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天地有情

[LaTeX] tocenter --- センタリング ページレイアウト

§1 はじめに

テキスト本文(オプションでヘッダー,フッター,およびマージンテキスト)が
ページの中央にくるようにマージンを計算する \ToCenter を定義します.
同様のインターフェースをもつ他のコマンドも定義されています.

パッケージは "NCC tools" バンドルの一部です.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://www.ctan.org/pkg/tocenter )から
ダウンロードしてください.

ncctools.zip を解凍すると2つのディレクトリがあります.
  ・doc
  ・source

・docディレクトリにある tocenter.pdf
・sourceディレクトリにある ncctools.ins から 解凍(latex ncctools.ins)し,
 tocenter.sty を取出し,適切に配置します.

たとえば,以下のディレクトリに配置します.
  ・texmf-dist/tex/latex/tocenter(新設)に tocenter.sty
  ・texmf-dist/doc/latex/tocenter(新設)に tocenter.pdf

その後,mktexlsr を実行します.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc tocenter を実行するか,
上記に同梱の tocenter.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {tocenter}
  を記述します.

2.2 コマンド

パッケージには,ドキュメントのレイアウトパラメータをカスタマイズするコマンドが用意されています.

● \ToCenter[<hfm>]{<text-width>}{<text-height>}
  指定されたテキスト領域をヘッダー/フッター/マージン領域とともに用紙に
  中央揃えするようにマージンを計算します.
  オプションの<hfm>パラメーターは,センタリング中に追加の領域を
  考慮するものを指定します.
  これは、h(ヘッダー),f(フッター),m(マージナルノート)の3文字の組み合わせです.

● \FromMargins[<hfm>]{<left>}{<right>}{<top>}{<bottom>}
  自由なスタイルでページレイアウトパラメーターを計算します.

● 星形コマンド
   ・\ToCenter*{<text-width>}{<text-height>}
   ・\FromMargins*{<left>}{<right>}{<top>}{<bottom>}

    ヘッダー,フッター,マージナルノート,相互参照,目次のない単純なドキュメントの配置を
    目的としています.

(注)
上記のコマンドはすべて,プリアンブルに記述します.
            
§3 サンプル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a5paper,9pt,nomag]{jsarticle}
\usepackage{bxpapersize}
\usepackage[pagecolor=gray!25]{pagecolor}
\usepackage{tocenter}
\ToCenter[hf]{0.8\textwidth}{0.8\textheight}
\usepackage{bxjalipsum}
%
\begin{document}
\section{猫}
\jalipsum[1-5]{wagahai}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


tocenter01.png



(EOF)

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  1. 2019/09/15(日) 16:34:45|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] chemarr --- 銛(もり)形状の矢印

§1 はじめに

化学者はテキストを上下に配置する可能性のある長いバージョンの反応矢印を必要とすることがよくあります.
amsmathの\xrightarrowと\xleftarrowに似て,このパッケージはマクロ \xrightleftharpoons を提供します.
このパッケージは,oberdiekバンドルの一部です.


1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/chemarr )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc chemarr を実行するか,
上記に同梱の chemarr.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {chemarr}
  を記述します.

2.2 コマンド

● \xrightleftharpoons[<below>]{<above>}

§3 サンプル

chemarr01.png


(EOF)


  1. 2019/08/21(水) 08:19:09|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] subtext --- 数学モードの簡単なテキストスタイルの添え字

§1 はじめに

subtextパッケージは,_にオプションの引数を与えることで,数学モードでテキストスタイル
の添え字に簡単にアクセスできるようにします.
これは、amstextパッケージの\text{}コマンドを使って実装されています.
数学モードでは,通常どおり _ 文字 を使用して通常の結果を得ます.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/subtext )から
ダウンロードしてください.

TeXLiveには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc subtext を実行するか,
上記に同梱の subtext.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {subtext}
  を記述します.

2.2 コマンド

(1)  _{...}     amstextパッケージの\text{}コマンド形式で表示されます.

(2)  _[...]     欧文引数があれば,upright で表示されます.


