天地有情

[LuaLaTeX] LuaLaTeX で『源ノ角ゴシック』を使ってみた

LuaLaTeX で『源ノ角ゴシック』を使ってみた

§1 はじめに

GoogleとAdobeの共同開発で日本語・中国語・韓国語に使えるオープンソースのフォント
「Noto Sans CJK」 あるいは 「源ノ角ゴシック」が公開されています.
共同開発と言うことで,それぞれ呼び名が違いまが,ざっくり見た感じは同じもののようです.

hans01.png

名称がややこしいのですが、「Noto Sans」=「Source Han Sans」=「源ノ角ゴシック」です.

ウェイト名が一部異なります.デフォルトのウェイトは Noto が Regular,源ノ角ゴシック が Normal となっており、
源ノ角ゴシックの方が若干細くなっています.

hans02.png

1.1 インストール
   「Noto Sans」あるいは「Source Han Sans」で検索すれば簡単にヒットします.
   ダウンロードしたら, C:\Windows\Fonts にインストールします.

§2 サンプル

ここでは,LuaLaTeX で『源ノ角ゴシック』を使ったサンプルを示します.

2.1 ソースファイル

■ sample.tex(UTF-8)

select03.png

【説明概要】
 3行目:optinalパッケージを登録します.
 4行目:\ExplainOptions を定義し,内容はフォントのウエイトを1~7に分類します.
 5行目:\AskOptions でコンパイル時に1~7のいずれかを入力するよう催促されます.
 6行目:和文フォントは\setmainjfont{...},欧文フォントは\setmainfont{...}で設定します.

2.2 コンパイルの仕方
  (クラスファイルが ltjsarticle の場合)

  luajitlatex sample.tex
  または
  lualatex sample.tex

【注意】コンパイル途中において,次のようにフォントを選択する必要があります.
    \UseOption= に 1~7のいずれか一つの番号を入力してリターンキーを押してください.

console.png

2.3 コンパイルの結果
  正しくコンパイルできたら sample.pdf が生成されます.

  ここでは,1~7 を個々に実行し,それを一つにまとめ挙げたものを示します.

select04.png



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  1. 2015/04/25(土) 12:42:53|
  2. lualatex

[LaTeX] endnotesj.sty --- もう一つのエンドノート(その2)

endnotesj.sty --- もう一つのエンドノート(その2)

§1 はじめに

endnotesjパッケージは,endnotes.sty と類似のノートを提供します.

エンドノートは,多くの場合,footnotes の代わりに使用され,メインテキストの流れを中断しないように使われ,
endnotesjパッケージは,このようなノートを提供します.

なお,endnotesjパッケージは 小川弘和先生(熊本学園大学)の著作品(2003/02)です.

1.1 インストール

endnotesjパッケージは次のサイトからダウンロードしてください.

endnotesj.sty http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/herogw/

ファイルの構成は次のようになっています.

  |--sample ディレクトリ
  |--aboutendnotesj.sjis
  |--endnotesj.sty

これらは texmf-local 側に配置すればよいでしょう.即ち,

  C:\w32tex\share\texmf-local\tex\latex\endnotesj

1.2 マニュアル

同梱の aboutendnotesj.sjis を参照してください.

【注意】提供されたファイル群の文字コードは sjis ですが, utf-8 に変換して利用しています.

§2 LaTeX2e 文書での指定方法

2.1 書式

プリアンブルに
  \usepackage[<options>]{endnotesj }  を記述します.


2.2 <options>

single
 横組み用のノート番号型式表示  ex. 1), 2), 3), ...

yoko
 横組み用のノート番号型式表示  ex. (1), (2), (3), ...

utf
 utfパッケージ,あるいはotfパッケージをインストールしてある環境であれば注番号の数字に詰数字を用いる.

