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天地有情

[LaTeX] clrstrip --- コンテンツを全幅カラーストリップに配置する

§1 はじめに

clrstripパッケージは,カラーストリップ環境を提供し,
そのコンテンツ内容を全ページ幅のカラーストリップに配置します.

tcolorboxのようなパッケージは非常にきれいな出力を提供しますが,
このパッケージは100行以下のコードで単純化された外観になります.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/clrstrip )から
ダウンロードしてください.

TeXLiveには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc clrstrip を実行するか,

上記に同梱の clrstrip.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {clrstrip}

  を記述します.

2.2 コマンド

● \begin{colorstrip}[<color model>]{<color>}[<key=value>]

この環境は\vboxの中にそのコンテンツを植字します.これは指定された<color>のストリップで
全ページ幅に渡っています.

<color model>と<color>は\colorに渡される引数です.
2番目のオプション引数<key = value>には,マニュアルに記載されているオプションのいずれかを
指定できます.

§3 サンプル

clrstrip01.png



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper]{jsarticle}
\usepackage{clrstrip}
\usepackage{xcolor}
\usepackage{bxjalipsum}
\usepackage{anyfontsize}
\parindent0pt
%
\begin{document}
\vspace*{-5cm}%
\begin{colorstrip}{blue!15}
[%
inner bot=1cm, outer bot=2cm,
inner top=5cm,
]
\centering
{\HUGE clrstrip package} \\[5mm]
{\Large 天地有情}
\end{colorstrip}

\section{吾輩は猫である}

\begin{colorstrip}{gray!15}[inner bot=2ex, inner top=2ex]
\jalipsum[1,3]{wagahai}
\end{colorstrip}

\jalipsum[4]{wagahai}

\begin{colorstrip}{red!6}
\jalipsum[6]{wagahai}
\end{colorstrip}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


(EOF)
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  1. 2019/02/19(火) 14:52:51|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] pst-venn --- ベン図を描画するためのPSTricksパッケージ

§1 はじめに

pst-vennは,3つの円でベン図を描くためのPSTricks関連パッケージです.

拙著ブログ  Veen --- Venn図で遊ぼう! もご一読ください.



1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/pst-venn )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.


1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc pst-venn を実行するか,
上記に同梱の pst-venn.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {pst-venn}
  を記述します.

2.2 コマンド

● psVenn(#1)(#2)(#3){#4}{#5}
  
  #1,#2,#3 ------- 3つの円の各中心座標
  #4    ------- 3つの円の各半径
  #5    ------- 各エリアの色付け番号

§3 サンプル

(1)基本ベン図

pst-venn01.png


左側のベン図はデフォルトの形状,カラーです.
右側のベン図は bgcircle=false の指定で外周円なし.この他に,以下のオプション引数が指定できます.

・bgcolor=<color>:
・bgradius=<value[unit]>:
・fgcolor=<color>:
・vennfill=<style>:

詳細はマニュアルをご一読ください.


(注1)
以後のサンプルでは 黄染め背景部分 を書き換えください.
プリアンブル部はそのままにしておきます.

(注2)
コンパイルは次の通りです.

(1) latex foo.tex
(2) latex foo.tex
(3) dvips foo.dvi
(4) ps2pdf foo.ps foo.pdf



(2)各エリアを色付けする

3つの円の各領域には番号があります.この番号を指定して色付けできます.

pst-venn02.png



次は "2" および "1,2,3" のエリア番号を指定した例です.

ファイル名/タイトル



(EOF)

  1. 2019/02/12(火) 09:51:27|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] multicolrule --- 列間の縦罫線の装飾

§1 はじめに

multicolruleパッケージを使用すると,multicolumnテキストの列の間に表示される縦罫線の外観を
カスタマイズできます. 標準クラスによって提供されるtwocolumnオプションと\twocolumnマクロ,
さらにbidiパッケージ(XeTeX時)もサポートします.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/multicolrule )から
ダウンロードしてください.

TeXLive には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc muluticolrule を実行するか,
上記に同梱の muluticolrule.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {muluticolrule}
  を記述します.

2.2 コマンド

■ \SetMCRule{<key-value list>}

multicolruleのメインユーザーコマンドは\SetMCRuleです。
設定したいすべてのオプションのキーと値のリストを含む1つのパラメータを取ります.
このコマンドは,プリアンブルまたはドキュメント本文で発行できます.

