FC2ブログ

天地有情

[LaTeX] TikZlings --- かわいい動物や類似の生き物のコレクション

§1 はじめに

TikZlingsパッケージは,同一作者による TikZmarmotsパッケージ(http://konoyonohana.blog.fc2.com/blog-entry-488.html) の次の進化段階で,
さらなる動物とともにそれを拡張したものになっています.このパッケージは進行中です.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/tikzlings )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc tikzlings を実行するか,
上記に同梱の tikzlings.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {tikzlings}
  を記述します.

2.2 コマンド

次のTikZlingsコマンドが含まれています.

\bear %(クマ), \coati %(ハナグマ), \koala %(コアラ), \marmot %(マーモット), \moles %(モグラ)
\mouse %(マウス), \owl %(フクロウ), \penguin %(ペンギン), \sloth %(ナマケモノ), \snowman %(雪だるま)

§3 サンプル

オプションで着色,着替え,3D,サイズ,などの付加ができます.
以下はオプションなしのデフォルトのサンプルです.

(1)ソースコード (main.tex)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a5paper]{ltjsarticle}
\input{preamble.tex}
%
\begin{document}
\begin{tcblisting}{title={Basic Bear:クマ}}
\begin{tikzpicture}
\bear
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}

\bigskip

\begin{tcblisting}{title={Basic Coati:ハナグマ}}
\begin{tikzpicture}
\coati
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}

\bigskip

\begin{tcblisting}{title={Basic Koala:コアラ}}
\begin{tikzpicture}
\koala
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}

\bigskip

\begin{tcblisting}{title={Basic Marmot:マーモット}}
\begin{tikzpicture}
\marmot
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}

\bigskip

\begin{tcblisting}{title={Basic Moles:モグラ}}
\begin{tikzpicture}
\moles
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}

\bigskip

\begin{tcblisting}{title={Basic Mouse:マウス}}
\begin{tikzpicture}
\mouse
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}

\bigskip

\begin{tcblisting}{title={Basic Owl:フクロウ}}
\begin{tikzpicture}
\owl
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}

\bigskip

\begin{tcblisting}{title={Basic Penguin:ペンギン}}
\begin{tikzpicture}
\penguin
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}

\bigskip

\begin{tcblisting}{title={Basic Sloth:ナマケモノ}}
\begin{tikzpicture}
\sloth
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}

\bigskip

\begin{tcblisting}{title={Basic Snowman:雪だるま}}
\begin{tikzpicture}
\snowman
\end{tikzpicture}
\end{tcblisting}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 
 
 
(2)preamble.tex

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\usepackage{tikzlings}
\usepackage[most]{tcolorbox}
%
\usepackage{tikzlings-bears} %クマ
\usepackage{tikzlings-coatis} %ハナグマ
\usepackage{tikzlings-koalas} %コアラ
\usepackage{tikzlings-marmots} %マーモット(モルモット)
\usepackage{tikzlings-moles} %モグラ
\usepackage{tikzlings-mice} %マウス
\usepackage{tikzlings-owls} %フクロウ
\usepackage{tikzlings-penguins}%ペンギン
\usepackage{tikzlings-sloths} %ナマケモノ
\usepackage{tikzlings-snowmans}%雪だるま
%
\definecolor{duckblue}{RGB}{0,70,140}
\definecolor{marmotred}{RGB}{140,20,40}
%
\lstdefinestyle{marmotstyle}{%
language={[latex]TeX},
tabsize=2,
breaklines,
basicstyle=\footnotesize\ttfamily,
columns=fullflexible,
texcsstyle=*\color{duckblue}\bfseries,
keywordstyle=\color{red!60!black}\bfseries,
morekeywords={tikzpicture,scope,patterns,calc,pgfinterruptboundingbox},
moretexcs={marmot,path,definecolor,scalebox,foreach,node,draw,PassOptionsToPackage,%
usetikzlibrary,selectcolormodel,colorlet,includegraphics,tikzset,shade,duck},
}
%
\tcbset{%
colframe=marmotred,
arc=2mm,
fonttitle=\bfseries,
sidebyside,
listing options={style=marmotstyle},
center lower,
righthand width=5.5cm,
bottom=0pt,
top=0pt,
before lower={%
\setlength{\parskip}{0.5cm}%
\spaceskip=5\fontdimen2\font},
}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


