天地有情

[LaTeX] figsize --- グラフィックスを自動サイズ設定する

figsize --- グラフィックスを自動サイズ設定する

§1 はじめに

従来,複数のグラフィックスを並べ,且つ 図に異なる見出しを付けるパッケージとして subfigure がありました.
今回,紹介する figsizeパッケージは graphicxパッケージを使用して,グラフィックスの自動サイズ設定を有効に
します.(動的に正しいグラフィックス サイズを計算します)

1.1 ダウンロード

CTAN(http://www.ctan.org/pkg/figsize)から入手できます.

1.2 インストール

texmf-local側にインストールすれば良いと思います.

取り敢えず,
C:\w32tex\share\texmf-local\tex\latex 下に figsize.sty を配置します.
C:\w32tex\share\texmf-local\doc 下に figsize.pdf を配置します.

その後, mktexlsr を実行します.

1.3 マニュアル

コマンドラインから texdoc figsize.pdf を実行してください.


§2.LaTeX2e 文書での指定方法

プリアンブルに
  \usepackage{figsize} を記述します.

2.1 基本的なコマンド

動的にグラフィックの幅と高さを定義する figsizeパッケージは、目的のレイアウトを指定できるようにします.

  \SetFigLayout[<extra space for long captions>]{<rows>}{<columns>}

● どのページにも収まる必要があり,グラフィックスの <rows> と <columns> の数を指定します.

● 長いキャプションを持っている場合,ページ上許容されるべきであるか パッケージに伝えることができ,
  graphicxパッケージのコマンドを使用してグラフィックを含みます.--- \includegraphics{filename}

● \SetFigLayoutは{2}{3}アルゴリズムは,2段、3列 に収まるように コマンド \includegraphics{...} と
  挿入されたグラフィックスのサイズが自動設定されます.

● \SetFigLayout{}{} が発行されるとパッケージは、2つの新しい相対的な長さ \figwidth と \figheight を
  再定義します.

§3.サンプル

(1)ソースファイル --- 画像2段3列の例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{ltjsarticle}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{figsize}
%
\begin{document}
\begin{figure}
\SetFigLayout{2}{3}
\subfigure[A1 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\hfill
\subfigure[A2 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\hfill
\subfigure[A3 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}} \\
\subfigure[B1 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\hfill
\subfigure[B2 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\hfill
\subfigure[B3 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\caption{Donald-duck の絵}\label{fig:1}
\end{figure}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

figsize01.png




(2)上ソースファイルにおいて \SetFigLayout{1}{6} を指定の例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{figure}
\SetFigLayout{1}{6}
\subfigure[A1 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\subfigure[A2 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\subfigure[A3 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\subfigure[A4 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\subfigure[A5 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\subfigure[A6 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\caption{Donald-duck の絵}\label{fig:1x}
\end{figure}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

   画像サイズが自動的に設定されています.画像サイズは \figwidth と \figheight に設定されています.
   (\the\figwidth および \the\figheight で設定値を参照できます)

figsize01x.png




(3)上ソースファイルにおいて \SetFigLayout{2}{4} (8画像)を指定の例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{figure}
\SetFigLayout{2}{4}
\subfigure[A1 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\hfill
\subfigure[A2 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\hfill
\subfigure[A3 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\hfill
\subfigure[A4 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}} \\
\subfigure[B1 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\hfill
\subfigure[B2 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\hfill
\subfigure[B3 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\hfill
\subfigure[B4 subfigure.]{\includegraphics{donald.jpg}}
\caption{Donald-duck の絵}\label{fig:2}
\end{figure}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

figsize02.png




(4)上ソースファイルにおいて \SetFigLayout{1}{2} (2画像)を指定の例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{figure}
\SetFigLayout{1}{2}
\subfigure[A1 subfigure.]{\includegraphics{tiger.pdf}}
\subfigure[A2 subfigure.]{\includegraphics{golfer.pdf}}
\caption{Tiger \& Golfer}\label{fig:3}
\end{figure}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

figsize03.png




(5)上記と同様であるが,用紙を A5 サイズとした例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a5paper]{ltjsarticle}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{figsize}
%
\begin{document}
\begin{figure}
\SetFigLayout{1}{2}
\subfigure[A1 subfigure.]{\includegraphics{tiger.pdf}}
\subfigure[A2 subfigure.]{\includegraphics{golfer.pdf}}
\caption{Tiger \& Golfer}\label{fig:3}
\end{figure}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

   A4 → A5 サイズダウンに伴い画像も自動的に縮小されます.

figsize04.png



(EOF)

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  1. 2015/07/30(木) 08:59:26|
  2. LaTeX Tools

LuaスクリプトをEXE化する

LuaスクリプトをEXE化する

インストールする環境にあわせて 32 ビットまたは 64 ビット版の圧縮ファイルをサイトからダウンロードします。
Lua - Joe DF's Builds - http://joedf.users.sourceforge.net/luabuilds/

以下は "32bit版" について説明します.

