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天地有情

[LaTeX] comicneue --- Comic NeueをLaTeXシステムで使用する

§1 はじめに

Comic Neueは,有名なComic Sansフォントの再設計です. パッケージは,XeTeXおよびLuaTeX
ユーザーにOpenTypeフォントを,pdfTeXユーザー用にType1ファイルを提供します.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/comicneue )から
ダウンロードしてください.
("ダウンロード"より"comicneue.tds.zip"の方をクリックした方が便利です)

TeXLive には標準でインストールされています.

【備忘】インストール後は mktexlsr(or texhash) および updmap でマップファイルの追加
    を忘れずに!!

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc comicneue を実行する
か,上記に同梱の comicneue.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage[option] {comicneue}
  を記述します.

[option]:
• light:デフォルトで軽量を使用します.
• regular:デフォルトで通常のウェイトを使用します.
• angular:通常のバリアントの代わりにangularバリアントを使用します.
• scale:係数を使用してスケーリングを変更します. 例:scale = .5
• default:Sans-serifがデフォルトのフォントファミリーとして設定されています.
• sfdefault:Comic Neueはsans-serifファミリーとして設定されています.
• nosfdefault:Comic Neueはsansserifファミリーとして設定されていません.
• type1,t1:自動検出を上書きし,Type 1フォントを使用します.
• opentype,otf:自動検出を上書きし,OpenTypeフォントを使用します.

2.2 コマンド

すべてのウェイトとスタイルのコマンドも提供されています.
• \comicneue –通常の太字の重み.
• \comicneuelight –軽くて太いウェイト.
• \comicneueangular –angularスタイルの通常の太字の重み.
• \comicneueangularlight –angularスタイルの軽くて太いウェイト.

§3 サンプル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% ! TeX program=lualatex または xelatex
%
\documentclass{article}
\usepackage{lmodern}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{graphicx}
\usepackage[margin=2cm]{geometry}
\usepackage[default,opentype]{comicneue}
\parindent0pt
%
\begin{document}
\comicneuelight
\resizebox{\linewidth}{!}{comicneue}
\comicneueangular\bfseries
\section{Churchill memo}
In 1940, Winston Churchill, in the position of British Prime Minister on the verge of catastrophe, sent the following note to the heads of government departments:

We have to read a large amount of documents to carry out our duties. Almost all of the paperwork is too long. It's a waste of time and it takes time to find the point. I would like to ask my colleagues and their subordinates to shorten the report..

\itshape
\section{italics}
In 1940, Winston Churchill, in the position of British Prime Minister on the verge of catastrophe, sent the following note to the heads of government departments:

We have to read a large amount of documents to carry out our duties. Almost all of the paperwork is too long. It's a waste of time and it takes time to find the point. I would like to ask my colleagues and their subordinates to shorten the report..
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


コンパイルは lualatex または xelatex で行います.

comicneue01.png


【注意】コンパイルを pdflatex で実行する場合には,
    \usepackage[default,type1]{comicneue}とします.

(EOF)
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  1. 2020/07/12(日) 06:05:23|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] emoji --- LuaLaTeXでの emoji (絵文字)のサポート

§1 はじめに

このパッケージを使用すると,ユーザーはLaTeXドキュメントに絵文字をタイプセットできます.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN から以下の2つをダウンロードしてください.

● CTAN( https://ctan.org/pkg/emoji )

● CTAN( https://ctan.org/pkg/twemoji-colr )

TeXLive には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc emoji を実行するか,
上記に同梱の emoji-doc.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {emoji}および
  \setemojifont{EmojiOneMozilla} または \setemojifont{TwemojiMozilla}
  を記述します.

2.2 コマンド

● \emoji {〈name〉}
  これは絵文字を使用するためのメインコマンドです.すべての有効な「name」はマニュアルの
  サブセクション3.1に記載されています.(フルネームとエイリアスはどちらも問題ありまん)

● カラー絵文字フォント
以下の3つのフォントをダウンロードし,fontsデレクトリに配置します.

  (a) EmojiOneMozilla.ttf

【注】macOSでは「Apple Color Emoji」というカラーフォントがインストールされていると思われ
   ます.

  (b) TWemojiMozilla.ttf

  (c) NotoSansJPフォント

今回,W32TeXでは以下のように配置しました.
(a),(b)は C:\w32tex\share\texmf-fonts\fonts\truetype以下に配置.
(c)は C:\w32tex\share\texmf-local\fonts\opentype\NotoSans以下に配置.


