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天地有情

[LaTeX] kvmap --- Karnaughマップを作成する

§1 はじめに

kvmapは,隣接する"1"のグルーピング化を含むKarnaughマップをタイプセットするための
ユーザフレンドリーな方法を提供しています.
このパッケージは,xparse(expl3),tikz,およびenvironに依存します.

Karnaughマップを描くのは珍しいことではなく,CTANですでにタイプされているパッケージを利用できるように
なっています.

拙著ブログでも,次が公開されています.

askmaps --- カルノー図を描く
karnaugh-map --- カルノーマップを最大6変数まで描画する
kvmacros --- カルノー図を描く

今回,提供される kvmap が最もやり易いと思われます.


1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/kvmap )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc kvmap を実行するか,
上記に同梱の kvmap.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {kvmap}
  を記述します.

2.2 簡単な例

(1)\kvlist による方法

\kvlist{}{}{<1,0[,…]>}{

行列の幅と高さを指定し,要素を行単位で入力します.
最後の引数は,コンマで区切られた変数名のリストで構成されます.
それらは数式モードでタイプセットされています.

kvmap-HH01.png



(2)kvmatrix環境による方法

\begin{kvmatrix}{}

\end{kvmatrix}


この環境は,表形式の環境と同様に行と列を入力する構造化された方法を
提供します.こちらの方が,推奨されています.


kvmap-HH02.png



(3)バンドル(グルーピング)

\bundle[]{}{}{}{}

このパッケージのもう1つの特徴は,少なくとも隣接する1または0(インプリカントとも呼ばれます)を視覚化する
長方形(グルーピング)を描く方法を \bundleコマンドで行います.

kvmap-HH03.png


\bundle は,2つのコーナーで指定された領域の周囲に矩形を描画します. オプションの invert はバンドルを
外側に開き、overlapmarginsは,エッジがマージンにどれだけ引き込まれるかを長さで指定します.
color を使用すると,境界線の色を変更することができ,reducepace によって,bumdle の幅を狭くするか広げるかを
指定できます.オプションの使い方については,下記のサンプルをご覧ください.


§3 サンプル

kvmap-HH04.png



\begin{kvmap}[]

\end{kvmap}

この環境は,最初の子要素としてkvmatrixまたは\kvlistをもつべきtikzpicutreへのインタフェースです.



(EOF)
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  1. 2018/10/21(日) 17:02:27|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] bxtexlogo --- TeXファミィリの Logo 追加

§1 はじめに

hologoパッケージは,一般的なTeXファミリソフトウェアの多くの有用なロゴを出力することを可能にします.
しかし, \BibTeX の代わりに \hologo{BibTeX} と入力する必要があるので,そのインターフェースはちょっと
面倒です.(hologo.sty に関しては割愛)

bxtexlogoパッケージは,\BibTeXのような簡潔なコマンドとして,hologoが提供するいくつかの logo をインポート
することを可能にします.

さらに、bxtexlogoパッケージにはTeXファミリソフトウェアの logo が追加されていますが、そのほとんどが日本を中心に
人気があります.これらの logo は、hologoで提供されたものと同じ方法でインポートされます.

なお,同類のパッケージとして,拙著ブログ 「mflogo と metalogo -- TeX ロゴマーク」もご一読ください.
 


■ システム要件
・ TeX format: LaTeX.
・ TeX engine: Anything.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/bxtexlogo )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc bxtexlogo を実行するか,

上記に同梱の bxtexlogo.pdf をお読み下さい.


§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {bxtexlogo}

  を記述します.

2.2 インポート・コマンド

bxtexlogo でサポートされている logo の名前は、
「Primary Logos」(一般的なソフトウェア)と「Secondary Logos」(その他すべて)の
2つのクラスに分かれています.logo の分類と種類は マニュアルをご参照ください.

● Primary Logos
  Primary Logos を \bxtexlogoimport{*} で一括インポートすることができます.

● Secondary Logos
  Secondary Logos を \bxtexlogoimport{**} で一括インポートできます.

● Primary と Secondary の logo を使いたい場合は,\bxtexlogoimport{*,**} で一括インポートできます.