§1 インストール

● 32bit版
   lua-5.3.0_Win32_bin.zip
   
     展開されたフォルダーには以下のファイルが入っています。
     lua.exe
     luac.exe
     lua53.dll

   srlua-5.3.0_Win32_bin.zip

     こちらには次のファイルが入っています。
     glue.exe
     srlua.exe
     lua53.dll

(注意)lua53.dll は両方に存在しますが,バージョンが同じであれば,
    lua.exe と同じフォルダーに入れても構いません.
    展開したフォルダーを環境変数 PATH に追加して下さい.

    こちらでは,D:ドライブに [lua5.3-win] フォルダーを作成し,そこに配置しました.

lua53-win01.png



§2 使い方

Lua の主な使い方について紹介します.

lua : スクリプトの実行 ---- lua hello.lua
lua -e "print(\"Hello world!\")" --- -e オプションでワンライナーの実行もできます.
lua-i : 対話モード --- lua.exe -i
luac.exe : バイトコンパイル
luac.exe -o hello.luac hello.lua
lua.exe hello.luac

■ 実行ファイルの作成

glue "srluaのPATH" "スクリプトファイル" "生成ファイル名"

glue srlua.exe hello.lua hello.exe

■ 例えば,次のようなバッチファイルを作成した方が簡単です.

batch file名 --- lua2exe.cmd

内容:
-----------------------------------------------
glue srlua.exe %1.lua %1.exe
-----------------------------------------------

実行:
lua2exe filename (拡張子不要)


§3 サンプル

file name=foo.lua
encoding=utf-8
============================
-- lua sample test

print("hello,こんにちは")

============================

(1)cmd.exe を起動させ,foo.lua が正常に動作しているかをチェックします.

lua53-win02.png


   日本語が文字化けしています.cmd.exe はデフォルトが SJIS 対応ですので
   utf-8コードは文字化けします.次のように対策します.
   cmd.exe のプロパティ → フォントから "MS ゴシック" を選択します.

lua53-win03.png


(2)cmd.exe において次のコマンドを実行し,SJISモードを UTF-8 モードに切り替えます.
   (コードページをコマンド 「chcp 65001」で切り替えます:65001 はUTF-8)

(3)切り替わったら,もう一度 foo.lua スクリプトを実行します.

lua53-win04.png


   こんどは,日本語が正しく表示されました.

(4)それでは,上記に掲げたバッチファイル lua2exe.cmd で EXE化します.
   (a) lua2exe foo (拡張子は付けない)を実行すると, foo.exe が生成されます.

lua53-win06.png

   (b) 続いて,生成された foo.exe を動作させます.

lua53-win05.png


(EOF)
  1. 2015/07/27(月) 10:18:00|
  2. Program

Rubyスクリプトを実行ファイル(EXE)に変換する(備忘録)

Rubyスクリプトを実行ファイル(EXE)に変換する(備忘録)

■ はじめに

Rubyスクリプトを ocra による Wndows の実行ファイル(EXE)に変換します.
スクリプトをEXEに変換するメリット,デメリットの議論は脇に置いて,とにかく EXE化することに
ついてのみ説明します.

■ 私の環境

  ・Windows 7
  ・Ruby-1.9.3-p194

■ インストール

  gem install ocra

■ 使い方

自作のスクリプト foo.rb を作成し,
ruby foo.rb
を実行します.正しく処理できたことを確認した後に,次の ocra コマンドでEXE化します.

  ocra foo.rb

■ 超簡単なサンプル

(1)ソースファイル: foo.rb

===================================
# encoding: utf-8

print("おはよう\nHello World ")
===================================

(2)ruby foo.rb を実行して正常動作を確認する

ruby-exe01.png


(3)ocra foo.rb を実行して EXE化 する

ruby-exe02.png


   次のアイコンが表示されます.

ruby-exe03.png


(4)foo.exe を実行する

ruby-exe04.png



(EOF)
  1. 2015/07/22(水) 10:45:58|
  2. Program

[LaTeX] fast-diagram --- FASTダイアグラムを簡単に作成する

fast-diagram --- FASTダイアグラムを簡単に作成する

§1 はじめに

本パッケージは TikZ/ PGF ツールを使用して FASTダイアグラムを生成する簡単な手段を
提供します. FASTダイアグラムは設計方法における機能解析技術のために有用です.

FASTダイアグラムとは
米国VE(value engineering / 価値工学)協会の国際大会でチャールズ・バイザウェイ氏により発表された
ロジック・ツリーです.FASTは「ファスト」と読み,Functional Analysis System Technique の頭文字を
とったものです.

右から左に向かって「What for(何のため)」,左から右に向かって「How to(どうやって)」のロジックに
なっています.そして,上下方向に「When/If(どんなとき)」のロジックを使う場合もあります


1.1 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc fast-diagram を実行してください.(フランス語)

§2 LaTeX2e 文書での指定方法

2.1 書式

プリアンブルに
  \usepackage[<options>]{fast-diagram} を記述します.
  option は shortcut を意味する [raccourcis] です.shortcut内容については後述します.

2.2 書式のサンプル

  書式のサンプルを示します.\begin{fast} ~ \end{fast} 環境の中に FASTコード を記述します.
  
  foo.tex
  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  %% 文字コード:UTF-8
  \documentclass{ltjsarticle}
  \usepackage[raccourcis]{fast-diagram}
  \usepackage{scalefont}
  \begin{document}
   \begin{fast}{Base Function}
    % FAST code を記述
   \end{fast}
  
   \end{document}
  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

  ★クラスファイルは ltjsarticle を使っていますが,scrartcl や article でも構いません.
  ★文字コードは UTF-8 とします.