§3 サンプル

(1)ソースコード
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% ! TeX program = lualatex
\documentclass{ltjsarticle}
\usepackage{emoji}
\setemojifont{EmojiOneMozilla} % または\setemojifont{TwemojiMozilla}
\begin{document}
\section{簡単な絵文字の表示}
\emoji{joy}
\emoji{+1}
\emoji{family-man-woman-girl-boy}
\emoji{woman-and-man-holding-hands-light-skin-tone-medium-dark-skin-tone}
\emoji{heart-eyes}
\emoji{crossed-flags}

\section{\emoji{hamburger} Introduction}
emojiパッケージを使用すると,ユーザーはLaTeXドキュメントに絵文字をタイプセットできます.

絵文字は,通常、カラフルな漫画の形で表示され,テキスト内でインラインで使用される絵文字(絵
記号)です.それらは,顔,天気,乗り物と建物,食べ物と飲み物,動植物,または感情,感情,ま
たは活動を表すアイコンなどを表します.
\end{document}

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(2)結果

emoji01.png


(EOF)
  1. 2020/07/06(月) 08:29:17|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] namedef --- 名前付きパラメーターをもつTeX定義

§1 はじめに

「hello world」マクロを定義する通常の方法は,\def\hello#1 {Hello#1!}です.

このパッケージは,\defなどを使用してTEX定義を作成するために,便利な方法を提供します.
機能として,このパッケージはマクロ \named を定義します.これは,\defのプレフィックスのよ
うに機能し(\longなどと同じように),次のように\ helloマクロを書き換えることができます.
\named\def\hello#[who ] {こんにちは#[who]!}.

確かに,引数が1つあるマクロはそれほどメリットがありませんが,その数が増えるとすぐに,引数
のより適切な説明が役に立ちます.

このパッケージは,\NamedDelim マクロも定義します.ユーザーは名前付きパラメーターの区切り
文字を好きなように変更できます. たとえば,\NamedDelim {/}{/}の後,上記の例は次のように
変更されます.
\named\def\hello#/who/{Hello#/who/!}.

デフォルトは\NamedDelim{'['}{']'}です.

【注意】LaTeX2e の \newcommand とそのファミリでは構文がまったく異なるため,コマンドは
    機能しません.


1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/namedef )から
ダウンロードしてください.

TeXLive には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc namedef を実行するか,
上記に同梱の namedef.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {namedef}
  を記述します.

2.2 コマンド

● \named<other prefixes><\(e,g,x)def><parameter text>{<replacement text>}
\namedマクロは,<other prefixes>,\defコマンド,<parameter text>,および
<replacement text>を取得し,#[<text>]のすべての出現箇所をTEXに適した #<number>に
置き換えます.

<other prefixes>は,\long,\outer,\global および protected の任意の組み合わせにすること
ができます.

● \NamedDelim<begin-token><end-token>
  名前付きパラメーターの区切り文字をデフォルトの#[<name>]から#<begin-
  tokenihname> <end-token>に変更します.
  両方の区切り文字は,単一の非マクロトークンでなければなりません.


§3 サンプル

(1)ソースコード

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
%! TeX program=ptex2pdf
%
\documentclass{jsarticle}
\usepackage{lmodern}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{namedef}
%
\NamedDelim {[ }{ ]} %defaultのため指定しなくてもよい.
\named\def\Say#[greeting]#[subject]{#[greeting],#[subject]!}
\named\def\年賀#[greeting]{明けまして#[greeting] !}
%
\NamedDelim {/}{/}
\named\def\hello#/who/{Hello, #/who/ !}
\named\def\年賀#/greeting/{明けまして#/greeting/ !}
%
\begin{document}
\begin{enumerate}
\item \Say{こんにちは}{世界}
\item \年賀{おめでとうございます}
\item \hello{World}
\item \年賀{おめでとうございます}
\end{enumerate}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(2)結果
namedef01.png


(EOF)
  1. 2020/07/02(木) 12:46:34|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] parskip --- ゼロの\parindent,ゼロ以外の\parskipのレイアウト

§1 はじめに

parskipパッケージは,段落をインデントする代わりに垂直スペースで区切られている段落レイアウ
トの実装に役立ちます.
パッケージは,任意のサイズの任意のドキュメントクラスで使用できます.デフォルトでは,ゼロの
\parindentおよびゼロ以外の\parskip です.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/parskip )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc parskipを実行するか,
上記に同梱の parskip.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage [<options>]{parskip}
  を記述します.