§3 サンプル

(1)ソースファイル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper,12pt]{jsarticle}
\usepackage{subtext}
\begin{document}
(1) \verb+Y=AX_{uvw長いテキスト}+の例

\[
Y=AX_{uvw長いテキスト}
\]

\bigskip

(2) \verb+Y=AX_[uvw長いテキスト]+の例

\[
Y=AX_[uvw長いテキスト]
\]
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(2)結果

subtext01.png



(EOF)

  1. 2019/08/05(月) 06:49:23|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] arraycols --- array環境およびtabular(x)環境用の新しい列型

§1 はじめに

arraycolsパッケージは,水平方向と垂直方向の中央揃え,または大きな数式用に高さを調整した,
array環境およびtabular(x)環境用の新しい列タイプを提供します.
また,さまざまな太さの垂直および水平方向の罫線を描画するためのマクロも用意されています.

arraycolsパッケージは,arrayの他に,x,y,z,Z型の列に必要なcellspaceパッケージと,
TとZに必要なtabularx,およびマルチラインテーブルセルのさまざまな配置に対応する
makecellをロードします.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/arraycols )から
ダウンロードしてください.

TeXLiveには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc arraycols を実行するか,
上記に同梱の arraycols.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
\usepackage {arraycols}
を記述します.

2.2 コマンド

以下は,arraycolsによって定義されたカラム型とマクロの要約です.

列指定定義
   
L 左調整列  (array環境ではLRモード,tabular環境ではmathモード)
C 中央調整列 (同上)
R 右寄せ列  (同上)
t{<width>} 水平方向と垂直方向の中央に配置されたpのような固定幅のテキスト列(LRモード)
x 水平線に触れないように高さを調整したmathモードの中央揃え列
y 高さを調整したmathモードで左揃えの列
z{<width>} xのように高さが調整され,<width>が固定された数式モードの中央揃え列
T tabularx環境用に幅を調整した中央揃えのテキスト列
Z Tのようにtabularxの中央揃えされた列ですが,xやzのように高さが調整されたmathモード
I 太縦罫線(1pt)
V{<thickness>} 変数<thickness>を持つ垂直線
   
水平線定義
\whline 横幅(1pt)



arrayパッケージのドキュメントを参照して,L,C,R型の列のLRモードを
arraycolsは,mathモードに逆にするL,C,R型の列を提供します.
その後,これらの列型を使用して,
arrayの中央揃え,左揃え,または右揃えのLRモード,
またはtabularでのmathモードを取得できます.

例えば,\begin{tabular}{|l|C|r|}は中央揃え mathモード で2列目を生成し,
\begin{array}{|L|c|c|}は左寄せテキストモードで1列目を生成します .


§3 サンプル

(例1)標準的な例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper,12pt,nomag]{jsarticle}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{arraycols}
\usepackage{newtxtext,newtxmath}
%
\begin{document}
\begin{tabularx}{.6\linewidth}{|y|x|T|}
\hline
{\displaystyle \int_1^x \frac{1}{t}dt}%
& {\displaystyle \frac{a}{b}+\int_1^x \frac{1}{t}dt}%
& あいうえおabc \\
\hline
{\displaystyle \frac{a}{b}}%
& {\displaystyle \frac{a}{b}}%
& いろはxyz \\
\hline
\end{tabularx}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

arraycols01.png



列指定{|y|x|T|}の説明:

|y|は,mathモードで高さが調整された左揃えの列である.

|x|は,mathモードで高さが調整された中央揃えの列である.

|T|は,tabularx環境用に幅を調整した中央揃えのテキスト列である.



(例2)罫線を太くした例



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{tabularx}{.6\linewidth}{IyIxITI}
\whline
{\displaystyle \int_1^x \frac{1}{t}dt}%
& {\displaystyle \frac{a}{b}+\int_1^x \frac{1}{t}dt}%
& あいうえおabc \\
\whline
{\displaystyle \frac{a}{b}}%
& {\displaystyle \frac{a}{b}}%
& いろはxyz \\
\whline
\end{tabularx}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

arraycols02.png



列指定{IyIxITI}の説明:
|y|x|T|の縦罫線を太くするため,'|'の代わりに'I'(アイ)に置換する.

横罫線(\whline)の説明:
横罫線を太くするため,'\hline'の代わりに'\whline'に置換する.

(EOF)

  1. 2019/07/21(日) 14:42:24|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] eqexpl --- 式の説明を揃える

§1 はじめに

eqexpl は数式の構成要素について完全にフォーマットされた説明を適用して
術語・用語・記号などのリストを作成するツールです.

類似のパッケージとして,拙著ブログ「nomencl --- 専門用語リストの作成」も
ご一読ください.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/eqexpl )から
ダウンロードしてください.