■ コンパイルの仕方
(クラスファイルが ltjsarticle の場合)

  luajitlatex foo.tex
  または
  lualatex foo.tex

■ コンパイルの結果
  正しくコンパイルできたら foo.pdf が生成されます.

§3 コマンド

次の shortcut が用意されています.

  \fastFT   → \FT   ベース以降のファンクション
  \fastST   → \ST   次段以降の Solution ファンクション
  \fastVide  → \FV   境界(フレーム)なしのファンクション
  \fastTrait  → \trait  ファンクション をスルーするコネクション


§4 基本的なサンプル

(1)直列および並列に使用する例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{fast}{Function 基底}
\FT{Required-1}{\FT{FT11}{} \FT{FT12}{}}
\FT{Required-2}{\FT{FT21}{} \FT{FT22}{}}
\end{fast}
\fastReset
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

fast01.png


(2)\fastFT(\FT)のキーワードオプション指定

キーワード[ou] (これは[or]のこと) 接続を表すために、コネクタをシフトします.

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{fast}{Function 基底}
\FT{FT1}{\FT{FT1}{} \FT[ou]{FT2}{}}
\end{fast}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

fast02.png


(3)\fastST(\ST): 技術的な解決策の内容を指定する例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{fast}{Function 基底}
\ST{Technical solution}
\end{fast}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

fast03.png


(4)\fastVide(\FV): 境界なし表示の例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{fast}{Function 基底}
\FT{FT1}{\FV{フレームなし1} \FV{フレームなし2}}
\FT{FT2}{\FV{\includegraphics[width=1cm]{book.jpg}}}
\end{fast}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

fast04.png


(5)カラー表示

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\definecolor{fastCouleurTexteFS} {named} {white}
\definecolor{fastCouleurBorduresFS} {named} {red}
\definecolor{fastCouleurFondFS} {named} {red}
\definecolor{fastCouleurTexteFT} {rgb} {1,0,1}
\definecolor{fastCouleurBorduresFT} {rgb} {0,1,0}
\definecolor{fastCouleurFondFT} {rgb} {1,1,0}
\definecolor{fastCouleurTexteST} {named} {brown}
\definecolor{fastCouleurBorduresST} {named} {blue}
\definecolor{fastCouleurFondST} {rgb} {0.5,1,1}
\definecolor{fastCouleurConnecteurs} {rgb} {1,0.5,1}

\begin{fast}{Function 基底}
\FT{FT1}{\ST{Sol 1}}
\FT{}{\ST{Sol2}}
\end{fast}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

fast05.png


§5 簡単な FAST 例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{fast}{セミナ参加者を募集}
\FT{開催日を決定する}{\FT{セミナルームを確保}{\FT{空きルームの調査}{}\FT{参加人員を調査}{}}}
\FT{開催を通知}{\FT{案内資料を作成}{}}
\end{fast}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

fast06.png


§6 汎用ツリー図の作成

本来のFAST目的から外れて,単純に"ツリー図"作成に適用してみました.

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{fast}{動物}
\FT{哺乳類}{\FT{人間}{} \FT{鯨}{}}
\FT{両生類}{\FT{山椒魚}{} \FT{鮭}{}}
\FT{魚 類}{\FT{鮫}{} \FT{秋刀魚}{}}
\end{fast}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

fast07.png


あとがき:

本パッケージは命令やパラメータなどがフランス語となっております.
個人的には,ユーザーインタフェース部を英語流に書き換えたものを
texmf-local側に用意して利用しています.

(EOF)
  1. 2015/07/21(火) 13:23:00|
  2. LaTeX Tools

[LuaLatex] gnuplot-lua-tikz --- lualatex で gnuplot する

gnuplot-lua-tikz --- lualatex で gnuplot する

§1 はじめに

gnuplot で作成したグラフィクスを LaTeX や ConTeXt などに取り込むパッケージが既に幾つか
存在します.今回,紹介するのは gnuplot-lua-tikz パッケージです.概要を把握するために,
C:\w32tex\share\texmf-dist\doc\generic\gnuplot-lua-tikz\gnuplot-lua-tikz.pdf が参考になります.
以下は,W32TeX 関係で, lualatex での処理について説明していますが,platex や ConTeXt でも可能です.

1.1 パッケージのインストール

gnuplot-lua-tikz パッケージは TeXLive/W32TeX などには
C:\w32tex\share\texmf-dist\tex\latex\gnuplot-lua-tikz
に,標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありませが,最新版の gnuplot のインストールの
確認が必要です.

1.2 最新版の gnuplot のインストール

W32TeX の Topページ( http://w32tex.org/index-ja.html ) に進み,ページの後半の
=== Gnuplot 5.1 patch level 0 の Windows 版 (開発中の版)=== の項目から

● gp51pl0-win32-setup.exe (32bit版)

● gp51pl0-win64-setup.exe (64bit版)

のいずれかを PCマシンに合わせてインストールします.
さらに,
同じところに説明あるように, gpfc-cache -v を実行します.