(3)コンパイル

   luajitlatex main.tex


(4)結果

tikzrings01A.png


tikzrings01B.png


tikzrings01C.png

 
 
(EOF)

スポンサーサイト
  1. 2018/12/09(日) 09:49:50|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] topiclongtable --- 階層的にマージするセルでロングテーブルを拡張する

§1 はじめに

topiclongtableパッケージは,longtableを拡張してtopiclongtableを実装しています.
これは垂直に隣接するセルが同じ内容をもち,左側のセルがマージされている場合にのみマージされます.

典型的な使用例は,複数のページにまたがる表であり,階層的に構成されたトピックのリスト
(したがってパッケージ名)を含んでいます.

例:
topiclongtableマクロを使用するには,最初のカラム指定に "F"を,他のカラム指定に "T"を付加する
必要があります.プレフィックスは,topiclongtableマクロを含む最後の列に続く列でのみ省略できます.

topiclongtable01.png



1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/topiclongtable )から
ダウンロードしてください.

TeXLiveには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc topiclongtable を実行するか,
上記に同梱の topiclongtable.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {topiclongtable}
  を記述します.

2.2 コマンド

● topiclongtable環境
 \begin{topiclongtable}{<column specification>}
  <cells specification>
 \end{topiclongtable}

   longtable の全ての機能が利用可能です.

● \Topic[<content>]
 これはパッケージのメインマクロです.セルのオプションの<content>をラップして、
 隣接するセルとマージできるようにすることができます.

● \TopicLine
 行の先頭で使用して,水平線を自動的に描画しマージされたセルを正しく考慮します.
 デフォルトでは,上部と下部に水平線が描画されません.longtableフッターとヘッダーを使用して
 簡単に描画することができます

● \TopicSetVPos{<vertical position specification>}
 \Topicセルの垂直位置を設定できます。
 水平位置指定は、 "b"(下)、 "c"(中央)、およびデフォルト "t"(上)です.

● \TopicSetWidth{<cell width specification>}
 \Topicセルの幅を設定できます.
 <cell>幅の指定は, "="(列の幅に適合する)とデフォルトの "*"(自然な内容の幅に適合)です.

§3 サンプル

topiclongtable02.png


(EOF)

  1. 2018/11/25(日) 09:25:08|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] cmdtrack --- 使用されているコマンドのチェック

§1 はじめに

cmdtrackパッケージは,ドキュメントプリアンブルで定義されたコマンドが実際にドキュメントのどこで
使用されているかどうかを支援します.

cmdtrackパッケージがドキュメントのプリアンブルにロードされた後,そのポイントとドキュメントの先頭との間の
すべての \newcommand がログに記録されます.同時に,コンソール画面にも表示されます.

\newcommand,\newenvironment,\newtheorem,\DeclareMathSymbol,\DeclareMathOperator
およびその変種で定義されたコマンドだけが記録されます.

\newcommandではなく \def で定義されている場合はコマンドは記録されません.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/cmdtrack )から
ダウンロードしてください.

TeXLive には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc cmdtrack を実行するか,
上記に同梱の cmdtrack.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {cmdtrack}
  を記述します.

§3 サンプル

cmdtrack01.png


コンソール画面

=========================================
"年賀" was never used      ---\年賀は定義されているが使われていない
"whele" was used on line 11   ---\wheleはソース11行目で使用されている
"mipX" was used on line 16   ----mip環境はソース16行目で使用されている
"THE" was used on line 26    ---THE環境はソース26行目で使用されている
=========================================

(注) .logファイルにも同上が記録されます.


(EOF)

  1. 2018/11/07(水) 09:52:02|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] kvmap --- Karnaughマップを作成する

§1 はじめに

kvmapは,隣接する"1"のグルーピング化を含むKarnaughマップをタイプセットするための
ユーザフレンドリーな方法を提供しています.
このパッケージは,xparse(expl3),tikz,およびenvironに依存します.

Karnaughマップを描くのは珍しいことではなく,CTANですでにタイプされているパッケージを利用できるように
なっています.