オプションなし は縦組み用のノート番号型式表示

注(デフォルト) または 註  ex. 注1), 注2), 注3), ...など

2.3 書式のサンプル

  書式のサンプルを示します.
  
  sample.tex
  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  %% 文字コード:UTF-8
  \documentclass{ltjsarticle} %または {jsarticle}など
  \begin{document}
  \usepackage[<options>]{endnotesj }  
   ・・・・・・
  \end{document}
  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

  ★クラスファイルは ltjsarticle を使っていますが,jsarticle でも構いません.
   uplatex には対応していません.
  ★文字コードは UTF-8 とします.

  
■ コンパイルの仕方
(クラスファイルが ltjsarticle の場合)

  luajitlatex sample.tex
  または
  lualatex sample.tex

■ コンパイルの結果
  正しくコンパイルできたら sample.pdf が生成されます.

§3 コマンド(aboutendnotesj.sjisから抜粋)

3.1 \endnote{註}
   本文中に挿入することで自動的に{}に挟まれたテキストを連番を付した後註として扱います.
   つまり,このコマンドの埋め込まれた位置の本文肩に註番号を生成するとともに後に解説する
   "\theendonotes"コマンドによって、{}に挟まれたテキストの冒頭に同様の番号を付した上で
   後註として列挙します.

3.2 \endnote[数字]{註}
   [数字]部分に任意の数字を埋め込むことで数字で指定した数を註番号とする後註を生成します.
   このコマンドによって生成された註は、上記"\endnote{註} "によって生成される註とは別グループ
   として扱われるため,そちらの番号に影響を与えることはありません.

3.3 \endnotemark[数字]   実際には後註を生成せぬままで本文肩に任意の註番号を生成します.また,[数字]オプションを用いた場合
   以降の註番号は任意の番号にスキップした上で生成されていくことになります.

3.4 \endnotetext[数字]{註}   番号を表立って表記せぬ後註を生成します.このコマンドの場合でも内部的には註番号はカウントされています.
   なお[数字]オプションの機能は"\endnotemark"と同様です。

3.5 \theendnotes   本文中に挿入することでその位置に,それまで"\endnote"等のコマンドによって生成された後註を列挙表示します
   なお,"\setcounter{endnote}{0}"コマンドを用いると,その後の註番号が再び"(1)"より開始されますので,
   本コマンドとの組合せによって容易に章・節ごとの後註が作成できます.

§4 サンプル

同梱されている samples ディレクトリ中の
  ・single.tex
  ・tate.tex
  ・yoko.tex
で実行し動作を確認してください.

(注意)上記のTeXファイル中に
     \usepackage{bounddvi}の記述は必要ありません.コメントアウトしてください.
     コンパイルは ptex2pdf -l filename.tex で良いです.

(EOF)
  1. 2015/04/21(火) 10:04:17|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] pagenote.sty --- もう一つのエンドノート(その1)

pagenote.sty --- もう一つのエンドノート(その1)

§1 はじめに

pagenoteパッケージ は別のページに植字されていることを除いては,footnotesと類似のノートを提供します.
これらは,多くの場合,endnotes と呼ばれています.

エンドノートは,多くの場合,footnotes の代わりに使用され,メインテキストの流れを中断しないように使われ,
pagenoteパッケージは,このようなノートを提供します.

通常,文書の最後に置かれていますが,代わりに,各章の最後に置くこともできます.

なお,本パッケージは中間ファイルをもち .ent の拡張子をもっています.

1.1 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc pagenote を実行してください.

§2 LaTeX2e 文書での指定方法

2.1 書式

プリアンブルに
  \usepackage[<options>]{pagenote}
  を記述します.


2.2 <options>

continuous :
デフォルトではノート番号は,文書内の各メイン部門でリセットされます.
[continuous]オプションが使用される場合,番号付けは,文書全体に連続します.

page :
デフォルトでは,ページ番号がノート内の参照には使用できません.
[page]オプションを使用すると,ページ番号の利用が可能です.

2.3 書式のサンプル

  書式のサンプルを示します.
  
  sample.tex
  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  %% 文字コード:UTF-8
  \documentclass{ltjsarticle}
  \usepackage[<options>]{pagenote}
  \begin{document}
   ・・・・・・
  \end{document}
  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

  ★クラスファイルは ltjsarticle を使っていますが,scrartcl や article でも構いません.
  ★文字コードは UTF-8 とします.