-----------------------------------------------------------------------
C:\Users\uname\Desktop| gpfc-cache -r -v

Creating chache files for fontconfig.
It requires rather a long time, especially
if you have many large font files. Be patient.

ここで,PC性能にも依りますが 10~15分程度待ちます.
その後,以下のメッセージで終了となります.

C:/Windows/fonts: caching, new cache contents: 1392 fonts, 0 dirs
C:/Program Files/gnuplot/fonts/cache: cleaning cache directory
gpfc-cache: succeeded
-----------------------------------------------------------------------

1.3 マニュアル

(1)コマンドラインから texdoc gnuplot-lua-tikz を実行してください.

(2)gnuplot を起動させて次を実行します.参考になるでしょう.

   gnuplot> set term lua tikz help


§2 サンプル

練習ですので,DeskTop上に[sample]ホルダーを作成し,その中に gnuplot実行ファイル wgnuplot.exe と
コマンドシェル cmd.exe のショートカットを配置します.さらに,以下で説明する gnuplotプログラム gfigure.pltと
メインの LaTeX ファイル main.tex をエディタで作成し配置します.作業はこのホルダーの中で行います.

GPlua01.png

2.1 ソースファイルの作成

(1)gnuplotプログラム gfigure.plt の作成

-----------------------------------------------------------------
set term lua tikz font '\ttfamily,14.4'
set out 'gfigure.tex'
set title 'パラメトリック図形' font '\sffamily,24.88,fill=red'
set parametric
set sample 300
unset key
unset border
unset xtic
unset ytic
plot [t=0:2*pi] cos(3*t),sin(5*t) lw 4
-----------------------------------------------------------------

(2)LaTeX ファイル main.tex

-----------------------------------------------------------------
\documentclass{ltjsarticle}
\def\pgfsysdriver{pgfsys-pdftex.def}
\usepackage{gnuplot-lua-tikz}
\usepackage{type1cm}
%
\begin{document}
\input{gfigure.tex}
\end{document}
-----------------------------------------------------------------

2.2 コンパイル関係

(1)gfigure.plt から 出力ファイル gfigure.tex の生成

wgniplot.exe をクリック.起動後 load コマンドを実行します.

GPlua02.png

ホルダー内に gfigure.tex が生成されていることを確認します.

【注】gnuplot-tikz.lua が見つからないというメッセージが出た場合には次を Path に追加してみてください.

   C:\Program Files\gnuplot\share\luaterm

(2)main.tex をコンパイルし,main.pdf を生成します.

cmd.exe をクリック.起動後 lualatex コマンドを実行します.

GPlua03.png

ホルダー内に main.pdf が生成されていることを確認します.

(3)main.pdf を表示する.

GPlua04.png


(EOF)

  1. 2015/07/15(水) 09:12:35|
  2. lualatex

dpic --- 図形作成プログラミング言語

dpic --- 図形作成プログラミング言語

§1 はじめに

pic とは,簡単なフローチャートのような図を作成するためのプログラミング言語
(A Graphics Language for Typesetting) です. troff 用図形プリプロセッサとして実装されています.
dpic は Dwight Aplevichによって作成された LaTeX文書や Webファイルの図を生成するために用いられます.

pic または gpic プロセッサ同様に pic言語の基本的な知識が必要とされます.
しかし、後述の dpic言語マニュアルの付録A,Bに記載されています.

dpic は,ほとんどの部分は gpicの入力を受け入れますが,若干の違いがあることに注意が必要です.

1.1 インストール

https://ece.uwaterloo.ca/~aplevich/dpic/ から 以下をダウンロードの上,インストールしてください.

   (1)dpic.zip  -- doc や examples などが含まれる
   (2)PC executable -- コンパイラ dpic.exe
   (3)dpic manual -- マニュアル(PDF)

1.2 マニュアル

同上の(3)dpic manual を参照してください.

   p-30 -- Appendix A: dpic man page
   p-43 -- Appendix B: dpic grammar

§2 基本的な事柄

(1)図形primitive

   planar objects: box, circle, ellipse
   linear objects: line, arrow, move, spline, arc

   また,上記を修飾するコマンドが多数 用意されています.(マニュアル Appendix B: dpic grammar を参照)

(2)長さの単位は "インチ" となります.

   (参考)
   【インチをmmに変換】(1/0.04) × [inch]

   【mmをインチに変換】(0.04) × [mm]

(3)dpic コンパイラ

   dpic言語入力をLaTeXや他の形式に変換します.
   
   書式:
   dpic [ -defghmprstvxz ] [ infile ] [> outfile ]
   一般的に、infileのフォーム名[.PIC]であり,outfileのフォーム名[.tex|.EPS| PDF |.fig|.mp|.SVG]です.