§3 サンプル

(logo はマニュアルからの抜粋です)

bxtexlogo01.png




\documentclass[uplatex,dvipdfmx,a4paper]{jsarticle}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{bxtexlogo}
\bxtexlogoimport{*,**}
%
\begin{document}
\begin{tabular}{lllll}
\multicolumn{5}{l}{\bf “Primary” Logos} \\
\hline
\multicolumn{5}{l}{\bf (1-1) Logos provided by hologo} \\
\hline
\BibTeX & \ConTeXt & \LaTeXe & \LuaLaTeX & \pdfLaTeX \\
\XeLaTeX & \METAFONT & METAPOST & \TeX & \LyX \\
\hline\hline
\multicolumn{5}{l}{\bf (1-2) Logos provided by bxtexlogo} \\
\hline
\eupTeX & \pBibTeX & \JBibTeX & \upTeX & \upLaTeX \\
\pLaTeX & \pTeX & \TikZ & \upBibTeX & \upLaTeXe \\
\hline
\multicolumn{5}{l}{} \\[1cm]
\multicolumn{5}{l}{\bf “Secondary” Logos} \\
\hline
\multicolumn{5}{l}{\bf (2-1) Logos provided by hologo} \\
\hline
\LaTeXTeX & \PiCTeX & \SageTeX & \SLiTeX & \teTeX \\
\HanTheThanh & \KOMAScript & \NTS & \TTH & \\
\hline\hline
\multicolumn{5}{l}{\bf (2-2) Logos provided by bxtexlogo} \\
\hline
\HeVeA & \JLaTeX & \KaTeX & \KETpic & \LaTeXML \\
\logoLambda & \logoLamed & \logoOmega & \XyMTeX & \DVIPDFMx \\
\hline
\end{tabular}
\end{document}


(EOF)
  1. 2018/10/16(火) 14:24:32|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] bxwareki --- 西暦から和暦に日付を変換する

§1 はじめに

このパッケージは,グレゴリオ暦(例えば、2018/8/28)から日本語暦(例えば、平成30年8月28日,
実際に漢字を含む)への変換コマンドを提供します.また,アラビア数字か漢数字かを選択できます.
パッケージは,1873年(明治6年1月1日)以降の日付のみを扱うことに注意してください.

■ 2019年に計画された改元の支援について
日本では,2019/05/01に改元(天皇退位による)が計画されていますが,新しい元号はまだ発表されていません.
したがって,現在のバージョンのパッケージでは,1日またはそれ以降の日付はサポートされません(西暦年が
代わりに表示されます).
このパッケージは,新しい元号をサポートするように更新され,新しい元号が発表されるとすぐにCTANにアップロード
されます.

■ システム要件
・ TEX format: LATEX.
・ TEX engine: pdfTEX, LuaTEX, X.TEX, pTEX, upTEX, ApTEX (pTEX-ng), NTT-JTEX.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/bxwareki )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc bxwareki を実行するか,

上記に同梱の bxwareki.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに

  \usepackage {bxwareki}
  を記述します.

2.2 コマンド

\wareki*** のコマンドが用意されていますが,詳細はマニュアルをお読み下さい.
ここでは,主な使い方の一部を以下のサンプルで示します.

§3 サンプル

(1)1873/01/01 の和暦表示
   (明治5年(1872)12月3日を以って,明治6年(1873)1月1日とする:グレゴリオ暦に移行)
   本パッケージは,1873年(明治6年1月1日)からをサポートします.

bxwareki01.png



(2)1926/12/25(昭和元年) および 1989/01/08(平成元年) の和暦表示

bxwareki02.png



(3)現在の日付の和暦表示

bxwareki03.png



(4)改元前後の和暦表示
   改元前日(2019/04/30)までは和暦表示されますが,翌日の(2019/05/01)以降は
   元号未定のため,西暦表示となります.

bxwareki04.png



(EOF)


  1. 2018/10/08(月) 14:48:17|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] Pandocモード --- bxjsclsの「Pandocモード」を使う

§1 はじめに

TeX Wiki/BXjscls の "Pandocモード" の項目をお読みください.

1.1 インストール

Pandocが未入手の場合には,「Pandocの比較的簡単なインストール方法」をお読みの上,
インストールしてください.