TeXLive には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc eqexpl を実行するか,
上記に同梱の eqexpl.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {eqexpl}
  を記述します.

2.2 コマンド

● \begin{eqexpl} ~ \end{eqexpl}

  例:

\begin{eqexpl}
   \item パラメータを記述
   \item 〃
   \item 〃
\end{eqexpl}


(詳細は,サンプルをご覧ください.)


§3 サンプル

eqexpl01.png

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper,11pt]{jsarticle}
\usepackage{newtxmath}
\usepackage{eqexpl}
\parindent0pt
%
\begin{document}
伝達関数$G(s)$において$s$を$j\omega$に置き換えた$G(j\omega)$
を周波数伝達関数という。また、周波数$\omega$を$0$から$\infty$
まで変化させたときの$|G(j\omega)|$をゲイン特性といい、$\phi$
の変化を位相特性という。

\bigskip

\begin{eqexpl}[3cm]
  \item {$G(s)$} 伝達関数
  \item {$G(j\omega)$} 周波数伝達関数
  \item {$g(j\omega)$} ゲイン特性
\item {$\phi$} 位相特性
\end{eqexpl}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

\begin{eqexpl}[3cm]:項目全体を右側へ[3cm]に設定している.
 
 



eqexpl02.png

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{document}
\begin{equation*}
E = m c^2
\end{equation*}
%
\eqexplSetDelim{$\to$}
\begin{eqexpl}[3cm]
  \item {$E$} 等価エネルギー
  \item {$m$} 質量
  \item {$c$} 光の速度 ($ c \approx 3 \times 10^8 m/s$)
\end{eqexpl}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

\eqexplSetDelim{$\to$}:デフォルトの --- を \to(→)に変更している.


(EOF)

  1. 2019/07/13(土) 12:42:58|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] tikz-imagelabels --- TikZを使って画像にラベルをつける

§1 はじめに

tikz-imagelabelsパッケージはTikZの助けを借りて既存の画像にラベルテキストを
追加することを可能にします.
これは,画像内の特定の機能にラベルを付けるために使用できます.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/tikz-imagelabels )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc tikz-imagelabels を実行するか,
上記に同梱の tikz-imagelabels.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {tikz-imagelabels}
  を記述します.

2.2 コマンド

(1)環境
 
● \begin{annotationimage}[<grid>]{<options>}{<file name>}
          ~ \end{annotationimage}

 
  <grid> は,座標グリッドのパラメータです.
  座標グリッドは,ラベル付けされる点の座標を見つけるために使用されます.
  パラメータ<grid>が省略された場合,座標グリッドは描画されません.
  
  <options>は,\includegraphicsコマンドによって理解されるオプションのセットです.
  <file name>は,明らかに,画像のファイル名です.
  \includegraphicsでサポートされている任意の画像フォーマットを使うことができます.
  
(2)ラベルの追加:\drawマクロを使用して,ラベルを画像に追加
 
● \draw[image label = {<text> at <placement>}];
  
  <text>は,ラベルに入れるテキストが含まれています.
  
  <placement>は,ラベルの配置を指示します.
    north west,north, north east, east, south east, south, south west ,west, center
    のいずれかです.
  
(3)annotationの追加:\drawを使って追加されます.
 
● \draw[annotation <placement> =
               {<text> at <position>}] to (<x>, <y>);
 
  <placement>は,above, right, below, leftのいずれかです.
  annotationが画像のどちら側に表示されるかを指示します.
  <above>と<below>は基本的にテキストのy座標を決定し,
  <left>と<right>はテキストのx座標を決定します.
  残りの座標は、位置を使用して決定されます.
  <text>はannotationの実際のテキストです.
  <x>と<y>パラメータは,矢印が指すべき実際の座標です.
  
  tikz-imagelabelsは矢印の先端と与えられた座標との間に小さな距離を
  自動的に挿入するので,矢印は座標の近くにあります.注意してください.