   Options:
   (none) LaTeX drawing output (very limited font-based drawing capability)
   -d PDF output, basic strings
   -e pict2e output
   -f Postscript output, strings in psfrag format
   -g TikZ-pgf output
   -h write help message and quit
   -m mfpic output (see mfpic documentation)
   -p PSTricks output
   -r raw Postscript output, no automatic string formatting
   -s MetaPost output
   -t eepicemu output (slightly less limited than LaTeX drawing output)
   -v svg output
   -x xfig 3.2 output
   -z safe mode (access to external files disabled)

§3 代表的なコンパイル方法

  (1)dpic foo.pic > foo.tex
  
     foo.tex を \input{foo} として LaTeX ファイルに取り込みます.

      foo.pic
      ==============================
      .PS
       box dashed "Hello" "World"
      .PE
      ==============================

  (2)dpic -d foo.pic > foo.pdf

      画像サイズの foo.pdf を生成します.

      foo.pic
      ==============================
      .PS
       box dashed "Hello" "World"
      .PE
      ==============================

  (3)dpic -g foo.pic > foo.tex && lualatex foo.tex

      TikZ-pgf の出力とし,\input{foo.tex} として,lualatex(または luajitlatex) で処理します.
      LaTeX 文書例は下記.この場合,日本語も使えます.
      なお,クラスファイルを article とした場合は,pdflatex を使います.日本語は使えません.

      foo.pic
      ======================================
      \documentclass{ltjarticle}
      \usepackage{tikz}
      \begin{document}
       .PS
        box dashed "Hello" "ようこそ"
       .PE
      \end{document}
      ======================================


§4 簡単なサンプル集

【注】コンパイル方法は上記の(3)形式で行っています.

(1)Source File Name : dpic01.pic

dpic01.png




(2)Source File Name : dpic02.pic

dpic02.png




(3)Source File Name : dpic03.pic

dpic03.png




(4)Source File Name : dpic04.pic

dpic04.png




(5)Source File Name : dpic05.pic

dpic05.png




(6)Source File Name : dpic06.pic

dpic06.png




(7)Source File Name : dpic07.pic

dpic07.png




(8)Source File Name : dpic08.pic

dpic08.png




(9)Source File Name : dpic09.pic

dpic09.png




(10)Source File Name : dpic10.pic

dpic10.png




(11)Source File Name : dpic11.pic

dpic11.png




(12)Source File Name : dpic12.pic

dpic12.png




(13)Source File Name : dpic13.pic

dpic13.png




(14)Source File Name : dpic14.pic

dpic14.png

(EOF)
  1. 2015/07/12(日) 10:09:12|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] picins --- 文章中に枠を空け図表を挿入

picins --- 文章中に枠を空け図表を挿入

§1 はじめに

picinsパッケージは文章中に枠を空け,その部分に図表を挿入します.挿入位置はオプションで指定されます.
同類のものとして floatflt ,wrapfig,picinparパッケージがありますが,picinpar は非推奨のようで picins
が推奨されています.さらには,list系環境との併用を可能にするため mawarikomi環境 があります.
これは emath パッケージに含まれ, "emath 丸ごとパック" http://emath.s40.xrea.com/ から入手できます.
使い方などは http://emath.s40.xrea.com/ydir/Wiki/index.php?mawarikomi%B4%C4%B6%AD が参考になります.
本編では picinsパッケージ に関してのみ説明します.

1.1 インストール

CTAN ( http://www.ctan.org/pkg/picins ) から picins.zip をダウンロードの上,インストールしてください.

こちらでは, C:\w32tex\share\texmf-local\tex\latex にインストールしました.
インストール後は必要に応じて mktexlsr (あるいは texhash) を実行します.

1.2 マニュアル

picins.zip 同梱の mpic.dvi および picins.txt を参照してください.

§2 書式と使い方

2.1 LaTeX2e 文書での指定方法

プリアンブルに
  \usepackage{picins} を記述します.次の機能が用意されています.

picins01.png


2.2 書式

■ 図表の環境(1)--- \parpic (テキストは画像の周囲を流れる)

(picins02.png

picins03.png


■ 図表の環境(2)--- \hpic (独立した段落内の図表)

picins04.png


■ 文章を各種の枠で囲む環境

picins05.png


§3 サンプル

3.1 \parpicのサンプル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{jsarticle}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\usepackage{picins}
\usepackage{lipsum}
%
\begin{document}
\section*{parpic}のサンプル
\piccaptionoutside
\piccaption{猫}
\parpic(3cm,3cm)[lx]{\includegraphics[width=2.5cm]{neko.eps}}

\lipsum[4]

\piccaptionoutside
\piccaption{猫}
\parpic(3cm,3cm)[rs]{\includegraphics[width=2.5cm]{neko.eps}}

\lipsum[4]
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

picins06.png


3.2 \hpicのサンプル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{document}
\section*{\cs{hpic}のサンプル}
\lipsum[4]

\centerline{%
\hpic(3cm,3cm)[db]{\includegraphics[width=2.5cm]{neko.eps}}%
\hspace{1cm}%
\hpic(3cm,3cm)[fb]{\includegraphics[width=2.5cm]{cat.eps}}%
}
\newcaption{猫}

\lipsum[4]
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

picins07.png


3.3 枠環境のサンプル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{document}
\section*{枠環境のサンプル}
\subsection*{frameenv}
\begin{frameenv}
\lipsum[4]
\end{frameenv}

\subsection*{shadowenv}
\begin{shadowenv}
\lipsum[4]
\end{shadowenv}

\subsection*{ovalenv}
\begin{ovalenv}
\lipsum[4]
\end{ovalenv}

\subsection*{dashenv}
\begin{dashenv}
\lipsum[4]
\end{dashenv}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

picins08.png



(EOF)
  1. 2015/07/07(火) 10:13:03|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] Tpic --- 線画を描く4つの方法

Tpic --- 線画を描く4つの方法

§1 はじめに

tpic は,Troff 用図形プリプロセッサ pic を元にして,Tim Morgan が作り上げた
TeX 用図形プリプロセッサ および それが出力する special コマンドセットの名称です.