拙著ブログでも,次が公開されています.

askmaps --- カルノー図を描く
karnaugh-map --- カルノーマップを最大6変数まで描画する
kvmacros --- カルノー図を描く

今回,提供される kvmap が最もやり易いと思われます.


1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/kvmap )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc kvmap を実行するか,
上記に同梱の kvmap.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {kvmap}
  を記述します.

2.2 簡単な例

(1)\kvlist による方法

\kvlist{<width>}{<height>}{<1,0[,…]>}{<a,b[,…].>}

行列の幅と高さを指定し,要素を行単位で入力します.
最後の引数は,コンマで区切られた変数名のリストで構成されます.
それらは数式モードでタイプセットされています.

kvmap-HH01.png



(2)kvmatrix環境による方法

\begin{kvmatrix}{<a,b,c[,…]>}
<environment content>
\end{kvmatrix}


この環境は,表形式の環境と同様に行と列を入力する構造化された方法を
提供します.こちらの方が,推奨されています.


kvmap-HH02.png



(3)バンドル(グルーピング)

\bundle[<key-value pairs>]{<x1>}{<y1>}{<x2>}{<y2>}

このパッケージのもう1つの特徴は,少なくとも隣接する1または0(インプリカントとも呼ばれます)を視覚化する
長方形(グルーピング)を描く方法を \bundleコマンドで行います.

kvmap-HH03.png


\bundle は,2つのコーナーで指定された領域の周囲に矩形を描画します. オプションの invert はバンドルを
外側に開き、overlapmarginsは,エッジがマージンにどれだけ引き込まれるかを長さで指定します.
color を使用すると,境界線の色を変更することができ,reducepace によって,bumdle の幅を狭くするか広げるかを
指定できます.オプションの使い方については,下記のサンプルをご覧ください.


§3 サンプル

kvmap-HH04.png



\begin{kvmap}[<key-value pairs>]
<environment content>
\end{kvmap}

この環境は,最初の子要素としてkvmatrixまたは\kvlistをもつべきtikzpicutreへのインタフェースです.



(EOF)
  1. 2018/10/21(日) 17:02:27|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] bxtexlogo --- TeXファミィリの Logo 追加

§1 はじめに

hologoパッケージは,一般的なTeXファミリソフトウェアの多くの有用なロゴを出力することを可能にします.
しかし, \BibTeX の代わりに \hologo{BibTeX} と入力する必要があるので,そのインターフェースはちょっと
面倒です.(hologo.sty に関しては割愛)

bxtexlogoパッケージは,\BibTeXのような簡潔なコマンドとして,hologoが提供するいくつかの logo をインポート
することを可能にします.

さらに、bxtexlogoパッケージにはTeXファミリソフトウェアの logo が追加されていますが、そのほとんどが日本を中心に
人気があります.これらの logo は、hologoで提供されたものと同じ方法でインポートされます.

なお,同類のパッケージとして,拙著ブログ 「mflogo と metalogo -- TeX ロゴマーク」もご一読ください.
 


■ システム要件
・ TeX format: LaTeX.
・ TeX engine: Anything.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/bxtexlogo )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc bxtexlogo を実行するか,

上記に同梱の bxtexlogo.pdf をお読み下さい.


§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {bxtexlogo}

  を記述します.

2.2 インポート・コマンド

bxtexlogo でサポートされている logo の名前は、
「Primary Logos」(一般的なソフトウェア)と「Secondary Logos」(その他すべて)の
2つのクラスに分かれています.logo の分類と種類は マニュアルをご参照ください.

● Primary Logos
  Primary Logos を \bxtexlogoimport{*} で一括インポートすることができます.

● Secondary Logos
  Secondary Logos を \bxtexlogoimport{**} で一括インポートできます.

● Primary と Secondary の logo を使いたい場合は,\bxtexlogoimport{*,**} で一括インポートできます.