§3 サンプル

(注)使用した画像「pleiades.jpg」は本パッケージに収蔵されています.
   コンパイルは ptex2pdf -l xxx.tex

(1)グリッドも表示する.

tikz-imagelabels01.png



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper,dvipdfmx]{jsarticle}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{tikz-imagelabels}
%
\begin{document}
\begin{annotationimage}[grid]{width=6cm}{pleiades.jpg}
\draw[annotation left = {おうし座27番星 at 0.3}] to (0.11,0.40);
\draw[annotation left = {おうし座28番星 at 0.55}] to (0.11,0.49);
\draw[annotation left = {おうし座イータ星 at 0.8}] to (0.39,0.45);
\draw[annotation below = {おうし座23番星 at 0.5}] to (0.58,0.28);
\draw[annotation right = {おうし座17番星 at 0.3}] to (0.84,0.45);
\draw[annotation right = {おうし座16番星 at 0.75}] to (0.85,0.64);
\draw[annotation above = {おうし座20番星 at 0.4}] to (0.67,0.72);
\draw[annotation above = {おうし座19番星 at 0.9}] to (0.78,0.82);
\draw[image label = {M45散開星団 at south east}];
\end{annotationimage}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


(2)グリッドを非表示する.([grid]オプションを省略する

tikz-imagelabels02.png



(EOF)

  1. 2019/07/06(土) 10:19:41|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] pgf-blur --- "ぼやけた影"用の PGF/TikZパッケージ

§1 はじめに

pgf-blurパッケージは,PGF/TikZ画像(ノードの境界線を含む任意の閉じたパス)に
ぼやけた/色あせた 影を追加します.TikZ/PGFライブラリモジュールとして構成されています.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/pgf-blur )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc pgf-blur を実行するか,
上記に同梱の pgf-blur.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {tikz} および \usetikzlibrary{shadows.blur}
  を記述します.

2.2 コマンド

● shadowの外観
  blur shadowオプションに引数を与えることで微調整できます.

● シフト・スケール・透明度・半径
 ・shadow xshift (default: 3ex)
 ・shadow yshift (default: -3ex)
 ・shadow scale  (default: 1)
 ・shadow opacity (default: 40) 0~100で指定
 ・shadow blur radius= (default: 0.4ex) 「ぼかし」の半径

● 環境
 ・\begin{tikzpicture}~\end{tikzpicture}


§3 サンプル

コンパイル: ptex2pdf -l xxx.tex


(1)オプション:デフォルトのまま

pgf-blur01.png



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper,dvipdfmx]{jsarticle}
\usepackage{tikz}
\usetikzlibrary{shadows.blur}
%
\begin{document}
\begin{tikzpicture}
\filldraw[fill=yellow, draw=black, blur shadow]
(90:2cm)--(234:2cm)--(18:2cm)--(162:2cm)--(306:2cm)--cycle;

\filldraw[fill=red!30, draw=black, blur shadow] (4,0) circle (1);

\node[fill=white, draw=black, blur shadow] at (8,0.5) {\Large Node};
\end{tikzpicture}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



(2)オプション:シフト・スケール付き

pgf-blur02.png



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper,dvipdfmx]{jsarticle}
\usepackage{tikz}
\usetikzlibrary{shadows.blur}
%
\begin{document}
\begin{tikzpicture}
\filldraw[fill=yellow, draw=black, blur shadow={shadow xshift=1ex,shadow yshift=-1ex,%
shadow scale=1.1}] (90:2cm)--(234:2cm)--(18:2cm)--(162:2cm)--(306:2cm)--cycle;

\filldraw[fill=red!30, draw=black,
blur shadow={shadow xshift=1ex,shadow yshift=-1ex,shadow scale=1.1}]
(4,0) circle (1);

\node[fill=white, draw=black, blur shadow={shadow xshift=1ex,shadow yshift=-1ex,%
shadow scale=1.1}] at (8,0.5) {\Large Node};
\end{tikzpicture}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


(EOF)

  1. 2019/06/30(日) 11:41:26|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] ocgx --- JavaScriptなしでPDF文書内でOCGを使用する

§1 はじめに

ocgxパッケージは,PDF文書内にOCG(Optional Content Groups)を作成できます.
すべてのOCGはTeX素材をPDFファイルのレイヤーに含みます.リンクはOCGの表示を有効または無効にすることができます.
Javascriptを使用しません.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/ocgx )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

なお,ocgx は ocg-p パッケージをリクエストしますので,W32TeXでは追加でインストールします.
CTAN( https://ctan.org/pkg/ocg-p )からダウンロードしてください.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc ocgx を実行するか,
上記に同梱の ocgx.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {ocgx}
  を記述します.

2.2 主なコマンド

使い方は「サンプル」をご覧ください.