主な [<options>]は次の通りです.
● skip
  packageオプションskipを使用すると,段落間の垂直スペースを明示的に指定できます.

● indent

  パッケージオプションindentを使用すると,段落直後のインデントを明示的に設定できます.
  このオプションなしでパッケージがロードされると、インデントはゼロに設定されます.

§3 サンプル

(1)ソースコード
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
% ! TeX program=ptex2pdf
\documentclass[a5paper,9pt,papersize,dvipdfmx]{jsarticle}
\usepackage{lmodern}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{bxjalipsum}
\usepackage[skip=15pt]{parskip}
%
\begin{document}
\jalipsum[1-3]{wagahai}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(2)結果

parskip01.png


段落後の先頭を字下げするには \usepackage[skip=15pt,indent=1zw]などのようにします.


(EOF)
  1. 2020/06/28(日) 08:27:42|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] cellprops --- CSSのようなセレクターを表,配列などで受け入れる

§1 はじめに

このパッケージは,表形式,配列,および類似の構造の内部を再構築し,CSSのようなセレクターと
プロパティを受け入れる \cellpropsコマンドを追加します.
mdwtab,xcolor,expl3,およびxparseに依存します.(自動的にロードされます)

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/cellprops )から
ダウンロードしてください.

TeXLiveには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc cellprops を実行するか,
上記に同梱のcellprops.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {cellprops}
  を記述します.

§3 書式例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
%#!lualatex
\documentclass[a4paper,9pt]{ltjsarticle}
\usepackage{lmodern}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{cellprops}
\usepackage{showexpl}
\lstset{basicstyle=\ttfamily\small,rframe={}}
%
\begin{document}
\begin{LTXexample}
   ===ここに以下に示すサンプルの例題を記述する===
\end{LTXexample}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

§4 サンプル


(注)コンパイルは2回行います.

例1:

\[
\cellprops{
td {
padding: 1ex;
min-height: 0pt;
min-depth: 0pt;
border-style: solid solid solid solid;
text-align: center;
}
table {
background-color: blue!40
}
}
\begin{array}{nnn}
地区 & 最寄り駅 & 時間\\
本社 & 山の手線田町 & 0.2\\
我孫子 & 常磐線天王台 & 1.5\\
玉川 & 南部線向河原 & 1.0\\
府中 & 京王線分倍河原 & 1.0
\end{array}
\]

簡単な説明:
line2~6 \cellprops {td {padding:1ex; min-height:0pt; min-depth:0pt; }
     デフォルトです.見栄えの良いテーブルが得られるようにします.
line7~8 テーブルの上下左右境界線を solid(実線)で描く.
line10~12  テーブルの背景色を blue!40 にする.
line14 \begin{array}{nnn}
    列タイプ{nnn}について
    n:すべてのプロパティを尊重する最も基本的なセルタイプhbox.
    l,c,およびr: nと同じですが,テキストを強制的に整列させます.

cellprops01X.png






例2:

\[
\cellprops{
td {
padding: 1ex;
min-height: 0pt;
min-depth: 0pt;
border-style: solid solid solid solid;
text-align: center;
}
table {
background-color: black!5
}
tr:nth-child(odd) {
background-color: red!10
}
td:nth-child(even) {
background-color: yellow!20
}
}
\begin{array}{nnn}
地区 & 最寄り駅 & 時間\\
本社 & 山の手線田町 & 0.2\\
我孫子 & 常磐線天王台 & 1.5\\
玉川 & 南部線向河原 & 1.0\\
府中 & 京王線分倍河原 & 1.0
\end{array}
\]

簡単な説明:
line11 テーブルの背景色を black!5 にする
line13 tr:nth-child(odd){background-color: red!10}
    奇数行の背景色を red!10 にする.
line16 td:nth-child(even) {background-color: yellow!20}
    偶数列のセル背景色を red!10 にする.
    
    tr: および td: はテーブルのHTML仕様と一致していませんが,複数の列にまたがるセルが
    暗黙的に表示を作成しているかのように機能します.

cellprops02X.png


(EOF)
  1. 2020/06/20(土) 16:12:16|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] zebra-goodies --- 執筆のための便利なマクロのコレクション

§1 はじめに

zebra-goodiesパッケージは,ドキュメントの作成中にメモを取るための便利なマクロのコレクショ
ンを定義します. これは非常にシンプルで,一般的なドキュメントを独立してまたは共同で作成で
きるように設計されています. いくつかのコマンド,\todo,\comment,\note,\fixed,
\placeholderがクイックスタート用に提供されています.