§3 サンプル

● XeLaTeX または Lualatex のいずれかでコンパイルします.
  以下のサンプルは lualatex でコンパイルしています.

● コンパイルは途中で中断されますので,下記の2件をあらかじめ一時的に応急措置しておきます.
  
  (a) ...\texmf-dist\tex\generic\pgf\frontendlayer下の tikz.code.tex の
      10行目をコメントアウトする.すなわち,
      % ProvidesPackageRCS[v\pgfversion] $Heder: ...... $

  (b) ...\texmf-dist\tex\generic\pgf\frontendlayer\libraries下の tikzlibrarytopaths.code の
      10行目をコメントアウトする.すなわち,
      % ProvidesFileRCS[v\pgfversion] $Heder: ...... $





muluticolrule001.png

muluticolrule002.png

muluticolrule003.png

muluticolrule004.png



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[lualatex,a5paper,8pt,ja=standard]{bxjsarticle}
\usepackage{fontspec}
\usepackage[tikz]{multicolrule}[2018/12/31]
\usepackage{bxjalipsum}
\usepackage{pgfornament}
\setlength{\columnsep}{24pt}
\setlength{\columnseprule}{.5pt}
\parindent0pt

\begin{document}
\subsection*{Works without Tikz}

\begin{multicols}{2}[Double (+ color)]
\SetMCRule{color=red,double=2pt}
\jalipsum[1-2]{wagahai}
\end{multicols}

\begin{multicols}{2}[Triple (+ color-model)]
\SetMCRule{triple=2pt,color-model=cmy,color={0.7,0.5,0.3}}
\jalipsum[1-2]{wagahai}
\end{multicols}

\newpage

\begin{multicols}{2}[Dots]
\SetMCRule{line-style=dots}
\jalipsum[1-2]{wagahai}
\end{multicols}

\subsection*{Tikz Only}
\begin{multicols}{2}[Circles]
\SetMCRule{width=3pt,line-style=circles}
\jalipsum[1-2]{wagahai}
\end{multicols}

\newpage

\begin{multicols}{2}[Solid Circles]
\SetMCRule{width=3pt,line-style=solid-circles}
\jalipsum[1-2]{wagahai}
\end{multicols}

\begin{multicols}{2}[Dash-Dot-Dot]
\SetMCRule{line-style=dash-dot-dot}
\jalipsum[1-2]{wagahai}
\end{multicols}

\newpage

\begin{multicols}{2}[Custom Line]
\SetMCRule{width=1pt,custom-line={\path (TOP) to [ornament=88] (BOT);}}
\jalipsum[1-2]{wagahai}
\end{multicols}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


(EOF)
  1. 2019/02/02(土) 10:34:49|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] ducksay --- 指定されたメッセージから動物のASCIIアートを描く

§1 はじめに

ducksayパッケージは指定されたメッセージを言って動物のASCIIアートを描きます.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN から以下の3つをダウンロードしてください.

(1) ducksay  https://ctan.org/pkg/ducksay

(2)duckuments   https://ctan.org/pkg/duckuments

(3) grabbox   https://ctan.org/pkg/grabbox

TeXLive には標準でインストールされています.


1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc ducksay を実行するか,
上記に同梱の ducksay.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {ducksay}
  \usepackage {duckuments}
  を記述します.

2.2 コマンド

以下のマクロが利用可能です.

- \ducksay [<オプション>] {<メッセージ>}
- \duckthink [<オプション>] {<メッセージ>}
- \DefaultAnimal {<animal>}
- \DucksayOptions {<オプション>}
- \AddAnimal(*){<name>} <ascii-art>


§3 サンプル

(注)ASCIIアートのサンプルがマニュアルに同梱の ducksay.aniamals.tex にあります.
   コピーして利用してください.
   ※ ASCIIアート(線画)はブログソース上では乱れて表示されますが,問題ありません.