● \begin{ocg}{layer name}{layer id}{initial visibility} ~ \end{ocg}

● \setocgs[optional options]{tlayerid1 tlayerid2 ...}
       {slayerid1 slayerid2 ...}{hlayerid1 hlayerid2 ...}{display}


● \switchocg{ocg1 ocg2}{toggle}


§3 サンプル

注意要約:

(a) ocgx は ocg-p をリクエストします.W32TeXの場合,インストールが必要です.

(b) コンパイルは pdflatex で 2回繰り返します.

(c) pdfリーダーは Acrobat Reader DC あるいは,PDF-XChange Viewer を利用します.
  これ以外のpdfリーダーは,利用できません.クラッシュするかもしれません.

(d) PDF は version1.5 以上です.

(e) ocgx は 日本語の利用はできません.

--------------------

(1)例1

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper]{scrartcl} %{article}可
\usepackage{ocgx}
%
\begin{document}
\begin{ocg}{OCG-1}{ocg1}{1} %05行目
1:The quick brown fox
\end{ocg}

\begin{ocg}{OCG-2}{ocg2}{0} %09行目
2:jumps over the lazy dog
\end{ocg}

\bigskip

\switchocg{ocg1}{\fbox{1:Click here to toggle text visibility}} %15行目

\switchocg{ocg2}{\fbox{2:Click here to toggle text visibility}} %17行目
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

05行目:\begin{ocg}{OCG-1}{ocg1}{1}
    末尾の{1}は初期値が「表示」状態を表す.
    {ocg1}は "1:The quick brown fox" を表示する.
    
09行目:\begin{ocg}{OCG-2}{ocg2}{0}
    末尾の{0}は初期値が「非表示」状態を表す.
    {ocg2}は "2:jumps over the lazy dog" で「非表示」である.
    
15行目:\switchocg{ocg1}{\fbox{1:Click here to toggle text visibility}}
    クリックすると,{ocg1}文字列が「表示」→「非表示」に変化する構文である.
    もう一度,クリックすると,「非表示」→「表示」に変化する.
    クリックを繰り返すと,「表示」→「非表示」を繰り返す.(トグル操作)
    
17行目:\switchocg{ocg2}{\fbox{2:Click here to toggle text visibility}}
    クリックすると,{ocg2}文字列が「非表示」→「表示」に変化する構文である.
    もう一度,クリックすると,「表示」→「非表示」に変化する.
    クリックを繰り返すと,「非表示」→「表示」を繰り返す.(トグル操作)
    

ocgx01.png







(2)例2

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{scrartcl} %{article}可
\usepackage{tikz}
\usepackage{ocgx}
\usepackage{enumerate}
\usepackage{graphicx}
%
\begin{document}
\begin{enumerate}
\item \setocgs{ocg1 ocg2 ocg3}{ocg1}{ocg2 ocg3}{Golfer} %09行目
\item \setocgs{ocg1 ocg2 ocg3}{ocg2}{ocg1 ocg3}{Tiger} %10行目
\item \setocgs{ocg1 ocg2 ocg3}{ocg3}{ocg1 ocg2}{Lion} %11行目
\end{enumerate}

\providecommand{\pica}[1]{
\includegraphics[scale=0.2]{#1.pdf} %14行目
}
\begin{ocg}{OCG 1}{ocg1}{1} %16行目
\begin{tikzpicture}
\node[] (p1) {\pica{Golfer}};%
\end{tikzpicture}
\end{ocg}
%
\begin{ocg}{OCG 2}{ocg2}{0} %21行目
\begin{tikzpicture}
\node[] (p1) {\pica{Tiger}};
\end{tikzpicture}
\end{ocg}
%
\begin{ocg}{OCG 3}{ocg3}{0} %27行目
\begin{tikzpicture}
\node[] (p1) {\pica{Lion}};%
\end{tikzpicture}
\end{ocg}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

09行目:\setocgs{ocg1 ocg2 ocg3}{ocg1}{ocg2 ocg3}{Golfer}
    初期値はocg1(Golfer)が表示され,ocg2(Tiger) ocg3(Lion)は非表示の状態の構文である.

10行目:\setocgs{ocg1 ocg2 ocg3}{ocg2}{ocg1 ocg3}{Tiger}
    "2:選択"されると,ocg2(Tiger)が表示され,ocg1(Golfer) ocg3(Lion)は非表示の構文である.