1.2 マニュアル

Pandocをインストールしたら,コマンドラインから
  pandoc -h
とすると,コマンドオプションが表示されます.

また,

Pandoc ユーザーズガイド 日本語版 もあります.

§2 使い方

上記の TeX Wiki で述べられているように,

bxjsarticle クラスで Pandoc モードを指定した例を示します.

\documentclass[pandoc,jafont=ipaex,a5paper]{bxjsarticle}

この指定を生成するための Pandoc のオプション指定は以下のようになります.

pandoc sample.md -o sample.pdf --pdf-engine=lualatex
-V papersize=a5 -V documentclass=bxjsarticle
-V classoption=pandoc -V classoption=jafont=ipaex

(3行にわたって書かれていますが実際には1行で打ち込みます

(注意)
TeX Wikiでは --latex-engine=lualatex となっていましたが,
--pdf-engine=lualatex に変更してあります.
(Pandocの最新版 (Ver 2.3)では --pdf-engine でなければエラーになるため)

§3 サンプル

(1)入力ファイルが Markdown のとき (sample01.md)

   --------------------------------------
# まずは挨拶

1. 起立
1. 礼
1. 着席

# Pandocとは

Pandocとは,**文書作成ツール** や出版作業の基礎的なツールとして用いられる
フリーかつオープンソースのドキュメント・コンバータである.
   --------------------------------------

pandoc sample01.md -o sample01.pdf --pdf-engine=lualatex
-V papersize=a5 -V documentclass=bxjsarticle
-V classoption=pandoc -V classoption=jafont=ipaex

結果:

pan-sample01.png


(PDF余白と しおり は省略しています.)
 
 

(2)入力ファイルが LaTeX のとき (sample02.tex)

   --------------------------------------
\begin{document}
\section{まずは挨拶}

\begin{enumerate}
\item 起立
\item 礼
\item 着席
\end{enumerate}

\section{Pandocとは}

Pandocとは,\textbf{文書作成ツール} や出版作業の基礎的なツールとして用いられる
フリーかつオープンソースのドキュメント・コンバータである.
\end{document}
   --------------------------------------

pandoc sample02.tex -o sample02.pdf --pdf-engine=lualatex
-V papersize=a5 -V documentclass=bxjsarticle
-V classoption=pandoc -V classoption=jafont=ipaex

結果:
pan-sample02.png


(PDF余白と しおり は省略しています.)
 
(EOF)

  1. 2018/09/26(水) 12:49:32|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] auto-pst-pdf-lua --- LuaLaTeXとPostScriptコードの併用

§1 はじめに

このパッケージは,pst-pdfのラッパーであるauto-pst-pdfの
わずかに修正されたバージョンです.
パッケージでは,LuaLaTeXとPostScript関連のコードを一緒に使用することができます.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/auto-pst-pdf-lua )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc auto-pst-pdf-lua を実行するか,
上記に同梱の auto-pst-pdf-lua.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {auto-pst-pdf-lua}
  を記述します.

§3 サンプル
auto-pst-pdf-lua01.png


コンパイルは lualatex(または luajitlatex) で行います.

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{article}
\usepackage{pst-poker}
\usepackage{auto-pst-pdf-lua}
\usepackage{luatexja}


\begin{document}
\textbf{(1) Lua codeを使用する例}

[1+2+3+ ... +10]の総計=
\directlua{
total=0
for i=1,10 do
total=total+i
end
tex.print(total)
}

\bigskip

\textbf{(2) PostScript codeの例}

\begin{postscript}
\crdAs \crdQd
\end{postscript}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(EOF)
  1. 2018/07/23(月) 13:20:27|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] adjmulticol --- マルチカラムおよびシングルカラム出力のマージンの調整

§1 はじめに

adjmulticolパッケージは,multicolパッケージの拡張機能で、マルチカラムおよびシングルカラムレイアウト
のマージンを変更するオプションを提供します.
adjmulticolパッケージは,両面印刷のための偶数と奇数のマージンの違いを理解しています.

同類のパッケージとして拙著ブログ( vwcol --- 段幅を指定した多段組.multicol.styの拡張 )をご一読ください.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/adjmulticol )から
ダウンロードしてください.