§3 サンプル

(logo はマニュアルからの抜粋です)

bxtexlogo01.png




\documentclass[uplatex,dvipdfmx,a4paper]{jsarticle}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{bxtexlogo}
\bxtexlogoimport{*,**}
%
\begin{document}
\begin{tabular}{lllll}
\multicolumn{5}{l}{\bf “Primary” Logos} \\
\hline
\multicolumn{5}{l}{\bf (1-1) Logos provided by hologo} \\
\hline
\BibTeX & \ConTeXt & \LaTeXe & \LuaLaTeX & \pdfLaTeX \\
\XeLaTeX & \METAFONT & METAPOST & \TeX & \LyX \\
\hline\hline
\multicolumn{5}{l}{\bf (1-2) Logos provided by bxtexlogo} \\
\hline
\eupTeX & \pBibTeX & \JBibTeX & \upTeX & \upLaTeX \\
\pLaTeX & \pTeX & \TikZ & \upBibTeX & \upLaTeXe \\
\hline
\multicolumn{5}{l}{} \\[1cm]
\multicolumn{5}{l}{\bf “Secondary” Logos} \\
\hline
\multicolumn{5}{l}{\bf (2-1) Logos provided by hologo} \\
\hline
\LaTeXTeX & \PiCTeX & \SageTeX & \SLiTeX & \teTeX \\
\HanTheThanh & \KOMAScript & \NTS & \TTH & \\
\hline\hline
\multicolumn{5}{l}{\bf (2-2) Logos provided by bxtexlogo} \\
\hline
\HeVeA & \JLaTeX & \KaTeX & \KETpic & \LaTeXML \\
\logoLambda & \logoLamed & \logoOmega & \XyMTeX & \DVIPDFMx \\
\hline
\end{tabular}
\end{document}


(EOF)
  1. 2018/10/16(火) 14:24:32|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] bxwareki --- 西暦から和暦に日付を変換する

§1 はじめに

このパッケージは,グレゴリオ暦(例えば、2018/8/28)から日本語暦(例えば、平成30年8月28日,
実際に漢字を含む)への変換コマンドを提供します.また,アラビア数字か漢数字かを選択できます.
パッケージは,1873年(明治6年1月1日)以降の日付のみを扱うことに注意してください.

■ 2019年に計画された改元の支援について
日本では,2019/05/01に改元(天皇退位による)が計画されていますが,新しい元号はまだ発表されていません.
したがって,現在のバージョンのパッケージでは,1日またはそれ以降の日付はサポートされません(西暦年が
代わりに表示されます).
このパッケージは,新しい元号をサポートするように更新され,新しい元号が発表されるとすぐにCTANにアップロード
されます.

■ システム要件
・ TEX format: LATEX.
・ TEX engine: pdfTEX, LuaTEX, X.TEX, pTEX, upTEX, ApTEX (pTEX-ng), NTT-JTEX.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/bxwareki )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc bxwareki を実行するか,

上記に同梱の bxwareki.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに

  \usepackage {bxwareki}
  を記述します.

2.2 コマンド

\wareki*** のコマンドが用意されていますが,詳細はマニュアルをお読み下さい.
ここでは,主な使い方の一部を以下のサンプルで示します.

§3 サンプル

(1)1873/01/01 の和暦表示
   (明治5年(1872)12月3日を以って,明治6年(1873)1月1日とする:グレゴリオ暦に移行)
   本パッケージは,1873年(明治6年1月1日)からをサポートします.

bxwareki01.png



(2)1926/12/25(昭和元年) および 1989/01/08(平成元年) の和暦表示

bxwareki02.png



(3)現在の日付の和暦表示

bxwareki03.png



(4)改元前後の和暦表示
   改元前日(2019/04/30)までは和暦表示されますが,翌日の(2019/05/01)以降は
   元号未定のため,西暦表示となります.

bxwareki04.png



(EOF)


  1. 2018/10/08(月) 14:48:17|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] Pandocモード --- bxjsclsの「Pandocモード」を使う

§1 はじめに

TeX Wiki/BXjscls の "Pandocモード" の項目をお読みください.

1.1 インストール

Pandocが未入手の場合には,「Pandocの比較的簡単なインストール方法」をお読みの上,
インストールしてください.

1.2 マニュアル

Pandocをインストールしたら,コマンドラインから
  pandoc -h
とすると,コマンドオプションが表示されます.