11行目:\setocgs{ocg1 ocg2 ocg3}{ocg3}{ocg1 ocg2}{Lion}
    "3:選択"されると,ocg3(Lion)が表示され,ocg1(Golfer) ocg2(Tiger)は非表示の構文である.

14行目:\includegraphics[scale=0.2]{#1.pdf}
    画像はpdfである.pngならば{#1.png}とする.

16行目:\begin{ocg}{OCG 1}{ocg1}{1}
    Golfer.pdfの表示の構文である.初期値は「表示」.

21行目:\begin{ocg}{OCG 2}{ocg2}{0}
    Tiger.pdfの表示の構文である.初期値は「非表示」.

27行目:\begin{ocg}{OCG 2}{ocg2}{0}
    Lion.pdfの表示の構文である.初期値は「非表示」.



ocgx02-1.png




ocgx02-2.png




ocgx02-3.png



(EOF)

  1. 2019/06/26(水) 08:45:57|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] pst-fun --- 面白いオブジェクトを描画するためのPSTricksパッケージ

§1 はじめに

PSTricksで funny macros --- "おもしろい"オブジェクトを描きます.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/pst-fun )から
ダウンロードしてください.

TeXLive には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc pst-fun を実行するか,
上記に同梱の pst-fun-doc.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {pstricks-add,pst-fun}
  を記述します.

§3 書式例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper]{scrartcl}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{pstricks-add,pst-fun}
\usepackage{showexpl}
\lstset{explpreset={pos=t,width=-99pt,overhang=0pt,hsep=\columnsep,%
vsep=\bigskipamount,rframe={}}}
%
\begin{document}
\begin{LTXexample}
   ----------------------------------------------
   \centering
   \begin{pspicture}
   
    ここに "オブジェクト仕様" を記述する
   
   \end{pspicture}
   ----------------------------------------------
\end{LTXexample}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


§4 サンプル

【コンパイル手順】

(a) latex %1.tex
(b) latex %1.tex
(c) dvips %1.dvi
(d) ps2pdf %1.ps %1.pdf

=============

(1)psBill

pst-fun01.png



(2)psFish

pst-fun02.png



(3)psBird

pst-fun03.png



=============

【注】詳細は以下をお読みください.

・pst-doc.cls
・pst-fun.sty
・pst-fun.tex


(EOF)
  1. 2019/06/21(金) 12:50:45|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] pst-vectorian - 装飾品を描画する

§1 はじめに

パッケージはPSTricksを使用して装飾品を描画します.
psvectorian.styパッケージで提供される196個の装飾品の一覧はマニュアル示されています.
 
 
類似のパッケージとして,「pgfornament --- PGF/TikZによるベクトル装飾の描画」があります.ご一読ください.


1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/pst-vectorian )から
ダウンロードしてください.

TeXLiveには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc psvectorian を実行するか,
上記に同梱の psvectorian.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {psvectorian}
  を記述します.

2.2 コマンド

点(x,y)でのパターン(装飾品)の表示は,次のようにpstricksのマクロ \rput を使って行われます.

● \rput[refpoint]{angle}(x,y){\psvectorian[options]{number}}

  マクロ \psvectorian[options]{number} は要求された number に対応するパターンを描きます.
  numberは1から196の間でなければなりません.
 
● options

・scale=<スケール>  0から1の間の数値(デフォルトは1)
・opacity=<番号>  不透明度は,0から1の間の数値(デフォルトは1)
・width = <数値+単位> 幅を指定.高さが指定されていない場合は,比率が保持される.
・height= <数値+単位> 高さを指定.幅が指定されていない場合,比率は保持される.
・color = <色> パターンの色を設定する.
        デフォルトでは,色は\psvectorianDefaultColorマクロで定義されている.
        このマクロはユーザーが再定義できます.パッケージをロードするときには黒色.
・flip=<真/偽> 実際には,パターンは軸対称であり、軸は水平で,バウンディングボックスの中心を通る.
        デフォルト値はfalse.
・mirror=<真/偽> 実際には,パターンは軸対称であり、軸は垂直で、境界ボックスの中心を通る.
         デフォルト値はfalseです。

§3 サンプル

コンパイル:
(a) platex foo.tex
(b) dvips foo.dvi
(c) ps2pdf foo.ps foo.pdf



(1)

psvectorian01.png




(2)

psvectorian02.png




(3)

psvectorian03.png





(EOF)
  1. 2019/06/15(土) 08:54:06|
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