執筆が完成したら,このパッケージを安全に削除できます.
このパッケージは,他のLaTeXパッケージ(kvoptions,manfnt,marginnote,tikzpagenodes,
xcolor,およびオプションでmicrotype)に依存しています.
注:「zebra」は、パッケージ作成者のラボの名前です.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/zebra-goodies )から
ダウンロードしてください.

TeXLive には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc zebra-goodies を実行する
か,上記に同梱の zebra-goodies.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {zebra-goodies}
  を記述します.

2.2 コマンド

\todo[<name>]{<note content>}
\note[<name>]{<note text>}
\comment[<name>]{<comment text>}
\fixed[<name>]{<fixed text>}
\placeholder[<name>]{<placeholder text⟩>}

<name>はメモの責任者となる,ここにtodoメモの一部を挿入するために使用されます.たと
えば,作成者は「name」がこのタスクを処理することを望んでいます.これはコラボレーション中
に非常に役立ちます.

これらのコマンドはすべて\todoと同じ構文を共有しているので,動作も同じです. それらは,さ
まざまなケースの便宜のためにのみ定義されています.

§3 サンプル

(注)コンパイルは2回行います.

(1)ソースコード
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
%#!ptex2pdf -l
\documentclass[a4paper,9pt,papersize,dvipdfmx]{jsarticle}
\usepackage{lmodern}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{zebra-goodies}
%
\begin{document}
\section*{吾輩は猫である\todo{夏目漱石}}
吾輩は猫である。名前はまだない。\todo{中学校の英語教師である珍野苦沙弥の家に飼われている
雄猫である}

どこで生れたか頓(とん)と見当がつかぬ。
何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
吾輩\note{「吾輩」の飼い主で、文明中学校の英語教師}はここで始めて人間というものを見た。
しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪(どうあく)な種族であったそうだ。
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

zebra-goodies01.png




(2)上記のソースコード中, \usepackage[final]{zebra-goodies}とし,清書します.

zebra-goodies02.png



(EOF)
  1. 2020/06/13(土) 08:05:17|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] cloze --- clozeテキスト(穴埋めテキスト)を作成するためのLuaLaTeXパッケージ

§1 はじめに

clozeは,clozeテキスト(穴埋めテキスト)を生成するLaTeXパッケージです.
最新のTEXエンジンLuaTeXの機能を使用します.
したがって,LuaLaTeXを使用して,ドキュメントを作成する必要があります.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/cloze )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc cloze を実行するか,
上記に同梱の coze.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {cloze}
  を記述します.

2.2 コマンド

clozeテキストを生成するには,3つのコマンドと1つの環境があります.
コマンド\cloze,\clozefix,\clozefil,および環境 clozeparです.

§3書式例

● 留意事項
 • このパッケージは lualatex でのみ機能します.

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper,9pt]{ltjsarticle}
\usepackage{lmodern}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{cloze}
\usepackage{showexpl}
\lstset{width=\textwidth,pos=b,basicstyle=\ttfamily\small}
%
\begin{document}
\begin{LTXexample}
===ここに以下に示すサンプルの例題を記述する===
\end{LTXexample}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

§4 サンプル

【コンパイル】 lualatex xxx.tex

例1:

cloze01.png


(1) の\clozehideは空欄のテキストを非表示とします.
(2) の\clozeshowは空欄のテキストを表示します.(デフォルト)
(3) の\cloze[margin=1cm](option)は下線のテキストから突き出る距離を示します.
  デフォルトは3pt です.
(4) \clozeset{textcolor=red}はテキストの色です.
  (デフォルトはblue,グローバルオプションで
す)
(5) \clozeresetは上記のグローバルオプションをリセットします.
 \clozefontはフォントサイズを再定義します.


例2:

cloze02.png


(1) の\clozefix[width=3cm]は固定幅 3cm の下線を作成します.
(2) 環境clozeparは,完全な段落をclozeテキストに変換します.


(EOF)
  1. 2020/06/06(土) 08:42:36|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] pst-turtle --- 「亀」を移動させて図形を描くコマンド

§1 はじめに

これは,「タートル」グラフィックを作成するためのPSTricks関連パッケージです.
forward, back, left, right, penup, pendown のコマンドをサポートしています.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/pst-turtle )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc pst-turtle を実行するか,
上記に同梱の pst-turtle.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {pst-turtle}
  を記述します.