Tpic は TeX の special 命令を dvi ファイルに書き込むだけです.
グラフィックス機能は dvi-driver 側で準備します.

DVIOUT は Tpic をサポートしており,実線,破線,点線,spline 曲線,円,楕円,円弧が自由に描けます.
また,シェーディング(塗り潰し)や上書き機能もあります.

Tpic をサポートするツールには下記の4つが見つかりましたので,これらについて紹介します.

(1)標準Tpic による描画
(2)WinTpic による描画(堀井雅司氏作)
(3)gnuplot の出力を tpic とした描画
(4)iakaiTpic.sty による描画(赤井一郎氏作)

§2 標準Tpic による描画

DVIOUT がサポートする Tpic を LaTeX 標準の picture環境 で取り扱うには,基本単位や基準点の取り方などに
注意を払う必要があります.マニュアルは C:/dviout/GRAPHIC/TPIC/tpicdoc.dvi を参照してください.

2.1 座標系

個々のグラフィックスの要素の位置は,TeX が保持している「ページ上の現在位置」に対する相対座標で指定します.
個々の special は graph box の左上に置かれ,この点が graph の原点になります.
X軸は右が正,Y軸は下が正方向です (Y軸は picture環境 と逆方向なので注意が必要です).

tpic01.png


2.2 基本単位

"長さ"(インチ)と"角度"(ラジアン)の単位について説明します.

■ 長さの単位:経路(path)を座標位置で示し,単位は整数の "ミリインチ" です。
  破線の長さと点線の間隔は実数の "インチ" です.

■ 角度の単位:角度は +X 軸から +Y 軸への向きを正として、ラジアン単位 (0 ~ 2π) で実数で記述します.
  これは出力ページ上での「時計回り」に相当します.完全な円と楕円は、start angle = 0 と end angle ≧ 2π
  として指定します.

【度数をラジアンへ変換】Radian =(π/180.0)× n°

【mmをミリインチへ変換】ミリインチ≒ mm×40  (正確には 1000/25.4=39.37 → 整数 40 にする)

2.3 描画コマンド
(上記のマニュアル(tpicdoc.dvi)より引用して整形してある)

・\special{pn s}
線幅を s ミリインチにします.
・\special{pa x y}
点 (x,y) を path(経路)に加えます.
・\special{fp}
それまでに定義された path を,現在の線幅で描きます.
シェーディングが設定されていて,パスが閉じていれば,path 内部を実際に塗りつぶします.
path 内の点の数は,0にリセットされます.
・\special{ip}
\special{fp} と同じですが,path を描きません.
条件が満たされれば,シェーディングを行います.
・\special{da f}
\special{fp} と同じですが,path は破線で描きます.
f は実数で,ダッシュあたりの長さをインチ単位で指定します(cf. tpic specials の拡張).
・\special{dt f}
\special{fp} と同じですが,path は点線で描きます.
f は実数で,点の間隔をインチ単位で指定します.
・\special{sp d}
\special{fp} と同じですが,path は spline 曲線で描かれます.
d は実数で,曲線の種類を指定します.
- d = 0 か d が省略された場合,実線で描きます.
- d > 0 の場合,破線で描きます.d はダッシュの長さです.
- d < 0 の場合,点線で描きます.-d は点間隔です.
・\special{ar x y u v s e}
中心(x,y)の弧を描きます.
s は開始角度,e は終了角度で,ラジアン単位の実数です.
完全な円か楕円であるばあいは,u, v は,それぞれ x, y 半径を表します.
そうでない場合は,u = v であり,s から e へ弧が描かれます.
条件が満たされれば,シェーディングも行います.
・\special{ia x y u v s e}
これは,\special{ar x y u v s e}と同じですが,弧は描かず,
条件が満たされればシェーディングを行います.
・\special{sh s}
シェーディングを指定します.
このコマンドの次に定義される閉じた図形(3つ以上の pa とそれに続く fp か ip,
もしくは,ar か ia)の内部を塗りつぶします.
s は,0以上1以下の実数です.
0は白で塗りつぶすことを意味し,図形の下にあったものはテキストも含め,全て消去します.
0以外の値は灰色を意味し,図形の下にあったものを消去せずに灰色を塗り加えます.
0.5がデフォルトの値で,通常の灰色にあたり,1は黒を意味します.
s が指定されていなければ0.5の値を用います.
シェーディングは図形の内部のみに対して行い,境界線はそれとは独立に,現在の線巾を用いて行います.
・\special{wh}
\special{sh 0}と同じ.
・\special{bk}
\special{sh 1}と同じ.