TeXLive などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc adjmulticol を実行するか,
上記に同梱の adjmulticol.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {adjmulticol}
  を記述します.

2.2 コマンド

● adjmulticols環境

\begin{adjmulticols}{<number>}{<inner margin>}{<outer margin>} ~ \end{adjmulticols}

<number>    列数
<inner margin> 左側の余白
<outer margin> 右側の余白

<inner margin>と<outer margin>は現在のテキスト領域のマージンから計算されるため,
負の値はテキスト領域の拡張を意味します.


§3 サンプル

(1)jsarticle の例

adjmulticol01.png



\documentclass[a4paper]{jsarticle}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\usepackage{adjmulticol}
\usepackage{bxjalipsum}
%
\begin{document}
(1)\verb|{adjmulticols}{2}{20pt}{20pt}|
\begin{adjmulticols}{2}{20pt}{20pt}
\jalipsum[1-2]{wagahai}
\end{adjmulticols}

\bigskip

(2)\verb|{adjmulticols}{1}{0pt}{0pt}|
\begin{adjmulticols}{1}{0pt}{0pt}
\jalipsum[4]{wagahai}
\end{adjmulticols}

\bigskip

(3)\verb|{adjmulticols}{3}{20pt}{20pt}|
\begin{adjmulticols}{3}{20pt}{20pt}
\jalipsum[6]{wagahai}
\end{adjmulticols}
\end{document}
 
 
 

(2)jsbook の例

adjmulticol02.png


\documentclass[a4paper]{jsbook}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\usepackage{adjmulticol}
\usepackage{bxjalipsum}
%
\begin{document}
(1)\verb|{adjmulticols}{2}{10pt}{-1.5in}|
\begin{adjmulticols}{2}{10pt}{-1.5in}
\jalipsum[1-2]{wagahai}
\end{adjmulticols}

\bigskip

(2)\verb|{adjmulticols}{1}{0pt}{0pt}|
\begin{adjmulticols}{1}{0pt}{0pt}
\jalipsum[4]{wagahai}
\end{adjmulticols}

\bigskip

(3)\verb|{adjmulticols}{3}{10pt}{-1.5in}|
\begin{adjmulticols}{3}{10pt}{-1.5in}
\jalipsum[6]{wagahai}
\end{adjmulticols}
\end{document}


(EOF)

  1. 2018/07/19(木) 13:37:14|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] topfloat --- ページの上部にフロートを移動する

§1 はじめに

Topfloatは,ページの上部に2つまでのフロート要素を移動するパッケージです.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/topfloat )から
ダウンロードしてください.

TeXLive などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc topfloat を実行するか,
上記に同梱の topfloat.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {topfloat}
  を記述します.

2.2 書式とコマンド

(1)1つの要素のフロートの場合

\begin{topfloat}{1}
\topI
<contents>
\endtopI
\tabcap or \figcap[width]{caption}
\end{topfloat}

(2)2つの要素のフロートの場合

\begin{topfloat}{2}
\topI
<contents>
\endtopI
\tabcap or \figcap[width]{caption}
%
\topII
<contents>
\endtopII
\tabcap or \figcap[width]{caption}
\end{topfloat}

\tabcapと\figcapコマンドは,[width]が0ptより大きいサイズに設定された場合,
キャプションの大きさを宣言するオプションのパラメータを許可します.
0ptを指定すると,キャプションが1行になるように幅が決まります.
何も指定しなければ,キャプションの幅はフロート要素の幅になります.

§3 サンプル

topfloat01.png


\documentclass[a5paper]{ltjsarticle}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{topfloat}
\usepackage{lipsum}
%
\begin{document}
\lipsum[1]
\begin{topfloat}{2} % 2つのフロート要素をページ上部に設定する
\topI
\begin{tabular}{|c|c|c|}
\hline
4 & 9 & 2 \\ \hline
3 & 5 & 7 \\ \hline
8 & 1 & 6 \\ \hline
\end{tabular}
\endtopI
\tabcap{魔方陣}\label{tab:1}
%
\topII
\includegraphics[width=2cm]{tiger.pdf}
\endtopII
\figcap{虎の絵}\label{fig:1}
\end{topfloat}
\end{document}

(EOF)

  1. 2018/07/17(火) 14:39:30|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] tikzmarmots --- TikZでモルモットを描く楽しいパッケージ

§1 はじめに

tikzmarmotsパッケージは,TikZの画像で使用されるモルモット用のLaTeXパッケージです.
これらの小さな画像は,"tikzducks" の衣服やその他の属性を「借りる」ような方法で構築されています.
"tikzducks" については,拙著ブログ(tikzducks --- アヒルを使用するための楽しいパッケージ)
をご一読ください.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/tikzmarmots )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc tikzmarmots を実行するか,
上記に同梱の tikzmarmots.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {tikzmarmots} および \usetikzlibrary{marmots}
  を記述します.