また,

Pandoc ユーザーズガイド 日本語版 もあります.

§2 使い方

上記の TeX Wiki で述べられているように,

bxjsarticle クラスで Pandoc モードを指定した例を示します.

\documentclass[pandoc,jafont=ipaex,a5paper]{bxjsarticle}

この指定を生成するための Pandoc のオプション指定は以下のようになります.

pandoc sample.md -o sample.pdf --pdf-engine=lualatex
-V papersize=a5 -V documentclass=bxjsarticle
-V classoption=pandoc -V classoption=jafont=ipaex

(3行にわたって書かれていますが実際には1行で打ち込みます

(注意)
TeX Wikiでは --latex-engine=lualatex となっていましたが,
--pdf-engine=lualatex に変更してあります.
(Pandocの最新版 (Ver 2.3)では --pdf-engine でなければエラーになるため)

§3 サンプル

(1)入力ファイルが Markdown のとき (sample01.md)

   --------------------------------------
# まずは挨拶

1. 起立
1. 礼
1. 着席

# Pandocとは

Pandocとは,**文書作成ツール** や出版作業の基礎的なツールとして用いられる
フリーかつオープンソースのドキュメント・コンバータである.
   --------------------------------------

pandoc sample01.md -o sample01.pdf --pdf-engine=lualatex
-V papersize=a5 -V documentclass=bxjsarticle
-V classoption=pandoc -V classoption=jafont=ipaex

結果:

pan-sample01.png


(PDF余白と しおり は省略しています.)
 
 

(2)入力ファイルが LaTeX のとき (sample02.tex)

   --------------------------------------
\begin{document}
\section{まずは挨拶}

\begin{enumerate}
\item 起立
\item 礼
\item 着席
\end{enumerate}

\section{Pandocとは}

Pandocとは,\textbf{文書作成ツール} や出版作業の基礎的なツールとして用いられる
フリーかつオープンソースのドキュメント・コンバータである.
\end{document}
   --------------------------------------

pandoc sample02.tex -o sample02.pdf --pdf-engine=lualatex
-V papersize=a5 -V documentclass=bxjsarticle
-V classoption=pandoc -V classoption=jafont=ipaex

結果:
pan-sample02.png


(PDF余白と しおり は省略しています.)
 
(EOF)

  1. 2018/09/26(水) 12:49:32|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] auto-pst-pdf-lua --- LuaLaTeXとPostScriptコードの併用

§1 はじめに

このパッケージは,pst-pdfのラッパーであるauto-pst-pdfの
わずかに修正されたバージョンです.
パッケージでは,LuaLaTeXとPostScript関連のコードを一緒に使用することができます.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/auto-pst-pdf-lua )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc auto-pst-pdf-lua を実行するか,
上記に同梱の auto-pst-pdf-lua.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {auto-pst-pdf-lua}
  を記述します.

§3 サンプル
auto-pst-pdf-lua01.png


コンパイルは lualatex(または luajitlatex) で行います.

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{article}
\usepackage{pst-poker}
\usepackage{auto-pst-pdf-lua}
\usepackage{luatexja}


\begin{document}
\textbf{(1) Lua codeを使用する例}

[1+2+3+ ... +10]の総計=
\directlua{
total=0
for i=1,10 do
total=total+i
end
tex.print(total)
}

\bigskip

\textbf{(2) PostScript codeの例}

\begin{postscript}
\crdAs \crdQd
\end{postscript}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(EOF)
  1. 2018/07/23(月) 13:20:27|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] adjmulticol --- マルチカラムおよびシングルカラム出力のマージンの調整

§1 はじめに

adjmulticolパッケージは,multicolパッケージの拡張機能で、マルチカラムおよびシングルカラムレイアウト
のマージンを変更するオプションを提供します.
adjmulticolパッケージは,両面印刷のための偶数と奇数のマージンの違いを理解しています.

同類のパッケージとして拙著ブログ( vwcol --- 段幅を指定した多段組.multicol.styの拡張 )をご一読ください.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/adjmulticol )から
ダウンロードしてください.

TeXLive などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc adjmulticol を実行するか,
上記に同梱の adjmulticol.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {adjmulticol}
  を記述します.