■ コンパイルの仕方
(クラスファイルが ltjsarticle の場合)

  luajitlatex sample.tex
  または
  lualatex sample.tex

■ コンパイルの結果
  正しくコンパイルできたら sample.pdf が生成されます.

§3 コマンド

3.1 \makepagenote

\makepagenoteコマンドはpreambleに入れておく必要があります.これは .ent file を設定します.

3.2 \printnotes, \printnotes*
\printnotesコマンド:
\printnotes 発行後,これ以上のノートが収集されません,全てが終わった後で,それを使用しています.

*バージョンは,その後のメモの新しいセットが .ent file に保存することができます.
例えば,各章の最後に \printnotes* を入れることができます.

§4 サンプル

pagenote01.png


【説明】

02行目:pagenote.sty を登録.オプション[continuous,page]を指定.
03行目:後注のタイトルを「Notes」→「ノート」に変更可能.(必要に応じて処置する)
04行目:後注のsection番号を非表示にできる.(必要に応じて処置する)
05行目:\makepagenote で.ent ファイルを設定.
08行目:\pagenote{...} 後注を生成.
25行目:\printnotes 後注をプリントアウト.

結果:

pagenote02.png


(EOF)

  1. 2015/04/21(火) 09:32:44|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] import.sty --- より安全に外部ファイルを取り込む

import.sty --- より安全に外部ファイルを取り込む

§1.はじめに

\import コマンドは外部ファイルをより安全に入力することがでる \input の強化版です.

1.1 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc import を実行してください.

§2.LaTeX2e 文書での指定方法

プリアンブルに
  \usepackage{import} を記述します
  
コマンド形式: \import{<full_path>}{<file>}
        または
        \inputfrom{<full_path>}{<file>}

§3.サンプル

リモートデレクトリ c:/temp/friend/work/report.tex に次の内容が記述されているとします.

------------------------------
%% report.tex
  \includegraphics{picture}
  \input{explanation}
------------------------------

この report.tex をカレントディレクトリへ取り込むには,

  \import{c:/temp/friend/work/}{report}
  あるいは
  \inputfrom{c:/temp/friend/work/}{report} を本文に指定します.

  ※ full_path の末尾には "/"を付加します.(この場合は work/)

report.tex がカレントディレクトリにあるときは,

  \import{ . }{report} となります.

(EOF)
  1. 2015/04/17(金) 13:40:21|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] grffile.sty --- マルチドットの画像ファイル名をサポートする

grffile.sty --- マルチドットの画像ファイル名をサポートする

§1 はじめに

本パッケージは,ファイル名の広い範囲をサポートするためにグラフィックファイル名の処理を拡張します.
ファイル名は,いくつかのドットを含むことができます.または pdfTeX(またはLuaTeX)の例では,
ファイル名にスペースを含むことができます

画像ファイル名の例: Hello.World.pdf(multi-dot) あるいは Hello World.pdf など(multi-space)

1.1 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.
格納場所は コマンドラインから kpsewhich grffile.sty を実行してください.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc grffile を実行してください.

§2 LaTeX2e 文書での指定方法

2.1 書式

プリアンブルに
  \usepackage[<options>]{grffile}  を記述します.


2.2 <options>の Default settings

grffile01.png

2.3 書式のサンプル

  書式のサンプルを示します.
  
  sample.tex
  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  %% 文字コード:UTF-8
  \documentclass{ltjsarticle}
  \usepackage{graphicx}
  \usepackage{grffile}
  \begin{document}
   \includegraphics[width=3cm]{A.Hello.World.pdf}  \end{document}
  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

  ★クラスファイルは ltjsarticle を使っていますが,scrartcl や article でも構いません.
  ★文字コードは UTF-8 とします.

■ コンパイルの仕方
(クラスファイルが ltjsarticle の場合)

  luajitlatex sample.tex
  または
  lualatex sample.tex

■ コンパイルの結果
  正しくコンパイルできたら sample.pdf が生成されます.

