので,CTAN から pgfplots.zip を一旦ダウンロードし,
その中の pgfplots\doc\pgfplots.doc.src.bz2 を解凍すると所用のデータが得られます.

サンプル集は下記をクリックして下さい.

   (1)pgfplots:Examples(1/2)

   (2)pgfplots:Examples(2/2)

(EOF)







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  1. 2015/08/27(木) 12:10:04|
  2. LaTeX Tools

[MetaPost] 日本語 MetaPost --- uplatex , platex で使ってみる

日本語 MetaPost --- uplatex , platex で使ってみる

§1 はじめに

一応,能書きから.
MetaPost は Jhon Hobby によって開発された図形作成プログラムであり,文法などは D.E.Knuth の
MetaFont とよく似ています.MetaFont がgf形式のフォントを出力するのに対して,MetaPostは
PostScript(EPS)形式のファイルを出力します.科学技術文書の図形を作成するのに便利で強力なツールです.

本編では,W32TeX の uplatex と platex を使った ”日本語 MetaPost” の作成と実行方法などについて説明します.

§2 前準備の確認

既に必要なツールは揃っていると思いますが,念のため以下を確認して下さい.

2.1 uplatex の場合

   ・upmpost.exe
   ・uplatex.exe
   ・dvipdfmx.exe

   いずれも C:\w32tex\bin に格納されています.

2.2 platex の場合

   ・pmpost.exe
   ・platex.exe
   ・dvipdfmx.exe あるいは,dvips.exe + ps2pdf.exe

   いずれも C:\w32tex\bin に格納されています.


§3 uplatex による 日本語 MetaPost --- ソースファイルの文字コードはすべて UTF-8

3.1 例題:

==============================================================
赤いボールを描き,その中に文字列 ”赤いボール”と書き込む.
==============================================================

(1)uplatex において,共通で利用できる header.mp(uplatex用) を作成します.



【説明】
・1,2,6,7行目は ”決まり文句”であり,この通りに書く.2行目は %&uplatex とする.
・3行目   uplatex で使えるクラスファイルを指定.\documentclass{ujarticle}でも可.
・4行目   必要なパッケージ類を記述.
・7行目   etex; を忘れずに.

(2).mp ファイルの作成

ここでは,ball.mp ファイルを作成します.



【説明】

・1行目  前述の header.mp(uplatex用) を inputする.
・2行目  フォントを指定.ここでは "upgbm-h"を使う. -h の代わりに -v とすると 縦書き となる.
・6行目  赤い円を描く.
・7行目  ラベルとして ”赤いボール”を書き込む.
・4,8,9行目は ”決まり文句”であり,この通りに書く.なお,2番目の図形があるときは,beginfig(2)とする.

(3).tex ファイルの作成

ここでは, ball.tex ファイルを作成します.



【説明】

・1行目  [uplatex]オプションを忘れずに.
・4行目  \includegraphics で ball.1 を取り込むように指定.

(4)コンパイルの実行

いよいよコンパイルです.次の upmexec.cmd バッチファイルを作成すれば実行が楽になります.

upmexec.cmd(or .bat)
--------------------------------
@echo off
upmpost %1.mp
uplatex %1.tex
dvipdfmx %1.dvi
del %1.aux %1.log *.mpx *.dvi
--------------------------------

実行: upmexec ball


結果:

mp01.png





§4 platex による 日本語 MetaPost --- ソースファイルの文字コードはすべて Shift_JIS


(1)platex において,共通で利用できる header.mp(platex用) を作成します.



【説明】
・1,2,6,7行目は ”決まり文句”であり,この通りに書く.2行目は %&platex とする.
・3行目   platex で使えるクラスファイルを指定.
・4行目   必要なパッケージ類を記述.
・7行目   etex; を忘れずに.

(2).mp ファイルの作成

ここでは,ball.mp ファイルを作成します.



【説明】

・1行目  前述の header.mp(platex用) を inputする.
・2行目  フォントを指定.ここでは "gbm"を使う.
・6行目  赤い円を描く.
・7行目  ラベルとして ”赤いボール”を書き込む.
・4,8,9行目は ”決まり文句”であり,この通りに書く.なお,2番目の図形があるときは,beginfig(2)とする.

(3).tex ファイルの作成

ここでは, ball.tex ファイルを作成します.