2.2 コマンド

● \psTurtle [Options] (x0, y0){Turtle code}

  タートルコマンドはPostScript表記である必要があります.
  そこでは,コマンドの短いバージョンまたは長いバージョンを使用できます.

  /bk { back } bind def
  /fd { forward } bind def
  /lt { left } bind def
  /pd { pendown } bind def
  /pu { penup } bind def
  /rt { right } bind def

§3 書式例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[dvipdfmx]{jsarticle}
\usepackage{lmodern}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{pst-turtle}
\usepackage{showexpl}
\lstset{basicstyle=\ttfamily\small,rframe={}}
\parindent=0pt
%
\begin{document}
\begin{LTXexample}[width=0.4\textwidth]

===ここに以下に示すサンプルの例題を記述する===

\end{LTXexample}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

§4 サンプル

【コンパイル手順】

(a) platex %1.tex (または latex %1.tex)
(b) platex %1.tex (または latex %1.tex)
(c) dvips %1.dvi
(d) ps2pdf %1.ps %1.pdf

【参考】 バッチファイル(exec.cmd)の記載例を示します.

    --------------------------
    @echo off
    platex %1.tex
    platex %1.tex
    dvips %1.dvi
    call ps2pdf %1.ps %1.pdf
    del %1.log %1.aux %1.dvi %1.tmp %1.ps    (不要と思われるファイルは削除する)
    --------------------------
    (実行は exec ファイル名(%1))


(注)以下のサンプルはマニュアル記載のものに準拠しています.


(1)例題1

pst-turtle01.png



(2)例題2

pst-turtle02.png



(3)例題3

pst-turtle03.png



(4)例題4

pst-turtle04.png


(5)例題5

pst-turtle05.png



(6)例題6

pst-turtle06.png



(7)例題7

pst-turtle07.png



(8)例題8

pst-turtle08.png



(9)例題9

pst-turtle09.png




(EOF)
  1. 2020/05/30(土) 08:38:58|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] nicematrix --- 新しい環境を使用して数学行列の組版を改善する

§1 はじめに

このパッケージは,amsmathおよびmathtoolsの環境マトリックス,pmatrix,bmatrixなどに似た新しい環境を提供
しますが,いくつかの追加機能を備えています.

これらの新しい環境では,マトリックスの各セルに対してPGFノードが作成されます.
ユーザーはこれらのノードを直接使用できますが,nicematrixはこれらのノードを使用して,
マトリックスの2つのセルから連続した点線を描画するコマンドも提供します.
(結果は,\cdots,\vdots,\ddotsなどを使用して得られる従来の結果よりも美的です, )

nicematrixは,amsmath,array,expl3,l3keys2e,xparse,pgf,およびTikZライブラリフィットを必要とし,
ロードします.

このパッケージは、xelatex、lualatex、pdflatexで使用できますが,
従来のワークフローlatex-dvips-ps2pdf または ptex2pdf でも使用できます.

2~3回のコンパイルが必要になる場合があります.

このパッケージは,パッケージl3keys2e、xparse、array、amsmath、pgfcore、およびpgfのモジュール形状を必要とし,
ロードされます.

最終的なユーザーは\usepackage {nicematrix}でパッケージをロードするだけです.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/nicematrix )から
ダウンロードしてください.

TeXLive には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc nicematrix を実行するか,
上記に同梱の nicematrix.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {nicematrix}
  を記述します.

2.2 コマンド

パッケージnicematrixは、以下の新しい環境を定義します.

{NiceMatrix}  {NiceArray}   {NiceTabular}
{pNiceMatrix} {pNiceArray}
{bNiceMatrix} {bNiceArray}
{BNiceMatrix} {BNiceArray}
{vNiceMatrix} {vNiceArray}
{VNiceMatrix} {VNiceArray}
        {NiceArrayWithDelims

デフォルトでは,環境{NiceMatrix},{pNiceMatrix},{bNiceMatrix},{BNiceMatrix},{vNiceMatrix},{VNiceMatrix}は,
対応するamsmathの環境{matrix},{pmatrix},{bmatrix},{Bmatrix},{vmatrix},および{Vmatrix}とほぼ同じように動作します.

環境{NiceArray}および{NiceTabular}は,パッケージ{array}の環境{array}および{tabular}に類似しています.