2.4 一般的な用法

オプションは,多くの場所で与えることができます.

■ As package options:
   \usepackage[<options>]{grffile}

■ Setup command of package grffile:
   \grffilesetup{<options>}

■ パッケージgraphicx用のオプションとして使用できる.
   \setkeys{Gin}{<options>}

■ パッケージgraphicxがロードされている場合は,単一の画像に適用することができる.
   \includegraphics[<options>]{...}

§3 簡単なサンプル

有名な”虎の絵”tiger.pdf を マルチドット A.Hello.World.pdf にリネームして実行してみます.

grffile03.png

結果:

grffile02.png

(注)マルチスペース A Hello World.pdf でも同様の結果となります.

(EOF)

  1. 2015/04/11(土) 09:57:42|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] spotcolor.sty --- スポットカラーを使う

spotcolor.sty --- スポットカラーを使う

§1 はじめに

このパッケージは,pdflatex(または lualatex) にスポットカラーのサポートを追加します.

特色(とくしょく:単色インキのこと)は,プロセスカラー(CMYK)では再現できない色を表現するために調合された
単色インキのことで,スポットカラーともいいます.
蛍光色やメタリックカラー,パステルカラー,金・銀といった色などがあります.
特色が使用されているデータを入稿の場合,印刷所では CMYK での近似色に置換されるようです.

スポットカラーには,PANTONE,HKS,TOYO,DICなどの名称付きカラーのライブラリーがあらかじめ用意されています.

● DICは化学工業メーカーのDIC株式会社.
● PANTONEは米国ニュージャージー州に本社がある企業.
● TOYOは日本のインキメーカー,東洋インキ株式会社.
● HKSはヨーロッパの印刷プロジェクトに主に使用される.

spotcolor.sty では PANTONE と HKS がサポートされています.

1.1 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc spotcolor を実行してください.

§2 LaTeX2e 文書での指定方法

2.1 書式のサンプル

プリアンブルに
  \usepackage[hks]{spotcolor}
  または,
  \usepackage[pantone]{spotcolor}
  を記述します.

カラーのライブラリー詳細は C:\w32tex\share\texmf-dist\tex\latex\spotcolor にある
  spotcolorhks.tex
  spotcolorpantone.tex
を参照してください.

2.2 HKS のサンプル

hks01.png

結果:

hks02.png

2.3 PANTONE のサンプル

pantone01.png

  ★クラスファイルは ltjsarticle を使っていますが, article などでも構いません.
  ★文字コードは UTF-8 とします.

結果:

pantone02.png

2.4 コンパイルの仕方
(クラスファイルが ltjsarticle の場合)

  luajitlatex foo.tex
  または
  lualatex foo.tex

2.5 コンパイルの結果
  正しくコンパイルできたら foo.pdf が生成されます.

§3 その他

最初のページに一度だけ \SetPageColorSpace{SOMECOLORSPACE}を使用します.
それはすべてのページに設定されます.

新色を定義するには, \definecolor{<NAME>}{spotcolor}{<SPOTCOLORNAME>,<TINT>}
ここで,<TINT> 範囲 は0.0~1.0の値で濃淡を表します.

定義されている「spotcolor」と呼ばれる新しい色空間で LaTeX のすべての色の機能を使用できるようにします.
色は,「\AddSpotColor」を介してPDFに知らされます.
(同梱の spotcolorpantone.tex を参照してください)

既定色を利用する場合には,\SpotColor{SOMECOLOR}{<TINT>} を使います.
カラーパッケージからの通常のカラーディレクティブのような任意のオブジェクトの色を設定します.
ページごとに1つを使用することができます。

(EOF)
  1. 2015/04/07(火) 08:52:27|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] boxedminipage2e --- 新しいパッケージ boxedminipage2e を調べてみた

boxedminipage2e --- 新しいパッケージ boxedminipage2e を調べてみた

§1 はじめに

新しいパッケージ boxedminipage2e と既存の boxedminipage の相違点を調べてみました.
既存の boxedminipage の更新は1992年が最後となっており,これに,いくつかの引数を補充したのが
新しいパッケージ boxedminipage2e です.これは,<height> と <inner-pos> という引数をサポートしています.このパッケージは \fbox{\begin{minipage}. . . \end{minipage}} と本質的に同等です.

boxedminipage2e は完全に書き直したもので,二つのパッケージには共通のコードがありません.