【説明】

・1行目  jsarticle.clsを指定.
・4行目  \includegraphics で ball.1 を取り込むように指定.

(4)コンパイルの実行

いよいよコンパイルです.次の pmexec.cmd バッチファイルを作成すれば実行が楽になります.

pmexec.cmd(or .bat)
--------------------------------
@echo off
pmpost %1.mp
platex %1.tex
* dvips %1.dvi
* ps2pdf %1.ps %1.pdf
del %1.aux %1.log *.mpx *.dvi
--------------------------------

* dvips + ps2pdf の代わりに, dvipdfmx %1.dvi でも可.


実行: pmexec ball


結果:

mp02.png





§5 その他 --- uplatex で処理してみる

5.1 例題:

==============================================================
関数グラフ y=√x を描く.
==============================================================

(3.1 例題: を参考にします.)

(1)header.mp(uplatex用)はそのまま流用します.

(2).mp ファイルの作成

ここでは,function01.mp ファイルを作成します.



(3).tex ファイルの作成

ここでは, fuction01.tex ファイルを作成します.



(4)コンパイルの実行

実行: upmexec function01


結果:

mp03.png



(EOF)
  1. 2015/08/18(火) 10:28:32|
  2. MetaPost

[TeX4ht] TeX4ht --- LaTeX ソースから HTML などを直接出力する変換ツール ~初歩の初歩~

TeX4ht --- LaTeX ソースから HTML などを直接出力する変換ツール ~初歩の初歩~

§1 はじめに

TeX4ht は LaTeX ソースから HTML,XHTML などを直接出力する変換ツールです.
概要を理解するために, 先ずは tex4htk-w32.txt を一読して下さい.
(C:\w32tex\share\texmf-dist\doc\tex4ht\win32\tex4htk-w32.txt)

LaTeX ファイルを 軽快にブラウズできるように,HTMLファイルに変換してくれるのが,TeX4ht です.
同様の機能をもつ LaTeX2HTML を使う人も多いようですが,Windows用 LaTeX2HTML は,インストールや設定が
比較的に面倒な上,私の場合,うまく出来ませんでした.TeX4ht の方は,W32TeX 主宰の角藤さんのおかげで,
簡単に動かすことができました.本編は,この TeX4ht について説明します.

1.1 インストール

(1)jtex-w32.tar.xz(NTT-jTeX,) と tex4htk-w32.tar.xz が必要ですが,W32TeX の"フルインストール"が
   してあれば既に含まれています.

(2)Windows 用の ImageMagic をインストールし,PATH を通しておいて下さい.
   自分のものは,C:\Program Files\ImageMagick-6.9.1-Q16 となっていました.

(3)Windows 用 Ghostscript が使える状態にし,gswin32c.exe に PATH を通しておいて下さい.
   自分のものは,C:\gs\gs9.16 となっていました.

1.2 インストール後の作業

TeX4ht に画像処理アプリケーションを認識させるため,次の設定をします.

C:\w32tex\share\texmf-dist\tex4ht\base\win32 にある tex4ht.env をエディタで開き,

187行目あたりの
Gconvert -trim +repage -density 110x110 -transparent "#FFFFFF" zz%%4.ps %%3

を見つけだし,次の部分を追記します.

G C:\Program Files\ImageMagick-6.9.1-Q16\convert -trim +repage -density 110x110 -transparent "#FFFFFF" zz%%4.ps %%3

フルパスを指定するのは, convert.exe というプログラムが他にあるかも知れないので,それと混同させないための処置です.

※ tex4htk-w32.tar.xz が更新されると,追記した部分がクリアされるものと考え,
 自分の場合は,修正後の ex4ht.env を texmf-local 側にも置きました.即ち,
 C:\w32tex\share\texmf-local\tex4ht\base\win32\ex4ht.env

 また,-density 110x110 の箇所を画像化される文字サイズを大きくするため,-density 150x150 のようにすることも
 可能です.この数字は 1インチ当たりの ピクセル数です.状況に応じて適宜変えてみてください.

1.3 マニュアル

纏まったものが有りません.前述の tex4htk-w32.txt を参考にしてください.


§2 TeX4ht の実行方法

2つの方法が用意されています.
クラスファイルやパッケージは必ず[欧文用]のものを使用することが重要です.欧文用のものに関しては,
大抵のものについては 4ht ファイルが用意されているようです.また、日本語はデフォルトで [Shift_JIS]
となりますので、必ず同梱している jp.cfg を読み込むようにします.実行方法は次のようになります.