2.4 簡単なサンプル

tpic02.png


【説明】
1行目:長さの単位を[ミリインチ]とする.
    当初は [mm] でメモ図を描き,後からその値を40倍して正式図は ミリインチ としたら良い.
2行目:原点の移動
その他:\special命令の末尾には空白の影響を除去するため " % " を記述する.

§3 WinTpic による描画(フリーソフト)

WinTpic Ver.4.32a ( http://aogaeru-lab.my.coocan.jp/sub1.html )は
TeXに挿入できるグラフ,図を作成するツールです.適当なディレクトリにインストールしてください.

■ サンプル

(1)インストール先の wtpic.exe をクリックして起動し,下図のサンプル図を作成します.
    WinTpic Ver.4.32a に同梱の readme.txt に機能や使い方が書かれています.

wintpic01.png


(2)作成完了したら,ファイル名 "sample.tex" として保存します.
   これを,エディタで開いて見ると下図のようなTeXファイルが生成されています.

wintpic02.png


(3)\input{sample.tex} として,LaTeX ファイルに取り込みます.コンパイルすると,次が生成されます.

wintpic03.png



§4 gnuplot の出力を tpic とした描画
(注意:すでに gnuplot はインストールされ,操作できるものとして説明します.)

gnuplot の多様な出力形式のうち,tpic 出力形式とした場合について説明します.
出力されるファイルの内容は picture 環境のため,LaTeXコマンドを付加して情報操作できます.

(1)wgnuplot.exe を起動させ, "help tpic" を実行します.

gnuplot01.png


gnuplot02.png


(2)Syntax:
    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
     set terminal tpic <point size> <linewidth> <interval>
    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

  <point size> --- ミリインチ,整数指定 default=40 (→ 1mm)

  <linewidth> ---- ミリインチ,整数指定 default=6 (→ 0.15mm)

  <interval> ----- ミリインチ,実数指定 default=0.1 (→ 0.0025mm)

■ サンプル

(1)gnuplot プログラム(gnuplot03.plt)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
set term tpic 40 6 0.05
set output "gnu-sample.tex"
set parametric
set sample 3000
unset key
unset xtics
unset ytics
unset border
plot [t=0:2*pi] sin(7*t)*cos(t),sin(5*t)*sin(t)
reset
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(2)上記プログラム(gnuplot03.plt)を実行します.

gnuplot> load "gnuplot03.plt"

この結果,出力ファイル gnu-sample.tex が得られ,
\input{gnu-sample.tex}として 次の LaTeX ファイル(gnu-main.tex)に取り込みます.

%% gnu-main.tex
■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{jsarticle}
\begin{document}
\input{gnu-sample.tex}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■

gnuplot03.png


§5 iakaiTpic.sty による描画

iakai210パッケージには各種のスタイルファイルが収納されています.以下からダウンロードしてください.

iakai210.lzh(http://www.vector.co.jp/soft/win31/writing/se091731.html)

この中の iakaiTpic.sty が該当し,単独でも利用できます.
インストール先は C:/w32tex/share/texmf-local/tex/latex/iAKAI210 としました.
インストール後は必要に応じて mktexlsr (あるいは texhash) を実行します.

マニュアル:同梱の iakai.pdf の 14節(37~44ページ) を参照してください.

5.1 特徴

● TeX の任意の単位系で扱える.(mm, cm, pt など)
● 文字列,直線,円,矩形,矢印などのコマンドが付加されている.

5.2 Tpic 対応のコマンド群

iakai01.png


5.3 新たに付加されたコマンド群

\TpicText(x,y)[option] text --- 文字列を描画
\TpicLine(x1,y1)-(x2,y2)[option] --- 2点間を直線で結ぶ
\TpicBox(x1,y1)-(x2,y2)[option] --- 2点間を対角線とする四角を描画
\TpicCircle(x,y)(r)[option] --- 円を描画
\TpicArrow(x1,y1)-(x2,y2)(size)[option] --- 2点間を直線で結び先端に矢印を付ける

詳細な使い方はマニュアルを参照してください.

■ サンプル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{jsarticle}
\usepackage{iakaiTpic}
%
\begin{document}
\begin{center}
\setlength{\unitlength}{1cm}
\begin{Tpicture}(5,4)
\TpicPA(0,0)\TpicPA(5,4)\TpicFP%
\TpicSH{0.5}%
\TpicBox(0,0)-(2.5,2)%
\TpicCircle(2.5,2)(1)%
\TpicText(2.5,2)[r]{$\alpha\beta$}%
\TpicText(3,2){$\beta\gamma$}%
\TpicIA(2.5,2,0.5,0.5,0,370)%
\TpicLine(2.5,2)-(5,0)[b0.2]%
\TpicLine(2.5,2)-(0,4)[d0.05]%
\TpicArrow(1.5,2)-(4,4)(0.2)%
\end{Tpicture}
\end{center}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

iakai02.png


(EOF)
  1. 2015/07/06(月) 07:41:30|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] floatflt --- 文章を図表の周りに流し込む

floatflt --- 文章を図表の周りに流し込む

§1 はじめに

floatflt.sty はページの全幅に及ばない図表の周りにテキストを流し込みます.
図表の挿入位置はデフォルトでは固定されており,奇数ページの場合には右側に,偶数ページの場合には左側に
挿入されます.ただし,オプション指定で挿入位置は変更できます.本パッケージは floatfig.sty の上位互換
の拡張パッケージとなっています.

floatflt.sty には floatingfigure環境(図) と floatingtable環境(表) の 2つ の環境が定義されています.