1.1 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc boxedminipage2e を実行してください.

§2 使い方

既存の boxedminipage は次の環境で示されます.

=======================================
\begin{boxedminipage} [<pos>]{<width>}
  <text>
\end{boxedminipage}
=======================================

一方,新しいパッケージ boxedminipage2e は次の環境で示されます.

=======================================
\begin{boxedminipage} [<pos>] [<height>] [<inner-pos>] {<width>}
  <text>
\end{boxedminipage}
=======================================

● 共通のオプション <pos> と <width> は次の通りです.

<pos> : box の位置を指定
    c(center)デフォルト, t(top), b(bottom) のいずれかを指定する.

<width> : box の幅寸法を指定

● boxedminipage2e だけのオプション

<height> : box の高さ寸法を指定

<inner-pos> : box 内の <text> 位置を指定
    c(center)デフォルト, t(top), b(bottom) のいずれかを指定する.

§3 サンプル

boxed01.png



結果:

boxed02.png


3.1 コンパイルの仕方
(クラスファイルが ltjsarticle の場合)

  luajitlatex foo.tex
  または
  lualatex foo.tex

3.2 コンパイルの結果
  正しくコンパイルできたら foo.pdf が生成されます.
(EOF)
  1. 2015/04/04(土) 13:28:34|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] showexpl --- LaTeXコードとフォーマットされた出力の対照を表示する

showexpl --- LaTeXコードとフォーマットされた出力の対照を表示する

§1 はじめに

LaTeX パッケージのドキュメントは,コマンドと環境の使用例がある場合,はるかに読みやすくなります.
これを行う最善の方法は,LaTeX コードとフォーマットされた出力の対照を与えることです.

showexpl は,それを行うためのパッケージであり,良好なタイプセットソースコードを提供します.
次に参考例を示します.実行結果の配置は オプション "pos=r,l,t,b" で指定できます.

show00.png

1.1 インストール

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされていますので,インストール作業は必要ありません.
すぐに利用できる状態にあると思われます.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc showexpl を実行してください.

§2 LaTeX2e 文書での指定方法

2.1 書式

プリアンブルに
  \usepackage{showexpl}
  \usepackage{listings,jlisting}  を記述します.

(注)上記の listings.sty はプログラムのソースコードなどを載せるのに利用できます.
   しかし,そのままで使うと 日本語 TeX (pTeX) 上では正常に処理できません.
   対策として以下から jlisting.bz2 をダウンロードしてください

showexpl は1つのコマンドと1つの環境を提供します.

● \LTXinputExampleの構文は次で与えられます.
   \LTXinputExample[<key val list>]{<file>}   
● LTXexample環境の構文は次で与えられます.
   \begin{LTXexample}[<key val list>] ...... \end{LTXexample}

のオプションセットは,コマンドと環境の両方で同じです.
詳細はマニュアルを参照ください.

show01B.png

2.2 サンプル

下記のディレクトリ中にオプション(<key val list>)の使い方などの好例があります.

  C:\w32tex\share\texmf-dist\doc\latex\showexpl

  ● showexpl-test.tex
  ● showexpl-test.pdf

§3 注意事項

次の QA:一般フォーラム において,

タイトル:[showexpl で日本語が抜ける]が見つかりました.参考になると思われます.

次のようなパッチを当てると[日本語]が表示されます.

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\usepackage{etoolbox}
\makeatletter
\catcode`\^^I=11
\patchcmd{\lst@WFBegin}{\lst@ProcessSpace}{\lst@@ProcessSpace}{}{}
\catcode`\^^I=10
\makeatother
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

日本語表示の例

show02.png

(EOF)
  1. 2015/04/01(水) 10:17:30|
  2. LaTeX Tools