2.1 方法 1
    \usepackage[jp,...]{tex4ht}
    としておいて,コマンドラインにおいて
    
    ht jlatex foo
    
    のようにします.このようにオプション付きで tex4ht.sty を読むときは,htjlatex を使ってはいけません.


2.2 方法 2
    \usepackage{tex4ht} あるいは \usepackage{tex4ht}なし
    にしておいて,コマンドラインにおいて
    
    htjlatex foo "jp,..."
    
    のようにします.

どちらを使っても構いませんが,htjlatex の方がオプションでいろいろ指定できるという利点はあります.
元の foo.tex の置いてある所に沢山の中間ファイルが生成されるので、専用のフォルダーを作ってその中で実行する
のがよいです.生成された同名の HTMLファイル foo.html をクリックすれば HTMLファイルがブラウザに表示されます.

注意:
本編では,[方法 2]を使って実行することにします.後ほどのサンプルで示します.

§3 実行時のオプションについて

htjlatex のオプションは3個あり2重 引用符で囲みます.

htjlatex foo "option1" "option2" "option3"

例: htjlatex foo "jp,2" "" " -p"

■ option1:

W32TeX では、日本語設定ファイル "jp.cfg" の中で HTML が選択されており, "jp"と指定することが必須です.
なお,オリジナルの jp.cfg の所在は C:\w32tex\share\texmf-dist\tex\generic\tex4ht にあります.
自分独自の設定をするときは,このオリジナルの "jp.cfg" コピーして書き換える必要があります.
後ほどのサンプルで示します.

"jp,2"のように数字のオプションを付加するとリンク付きの目次を付けてくれます.この数はリンクの深さを表します.

"0 "の時は,目次なしです.
"1 "の時は,f00.tex 全体が一つの HTML ファイルとして出力され,目次はその先頭に入ります.
"2 "の時は,第1レベルで目次のみが作られ,第2レベルで section 毎(設定によっては章等)に独立したファイル
   が作られ subsection 以下は全てそのファイルに入ります.
"3 "の時は第2レベルでは,subsection 以下はリンクが張られるだけで,第3レベルで全てが表示されます.

なお,\documentclass に article を使った場合は目次は生成されません.
各レベルでは[next][previous][up]などで 相互リンクします.

■ option2:

通常の使用では,"option2" を必要とすることはほとんどありません.

■ option3:

通常の使用では,"option3" を必要とすることはほとんどありませんが,画像変換をスキップする "option3"は有用
かもしれません.使用法は htjlatex filename "jp,2" "" " -p" で,-p の前に半角空白が必要です.

§4 HTMLを編集するための TeX4ht コマンド

TeX4ht には,HTMLに変換した後,再びレイアウトを整えたり,リンク を設定したりするためのコマンドが幾つか
用意されています.

4.1 ハイパーテキスト埋め込み用コード: \HCode{...}

   \HCode{...}を使えば,{...}の中にどんな HTML タグでも書き込めます.幾つかの例を挙げておきます.
   例: (1) \def\htbf#1{\HCode{<strong>}#1\HCode{</strong>}}
      (2) \def\htvskip{\HCode{<p />}}
      (3) \def\htpar{\HCode{<br />}}
      (4) \HCode{<hr width="50\%" size=5 color="blue">}
      (5) \HCode{<center>}
      (6) \HCode{</center>}

4.2 HTML用の文字生成: \Hchar{...}

   \HChar{..}は 1 文字だけの HTML コードを書き出すコマンドです.
   HTML内では例えば "<" や ">" を使いたくても、タグと見なされて表示されません.
   そのとき HTMLでは、"<"とか">"と記します.
   \HChar{..}はこれと同じ番号を入れることにより、一文字だけの HTMLコードを書き出します.
   例:
\HChar{32} → "スペース"
\HChar{36} → "$"
\HChar{37} → "%"
\HChar{38} → "&"
\HChar{60} → "<"
\HChar{62} → ">"
\HChar{63} → "?"
\HChar{126}→ "~"
\HChar{165}→ "\"

4.3 外部画像の貼り付け: \Picture[alt]{file-name attributes}

   外部画像ファイルを表示したいときに使います. [alt] は、画像ファイルが見つからないときに表示する
   代替テキストであり,無くてもかま いません.