§3 書式例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper,10pt,dvipdfmx]{jsarticle}
\usepackage{lmodern}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{nicematrix}
\usepackage{showexpl,xltabular,nicefrac,booktabs}
\lstset{basicstyle=\ttfamily\small,rframe={}}
\parindent=0pt
%
\begin{document}
\begin{LTXexample}[width=0.5\textwidth]
===ここに以下に示すサンプルの例題を記述する===
\end{LTXexample}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


§4 サンプル

(1)amsmathの環境 pmatrix の場合

  点線が断続していることに注目します.

nicematrix1.png


(2)nicematrix環境の pNiceMatrix の場合

  naicematrixの場合は連続した点線に注目します.
  結果は,\cdots,\vdots,\ddots などを使用して得られる(1)の従来の結果よりも美的です.

nicematrix2.png


(3)オプション: \NiceMatrixOptions{transparent}

  コマンド\ldots,\cdots,\vdots,\ddots,\iddots,\hdotsfor がnicematrixによって提供される環境内で再定義され,
  \Ldots,\Cdots,\Vdots,\Ddots,\Iddots ,\Hdotsfor のようにするようにのように動作します.
  (2)と同一の結果となります.

nicematrix3.png


(4)連続した点線のカラー

nicematrix4.png


(5)オプション: nullify-dots

  (a) amsmathの環境 pmatrixで古典的に構成された次の行列を考えます

nicematrix5a.png


  (b) \ldots命令を追加すると,行列のジオメトリが変更されます.

nicematrix5b.png


  (c) nicematrixでは,pmatrix を pNiceMatrix で置き換え,\ldotsを\Ldotsで置き換えても,
  行列のジオメトリは変更されません.

nicematrix5c.png


  (d) オプションnullify-dotsを使用することで 望みの点線を有する形状が可能です.
  (および1つの命令\Ldotsのみが必要です)。

nicematrix5d.png


(6)コマンド \Hdotsfor

nicematrix6.png



(7)NiceArray環境およびNiceTabular環境

  環境{NiceArray}および{NiceTabular}は、パッケージ{array}の環境{array}および{tabular}に類似しています.
  これらの環境のプリアンブルでは,ユーザーは l,c,r の代わりに L,C,R の文字を使用する必要があります.

  (a) pNiceArrayの例

nicematrix7a.png



  (b) NiceTabularの例

nicematrix7b.png



(EOF)

  1. 2020/05/23(土) 11:22:50|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] dashbox --- 破線のボックスを描画する

§1 はじめに

パッケージは,\framebox または \fboxのように機能するボックスを描画できますが,破線を使用します.
パッケージは,箱の縦の積み重ね(レイヤー)を描くこともできます.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/dashbox )から
ダウンロードしてください.

TeXLive には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc dashbox を実行するか,
上記に同梱の dashbox.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {dashbox}
  を記述します.

2.2 コマンド

● \dbox {text}
  \fboxと同様に機能しますが,ボックスは破線で描かれます.

● \dashbox [width] [pos] {text}
  \frameboxのように機能しますが,ボックスは破線で描かれます.

● \lbox [layers] {text}
  最初のパラメーター(デフォルトは2)で指定されたレイヤー数で,ボックスのスタックを描画します.

● \dlbox [layers] {text}
  \lboxと同様に機能しますが、ボックスは破線で描画されます.
 
 
次のスタイルパラメータも使用できます.

● \dashlength
  ダッシュの長さとそれに続くギャップを与えます. デフォルトは6ポイントです.

\dashdash
\dashdashはダッシュの長さを示します。 デフォルトは3ポイントです。

● \layersize
  前のレイヤーの下の各レイヤーの突出を示します。 デフォルトの\dashdash

 
 
次の標準パラメータも利用できます.

● \fboxrule
  ダッシュの幅を示します.

● \fboxsep
  ボックスとその中のテキストを分離します.


§3 サンプル

(1)ソースコード

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{jsarticle}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{dashbox}
%
\begin{document}
\dbox{色は匂へど} 散りぬるを

\bigskip

\dashbox[5cm][c]{我が世誰ぞ 常ならむ}

\bigskip

\lbox[3]{有為の奥山} 今日越えて

\bigskip

\dlbox[3]{浅き夢見じ 酔ひもせず}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(2)結果

dashbox01.png


(EOF)

  1. 2020/05/17(日) 05:47:44|
  2. LaTeX Tools
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