1.1 インストール

CTAN (http://www.ctan.org/pkg/floatflt) からダウンロードの上,インストールしてください.

こちらでは, C:\w32tex\share\texmf-local\tex\latex にインストールしました.
インストール後は必要に応じて mktexlsr (あるいは texhash) を実行します.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc floatflt を実行してください.

§2 書式と使い方

2.1 LaTeX2e 文書での指定方法

プリアンブルに
  \usepackage[option-A]{floatflt} を記述します.

  [option-A]には,文書全体に対して,図表配置の "一括指定" ができ,次のいずれかが設定できます.

  ● rflt : 図表は各ページの right 側に配置します.
  ● lflt : 図表は各ページの left 側に配置します.
  ● vflt : 図表は奇数ページなら right 側,偶数ページなら left 側に配置します.(default)

2.2 floatingfigure環境

  \begin{floatingfigure}[option-B]{width} ~ \end{floatingfigure}

  [option-B]には,文書全体に対して,図表配置の "個別指定" ができ,次のいずれかが設定できます.
  このオプションは上述のパッケージオプション [option-A] よりも優先します.

  ● r : 図は各ページの right 側に配置します.
  ● l : 図は各ページの left 側に配置します.
  ● p : 図は奇数ページなら right 側,偶数ページなら left 側に配置します.
  ● v : 図は奇数ページなら right 側,偶数ページなら left 側に配置します.(default)

2.3 floatingtable環境

  \begin{floatingtable}[option-C] ~ \end{floatingtable}

  [option-C]には,文書全体に対して,図表配置の "個別指定" ができ,次のいずれかが設定できます.
  このオプションは上述のパッケージオプション [option-A] よりも優先します.

  ● r : 表は各ページの right 側に配置します.
  ● l : 表は各ページの left 側に配置します.
  ● v : 表は奇数ページなら right 側,偶数ページなら left 側に配置します.(default)

§3.サンプル

floatflt01.png

floatflt02.png

(EOF)
  1. 2015/07/03(金) 07:53:54|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] easyfig --- figure環境を簡素化する

easyfig --- figure環境を簡素化する

§1 はじめに

easyfig パッケージは LaTeX の figure環境 を簡素化することを目的にしています.
通常,LaTeX の figure環境 は次のようにコーディングされます.

\begin{figure}
\centering
\includegraphics[<options>]{<filename>}
\caption{<caption text>}
\label{<label>}
\end{figure}

ここで紹介する easyfig パッケージは,より簡単かつ短い方法で次のマクロを提供します.

   \Figure[<key=value, ...>]{<image filename>}

なお,本マクロは,すべての \includegraphics キーを受け付けます.

1.1 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc easyfig を実行してください.

§2.LaTeX2e 文書での指定方法

2.1 書式

プリアンブルに
  \usepackage{easyfig} を記述します.

■ コマンド

   ----------------------------------------------------
   \Figure[<key=value pairs>]{<image filename>}
   
   \Figure*[<key=value pairs>]{<image filename>} --- 2段組ぶち抜き用
   ----------------------------------------------------

■ 主なキー

  caption=<caption>
  captionabove=<caption> -- デフォルトの下方配置を上方に配置に設定します.
  shortcaption=<short caption> -- tableoffiguresのために使用されます.
  label=<label>
  placement=<placement characters> -- このキーは,図の配置を定義します.
     有効な位置決め文字 -- 'p'(page), 't'(top), 'b'(bottom), 'h'(here) , '!'(force)
  here -- 図形を現在の位置に配置されます.

  center=<length>,left=<length>,right=<length> -- 中央,左,右にイメージを整列します.
                        <length>はデフォルトでは現在の \linewidth が使用されます.

  width=<length>, height=<length>, totalheight=<length>, min width=<length>, min height=<length>
  min size={<length>}{<length>}, max width=<length>, max height=<length>, max size={<length>}{<length>}
                   -- 画像のnominal/minimal/maximumの幅と高さを設定することができます.

  frame / frame=<length>
  fbox, fbox=<length>, fbox=<length> <sep>
                   --画像の縁取りをします.

  margin=<all sites>, margin=<left/right> <top/bottom>, margin=<llx i hlly> <urx> <ury>
                   -- 画像の周囲の余白(空白)を追加するために使用することができます.


2.2 一般的な使い方

通常,このマクロは次のように使用されます.

   ---------------------------------------------------------------------
   \Figure[caption=MyCaption,label=fig:mypic]{myimage}
   \Figure[caption=MyCaption,angle=30]{myimage}
   \Figure[caption=MyCaption,label=fig:mypic,placement=ht]{myimage}
   ---------------------------------------------------------------------

§3.サンプル

easyfig01.png

easyfig02.png

(EOF)
  1. 2015/07/01(水) 07:12:32|
  2. LaTeX Tools