§5 サンプル

5.1 「sample4ht」ディレクトリの作成

作業用として,Desktop上に 「sample4ht」ディレクトリを作成します.この中に次を配置します.

・コンソールコマンド ----- cmd.exe ショートカット
・環境ファイル ----------- jp.cfg
・LaTeX ソースファイル --- main.tex
・利用する画像ファイル --- pic.png

4ht01.png


なお,main.tex をコンパイルすると main.css, main0x.png, main.html が生成されます.
この他に多数の中間ファイルが出来ますが削除してあります.コンパイルに関しては後述します.


5.2 jp.cfg の作成

C:\w32tex\share\texmf-dist\tex\generic\tex4ht にあるオリジナルの "jp.cfg" コピーして
次のような独自の jp.cfg を 作成します.

4ht02.png


【説明】
オリジナルの "jp.cfg" に対して 4行目~9行目 (CSS)を追加してあります.
それ以外(1,2,3,10行目)は決まり文句です.

1行目:HTML が選択されている.
2行目:文字コードは Shift_JIS が使われる.
5行目:body 本文背景はカラーを指定.
6行目:font "MS P ゴシック"を指定.
7行目:メインエリアを設定している.

5.3 main.tex の作成

4ht03AA.png
4ht03BB.png


5.4 コンパイル

Desktop上の 「sample4ht」ディレクトリ内で cmd.exe を起動させ,次のコマンドを実行します.

 htjlatex main.tex "jp"

この結果, main.html が生成されます.これをクリックするとブラウザが立ち上がり,表示されます.

なお,画像仕様に変更がなければ,2回目以降のコンパイルは -p オプションを付けると処理が速くなります.

 htjlatex main.tex "jp" "" " -p"

4ht04.png

§6 幾つかの"小技"

私のPC(Windows7)で経験したことを書き留めておきます.適用したバージョン番号などにより,一部ことなる
場合があるかも知れません.ご了承下さい.

(1)ボールド体の出力
   \textbf{...}, {\bf ...}, {\em ...} は無視されます.
   代わりに \def\htbf#1{\HCode{}#1\HCode{}} を定義して,\htbf{...} を使います.

(2)数式関係
   ・$ ... $ は使わず
    代わりに \(......\) を使います.

   ・$$ ... $$ は使わず
    代わりに \[......\] を使います.

   ・amsmath パッケージ は使わず
    代わりに LaTeX標準の equnarray環境 を使います.(\begin{eqnarray}~\end{eqnarray})

(3)図表のキャプション
   \usepackage{captdef} を登録し,
   \figcaption{...} あるいは \tabcaption{...} を使います.

(4)空行の作成
   \bigskip, \medskip, \smallskip は無視されます.
   代わりに \def\htvskip{\HCode{

}} を定義して,\htvskip を使います.


■ 参考サイト

LaTeX をウエッブに載せよう
(http://osksn2.hep.sci.osaka-u.ac.jp/~naga/miscellaneous/tex4ht/tex4ht-howto.html#tex4ht-howtose3.html)
注意:2003年7月に作成されており,現在ではコマンドの一部が変更されている箇所もあります.

  1. 2015/08/11(火) 10:55:12|
  2. TeX4ht

[LaTeX] alertmessage --- 警告メッセージを表示する

alertmessage --- 警告メッセージを表示する

§1 はじめに

このパッケージには警告メッセージを表示する,美しいボックスが用意されています.
情報,警告,エラー,成功メッセージに使用できる4アラートが用意されています.
それぞれが独自の色とアイコンで表示されます.

1.1 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc alertmessage を実行してください.

§2 LaTeX2e 文書での指定方法

2.1 書式

プリアンブルに
  \usepackage{alertmessage} を記述します.


2.2 4つのコマンドを用意

● \alertinfo
   情報メッセージを示す青色の警告が表示されます.

● \alertsuccess
   成功したメッセージを示す緑色の警告が表示されます.

● \alertwarning
   警告メッセージを示すオレンジ色の警告が表示されます.

● \alerterror
   エラーメッセージを示す赤色の警告が表示されます.