2.2 コマンド

● \marmot[<shape name>=<color name>]
  <shape name>は
  body, whiskers, blush, teeth
  などです.

§3 サンプル

(注)マニュアル(tikzmarmots-doc.pdf)に豊富なサンプルがあります.ご一読ください.
   ここでは,その一部を掲載します.

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{ltjsarticle}
\usepackage{tikzducks}
\usetikzlibrary{ducks}
\usepackage{tikzmarmots}
\usetikzlibrary{marmots}
\usepackage[most]{tcolorbox}
%
\definecolor{duckblue}{RGB}{0,70,140}
\definecolor{marmotred}{RGB}{140,20,40}
%
\lstdefinestyle{marmotstyle}{%
language={[latex]TeX},
tabsize=2,
breaklines,
basicstyle=\footnotesize\ttfamily,
columns=fullflexible,
texcsstyle=*\color{duckblue}\bfseries,
keywordstyle=\color{red!60!black}\bfseries,
morekeywords={tikzpicture,scope,patterns,calc,pgfinterruptboundingbox},
moretexcs={marmot,path,definecolor,scalebox,foreach,node,draw,PassOptionsToPackage,%
usetikzlibrary,selectcolormodel,colorlet,includegraphics,tikzset,shade,duck},
}
%
\tcbset{%
colframe=marmotred,
arc=2mm,
fonttitle=\bfseries,
sidebyside,
listing options={style=marmotstyle},
center lower,
righthand width=6.5cm,
bottom=0pt,
top=0pt,
before lower={%
\setlength{\parskip}{0.5cm}%
\spaceskip=5\fontdimen2\font},
}
\lstset{style=marmotstyle}

\begin{document}

  <ここにモルモットの描画を作成する>

\end{document}

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


(1)基本的なモルモット(デフォルト)

tikzmarmots01.png


\begin{document}
\begin{tcblisting}{title={Basic marmot}}
\begin{tikzpicture}
\marmot
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}
\end{document}
 
 
 
(2)body の色を変更

この基本的なモルモットをカスタマイズするために,パッケージはpgfキーを使用します.
これらのキーは,例えば、body = <color name> でmarmotの色を変更するために使用できます.

tikzmarmots02.png


\begin{document}
\begin{tcblisting}{title={Blue marmot}}
\begin{tikzpicture}
\marmot[body=blue]
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}
\end{document}
 
 
 
(3)tikzducks(\duck)との組み合わせ

tikzmarmots03.png


\begin{document}
\begin{tcblisting}{title={Blue marmot \& duck}}
\begin{tikzpicture}
\marmot[body=blue]
\end{tikzpicture}
\begin{tikzpicture}
\duck[body=blue]
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}
\end{document}


(EOF)
  1. 2018/07/14(土) 10:04:55|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] pagecolor --- ページカラー(背景色)を設定する

§1 はじめに

このパッケージは \pagecolor というコマンドを提供しています.
これは現在のページ(背景)の色を提供します.

\thepagecolornoneコマンドは,ページの背景色が「none」以外の場合を除き,
\thepagecolorと同じ色を指定します.

ページの背景色が「none」の場合(\pagecolor{none}),
\thepagecolorは白で、\thepagecolornoneは「none」です.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/pagecolor )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc pagecolor を実行するか,
上記に同梱の pagecolor.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage[option] {pagecolor}
  を記述します.
  
  [option]は
  pagecolor={<some color>}  初期値の色を設定.デフォルトはpagecolor = {none}です.
  nopagecolor={<some color>} 初期値の色を設定.デフォルトはnopagecolor = {none}です.
                \nopagecolorはnopagecolorオプションで定義された色を使用して
                \pagecolorコマンドに置き換えられます.
                