2.2 コマンド

● adjmulticols環境

\begin{adjmulticols}{<number>}{<inner margin>}{<outer margin>} ~ \end{adjmulticols}

<number>    列数
<inner margin> 左側の余白
<outer margin> 右側の余白

<inner margin>と<outer margin>は現在のテキスト領域のマージンから計算されるため,
負の値はテキスト領域の拡張を意味します.


§3 サンプル

(1)jsarticle の例

adjmulticol01.png



\documentclass[a4paper]{jsarticle}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\usepackage{adjmulticol}
\usepackage{bxjalipsum}
%
\begin{document}
(1)\verb|{adjmulticols}{2}{20pt}{20pt}|
\begin{adjmulticols}{2}{20pt}{20pt}
\jalipsum[1-2]{wagahai}
\end{adjmulticols}

\bigskip

(2)\verb|{adjmulticols}{1}{0pt}{0pt}|
\begin{adjmulticols}{1}{0pt}{0pt}
\jalipsum[4]{wagahai}
\end{adjmulticols}

\bigskip

(3)\verb|{adjmulticols}{3}{20pt}{20pt}|
\begin{adjmulticols}{3}{20pt}{20pt}
\jalipsum[6]{wagahai}
\end{adjmulticols}
\end{document}
 
 
 

(2)jsbook の例

adjmulticol02.png


\documentclass[a4paper]{jsbook}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\usepackage{adjmulticol}
\usepackage{bxjalipsum}
%
\begin{document}
(1)\verb|{adjmulticols}{2}{10pt}{-1.5in}|
\begin{adjmulticols}{2}{10pt}{-1.5in}
\jalipsum[1-2]{wagahai}
\end{adjmulticols}

\bigskip

(2)\verb|{adjmulticols}{1}{0pt}{0pt}|
\begin{adjmulticols}{1}{0pt}{0pt}
\jalipsum[4]{wagahai}
\end{adjmulticols}

\bigskip

(3)\verb|{adjmulticols}{3}{10pt}{-1.5in}|
\begin{adjmulticols}{3}{10pt}{-1.5in}
\jalipsum[6]{wagahai}
\end{adjmulticols}
\end{document}


(EOF)

  1. 2018/07/19(木) 13:37:14|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] topfloat --- ページの上部にフロートを移動する

§1 はじめに

Topfloatは,ページの上部に2つまでのフロート要素を移動するパッケージです.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/topfloat )から
ダウンロードしてください.

TeXLive などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc topfloat を実行するか,
上記に同梱の topfloat.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {topfloat}
  を記述します.

2.2 書式とコマンド

(1)1つの要素のフロートの場合

\begin{topfloat}{1}
\topI
<contents>
\endtopI
\tabcap or \figcap[width]{caption}
\end{topfloat}

(2)2つの要素のフロートの場合

\begin{topfloat}{2}
\topI
<contents>
\endtopI
\tabcap or \figcap[width]{caption}
%
\topII
<contents>
\endtopII
\tabcap or \figcap[width]{caption}
\end{topfloat}

\tabcapと\figcapコマンドは,[width]が0ptより大きいサイズに設定された場合,
キャプションの大きさを宣言するオプションのパラメータを許可します.
0ptを指定すると,キャプションが1行になるように幅が決まります.
何も指定しなければ,キャプションの幅はフロート要素の幅になります.

§3 サンプル

topfloat01.png


\documentclass[a5paper]{ltjsarticle}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{topfloat}
\usepackage{lipsum}
%
\begin{document}
\lipsum[1]
\begin{topfloat}{2} % 2つのフロート要素をページ上部に設定する
\topI
\begin{tabular}{|c|c|c|}
\hline
4 & 9 & 2 \\ \hline
3 & 5 & 7 \\ \hline
8 & 1 & 6 \\ \hline
\end{tabular}
\endtopI
\tabcap{魔方陣}\label{tab:1}
%
\topII
\includegraphics[width=2cm]{tiger.pdf}
\endtopII
\figcap{虎の絵}\label{fig:1}
\end{topfloat}
\end{document}

(EOF)

  1. 2018/07/17(火) 14:39:30|
  2. LaTeX Tools
次のページ