§3 サンプル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{ltjsarticle}
\usepackage{alertmessage}
%
\begin{document}
\section{alertinfo}
\alertinfo{TeX Wiki は,TeX, LaTeX, PDF, PostScript などに関する情報を提供する,
読者参加型ページです.}

\section{alertsuccess}
\alertsuccess{ツールバーのDVIボタンを押します.下のDVIファイルが表示されれば成功です.}


\section{alertwarning}
\alertwarning{LaTeX Font Warning: Font shape `attributes' in size size not available
external font `fontname' used .... }

\section{alerterror}
\alerterror{! LaTeX Error: Cannot determine size of graphic in filename (no BoundingBox). }
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

alertmessge01.png



[あとがき]

類似のパッケージとして,次のものがあります.

notes --- ドキュメント内の特別なセクションをアイコンでマークする
http://konoyonohana.blog.fc2.com/blog-entry-135.html


(EOF)
  1. 2015/08/08(土) 10:06:27|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] mpgraphics --- LaTeX文書中に MetaPostコード を埋め込み実行する

mpgraphics --- LaTeX文書中に MetaPostコード を埋め込み実行する

§1 はじめに

mpgraphicsパッケージは,直接LaTeX文書に,すべてのMetaPostのコードをもつことができ,
LaTeX を実行した場合,LaTeX 出力で MetaPost のグラフィックスを見ることができます.
このパッケージは,pdfLaTeX と XeLaTeX フォーマットに対応しています.

1.1 要件

● LaTeX,pdfLaTeX またはXeLaTeX は -shell-escapeオプションを指定して呼び出す必要があります.

● epstopdfプログラムの最新バージョンが必要です.

● color,graphicx,ifpdf,ifplatform,iftex,moreverb,および xkeyvalパッケージの最新バージョンが必要です.


1.2 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.


1.3 マニュアル

コマンドラインから texdoc mpgraphics を実行してください.

§2 LaTeX2e 文書での指定方法

2.1 書式

プリアンブルに
  \usepackage{mpgraphics} を記述します.

2.2 環境

(1)mpdisplay 環境

   mpdisplay環境では,中央に MetaPost のグラフィックを display mode で配置します.

 ■ 形式:

   ---------------------
   \begin{mpdisplay}
    <MetaPost codes>
   \end{mpdisplay}
   ---------------------

 ■ サンプル:

ファイル名 foo01.tex (utf-8)
   -----------------------------------------------
   \documentclass{article}
   \usepackage{mpgraphics}
   \begin{document}
    \begin{mpdisplay}
    draw for i=0 step 0.1 until 360:
    4cm*(sind(7*i)*cosd(i),sind(5*i)*sind(i))..
    endfor cycle;
    \end{mpdisplay}
   \end{document}
   -----------------------------------------------

   コンパイル:
    pdflatex foo01.tex

   結果:
    foo01.pdf が得られます.また,foo01-fig.pdf も合わせて得られます.

mpgraphics01.png



ファイル名 foo02.tex (utf-8)
   -----------------------------------------------
   \documentclass{article}
   \usepackage{mpgraphics}
   \begin{document}
    \begin{mpdisplay}
    for i=0 step 0.1 until 360:
    draw 3cm*(sind(2*i),cosd(3*i))
    withpen pencircle scaled 2bp;
    endfor;
    \end{mpdisplay}
   \end{document}
   -----------------------------------------------

   コンパイル:
    pdflatex foo02.tex

   結果:

mpgraphics02.png




(2)mpinline 環境

   インラインモードで MetaPost のグラフィックスを配置します.

 ■ 形式:

   ---------------------
   \begin{mpinline}
    <MetaPost codes>
   \end{mpinline}
   ---------------------

 ■ サンプル:

ファイル名 foo03.tex (utf-8)
   -----------------------------------------------
   \documentclass{article}
   \usepackage{mpgraphics}
   \begin{document}
   *******
   \begin{mpinline}
    u=50;
    fill (u,0)..(2u,u)..(u,2u)..(0,u)..cycle withcolor red;
    label("Red Ball",(u,u));
   \end{mpinline}
   *******
   \end{document}
   -----------------------------------------------

   コンパイル:
    pdflatex foo03.tex

   結果:

mpgraphics03.png




(3)mpdefs 環境

   グローバルなMetaPostの定義と入力

 ■ 形式:
 
   -------------------------------------------------
   \begin{mpdefs}
    <global MetaPost definitions and inputs>
   \end{mpdefs}
   -------------------------------------------------

 ■ サンプル:

ファイル名 foo04.tex (utf-8)
   -------------------------------------------------
   \documentclass{article}
   \usepackage{mpgraphics}
   \begin{document}
   \begin{mpdefs}
    input graph ;
    interim linecap := 2;
    defaultfont:="rpplb" ;
    defaultscale:=2.0 ;
   \end{mpdefs}
   %
   \begin{mpdisplay}
    draw begingraph(6cm,4cm);
    gdata("bou.d",v,path p;
    augment p (v1,0 );
    augment p (v1,v2);
    gdraw p withpen pencircle scaled 4bp;
    );
    glabel.bot(btex CASE etex,OUT);
    glabel.lft(btex VALUE etex rotated 90,OUT);
    glabel.top("Bar Graph",OUT);
    endgraph;
   \end{mpdisplay}
   \end{document}
   -------------------------------------------------

   データファイル bou.d (utf8)
   -----------
   0 85
   1 90
   2 100
   3 95
   4 70
   5 75
   6 90
   7 100
   8 110
   9 120
  10 115
   -----------

   コンパイル:
    pdflatex foo04.tex

   結果:

mpgraphics04.png




(4)ltxpreamble 環境

   LATEXパッケージとマクロは,MetaPostのグラフィック内で使用

 ■ 形式:
 
   -------------------------------------------------
   \begin{ltxpreamble}
    <LATEX packages and macros used within MetaPost graphics>
   \end{ltxpreamble}
   -------------------------------------------------

 ■ サンプル:

ファイル名 foo05.tex (utf-8)
   -------------------------------------------------
   \documentclass{article}
   \usepackage{mpgraphics}
   \begin{document}
%
   \begin{mpdefs}
   defaultfont:="ptmr8r";
   warningcheck:=0;
   \end{mpdefs}
   %
   \begin{ltxpreamble}
    \usepackage{newtxmath}
   \end{ltxpreamble}
   %
   \begin{mpdisplay}
   u=2cm;
   drawarrow (-.5u,0)--(4u,0);
   drawarrow (0,-.5u)--(0,2u);
   pickup pencircle scaled 1bp;
   draw (0,0) {up}
    for x=1 upto 8: ..(x/2,sqrt(x/2))*u endfor;
   label.lrt (btex $y = x^{\frac{1}{2}}$ etex, (3,sqrt(3))*u);
   label.rt (btex $x$ etex,(4,0)*u);
   label.top (btex $y$ etex, (0,2)*u);
   label.llft(btex $0$ etex,(0,0));
   label.urt (btex ORIGIN etex,origin);
   \end{mpdisplay}
   \end{document}
   -------------------------------------------------

   コンパイル:
    pdflatex foo05.tex

   結果:

mpgraphics05.png



(EOF)
  1. 2015/08/07(金) 07:40:33|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] notes --- ドキュメント内の特別なセクションをアイコンでマークする

notes --- ドキュメント内の特別なセクションをアイコンでマークする

§1 はじめに

このパッケージは,ボックスにテキストを入れてマージンにアイコンを追加することで,
文書内のテキストの重要な部分を強調するための環境を提供します.

1.1 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc notes を実行してください.

§2 LaTeX2e 文書での指定方法

2.1 書式

プリアンブルに
  \usepackage[option]{notes}を記述します.
  一般的には,何もオプションを指定する必要はありません.

2.2 3つの環境を用意

● importantnote環境

● warningnote環境

● informationnote環境

パッケージには3つのアイコンが含まれています.EPS,PDF,pngが含まれています.
アイコンを変更するには,独自のものを使用して適切な名前にファイルの名前を変更します.

§3 サンプル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{jsarticle}
\usepackage{notes}
%
\begin{document}
\section{importantnote環境}
\begin{importantnote}
ここには重要な注意事項が記述される
\end{importantnote}

\section{warningnote環境}
\begin{warningnote}
これは警告の例です.ボックス内のテキストの量に制限はないが,
単一行または複数行をすることができる
\end{warningnote}

\section{informationnote環境}
\begin{informationnote}
ここには,インフォメーションが記述される
\end{informationnote}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

notes.png



[あとがき]

類似のパッケージとして,次のものがあります.

bclogo.sty の使い方:
http://konoyonohana.blog.fc2.com/blog-entry-59.html


tcolorbox.sty を使ってみた:
http://konoyonohana.blog.fc2.com/blog-entry-61.html
  1. 2015/08/02(日) 09:39:52|
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