                
2.2 コマンド

● \pagecolor{<some color>}   背景色を設定
● \thepagecolor  現在のページ(背景)の色を表示
● \restorepagecolor   復元する直前の背景色を設定
● \newpagecolor{<some color>}  新たに背景色を設定

\newpagecolor{<some color>}および\restorepagecolorは,
geometryパッケージの\newgeometryおよび\restoregeometryに似ています.

\newpagecolor{<some color>}は\pagecolor{<some color>}を実行し,前に使用したページの色を覚えています.
\restorecolor(引数なし)は\newpagecolor{...}コマンドを使用する前に使用していたページカラーに戻します.

§3 サンプル

以下のソースファイルは,マニュアルと同梱の pagecolor-example.pdf と
ほぼ同じです.ソースファイルの背景色はこの pagecolor-example.pdf をご覧ください.
コンパイルは lualatex で行います.

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a5paper]{ltjsarticle}
\usepackage[x11names]{xcolor}
\usepackage[pagecolor={LightGoldenrod1},nopagecolor={none}]{pagecolor}
\usepackage{afterpage}
\usepackage{lipsum}
\parindent0pt
%
\begin{document}
\section*{Example for pagecolor}

● 使用されるオプションは,\\
pagecolor = {LightGoldenrod1}(pagecolor = {none}がデフォルト)です.

● 現在のページ(背景)の色は \\
\verb|\thepagecolor| = LightGoldenrod1 \\
(および \verb|\thepagecolornone |= LightGoldenrod1)

\newpage

\pagecolor{rgb:-green!40!yellow,3;green!40!yellow,2;red,1}

{\color{white} 現在のページ(背景)の色は \\
\verb|\thepagecolor| = \thepagecolor .}

\newpage

\newpagecolor{red}

このページは\verb|\newpagecolor{red}|を使用しています.

\newpage

\restorepagecolor

{\color{white}このページは\verb|\restorepagecolor| 復元する
赤色のページの前にあった値にページの色を変換します.}

\newpage

\pagecolor{none}

このページは\verb|\pagecolor{none}|を使用します.
\verb|\thepagecolor| = white
および\verb|\thepagecolornone| =なし.

\newpage

\restorepagecolor

{\color{white}\verb|\restorepagecolor| 再度ページの色を復元しました.}

\newpage

\pagecolor{green}

このページは\verb|\pagecolor{green}|のため緑色です。

\newpage

\newpagecolor{blue}\afterpage{\restorepagecolor}

{\color{white}\verb|\newpagecolor{blue}\afterpage{\restorepagecolor}|\\
ここではこのページが青色で,次のページは自動的に
ここで青に変更される前のページの色(緑色)はです.

\smallskip
{\color{red}\textbf{\lipsum[1-4]}

\bigskip

ページの終わりにページの色が元に戻った.
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(EOF)
  1. 2018/07/08(日) 14:20:42|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] widetable --- 指定された幅のテーブルをタイプセットする環境

§1 はじめに
更新版(2018/07/08) 一部修正

widetableパッケージは,tabular*,tabularxとは異なり,列間glueを使って指定された幅のテーブルをタイプセットする
新しい環境を定義します. 幅長によりtabularセルは必要に応じてすべて伸張(または収縮)します.また,pos(r,l,c)の
指定も自由です.

(1)tabularx について
   e.g. 横位置パラメータ {|l|X|r|} Xは自動計算され,セル内テキストは左寄せとなる.
   
(2)tabular* について
   e.g. 横位置パラメータに \extracolsep{fill}が必要.1列目以外のセル内テキストは右寄せとなる.
   
(3)widetable について
   セル内テキストは \tabcolsep が自動計算され,常にセル内テキストは中央寄せとなる.
1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/widetable )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc widetable を実行するか,
上記に同梱の widetable.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {widetable}
  を記述します.

2.2 コマンド

● \begin{widetable}{<width>}{<column descriptors>}
 ~\end{widetable}

§3 サンプル

widetable01A.png
widetable01B.png


(EOF)

  1. 2018/07/08(日) 10:06:49|
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