(1)flog
   
ducksay01.png


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[border=2mm,preview]{standalone}
\usepackage{luatexja}
\usepackage{ducksay}[2018/09/21]
\DucksayOptions
{
,arg=box
,vpad=1
}

\usepackage{duckuments}
\usepackage{graphicx}

\AddAnimal{flog}%>>> マニュアルに同梱の ducksay.aniamals.tex からコピーする
{ \
\ (.)_(.)
_ ( _ ) _
/ \/`-----'\/ \
__\ ( ( ) ) /__
) /\ \._./ /\ (
)_/ /|\ /|\ \_(}%<<<

\begin{document}
\duckthink[flog]{げろげろ}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 
 
 
 

(2)yoda
   
ducksay02.png


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[border=2mm,preview]{standalone}
\usepackage{luatexja}
\usepackage{ducksay}[2018/09/21]
\DucksayOptions
{
,arg=box
,vpad=1
}

\usepackage{duckuments}
\usepackage{graphicx}

\AddAnimal[tail-count=3]{yoda-head}%>>> ducksay.aniamals.tex からコピーする
{ \
\ ____
\ _.' : `._
.-.'`. ; .'`.-.
__ / : ___\ ; /___ ; \ __
,'_ ""--.:__;".-.";: :".-.":__;.--"" _`,
:' `.t""--.. '<@.`;_ ',@>` ..--""j.' `;
`:-.._J '-.-'L__ `-- ' L_..-;'
"-.__ ; .-" "-. : __.-"
L ' /.------.\ ' J
"-. "--" .-"
__.l"-:_JL_;-";.__
.-j/'.; ;"""" / .'\"-.
.' /:`. : : /.".''; `.
.-" / ;`.". : ."." : "-.
.+"-. : : ".".". ."." ;-._ \}%<<<



\begin{document}
\duckthink[yoda-head]{Patience you must have my young padawan.}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 
 
 
 
(3)rabbit
   
ducksay03.png


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[border=2mm,preview]{standalone}
\usepackage{luatexja}
\usepackage{ducksay}[2018/09/21]
\DucksayOptions
{
,arg=box
,vpad=1
}

\usepackage{duckuments}
\usepackage{graphicx}

\AddAnimal[tail-symbol=s,tail-count=3]{rabbit}%ducksay.aniamals.tex からコピー
{ s / \`\ __
s | \ `\ /`/ \
s \_/`\ \-"-/` /\ \
| | \ |
(d b) \_/
/ \
,".|.'.\_/.'.|.",
/ /\' _|_ '/\ \
| / '-`"`-' \ |
| | | |
| \ \ / / |
\ \ \ / / /
`"`\ : /'"`
`""`""`}%<<<


\begin{document}
\duckthink[rabbit]{\includegraphics{rabbit}}
\ducksay[wd=10,msg-align=j,msg=\normalfont]{油断大敵\\カメに負けた}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


コンパイルは lualatex で行います.


(EOF)

  1. 2019/01/21(月) 13:41:01|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] binarytree --- 二分木を描く

§1 はじめに

二分木(binary tree; 二進木、バイナリツリー)は,データ構造の1つです.根付き木構造の中で,
あるノード(節点 node)がもつ子の数が高々2であるものをいいます.
典型的には2つの子はそれぞれ「左」「右」と呼ばれます.たとえば、二分探索や二分ヒープを実装するために使われます.
 
binarytreeパッケージはTikZを使って二分木を描くための簡単だが柔軟なインターフェースを提供します.
これは,<l/r 移動>:<label>:<color>:<anchor>!という形式の「パス指定」を使用します.
パス指定とさまざまなオプションの設定によって,ツリーの各エッジのスタイルが決まります.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/binarytree )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX には標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc binarytree を実行するか,
上記に同梱の binarytree.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {binarytree}
  を記述します.

2.2 コマンド

\BinaryTree[<ローカルオプション>] {<パス指定>} {<深さ>}

\BinaryTreeは「パス指定」と最大ツリー「深さ」を表す数を受け入れます.


  ● <local options>は,オプションを設定する <key = value> の組をカンマで区切ったリストです.

  ● <パス指定>は
    <l/r 移動>:<ラベル>:<色>:<アンカー>!<l/r 移動>:<ラベル>:<色>:<アンカー>!    ....の形式です.
    複数のそのようなパスを,コンマで区切って指定できます.

  ● <l/r 移動>は,現在のノードの対応する(左または右の)子を訪問し,<色>でエッジを描画します.

  ● <label>は,サブパスの最初またはすべての子の、指定されたアンカーに配置されます。

    感嘆符の後のパスは最後の子から続きますが、コンマの後のパスは再びルートから始まります。

  ● <深さ>は,ツリーが描画される最大の深さです.この深さで止まります.
    この深さを超えて広がる移動はすべてエラーなしで無視されます.


§3 サンプル

簡単な例

オプションなしで(大きさ 11, 深さ 3)の例です.

binarytree.png


■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass{standalone}
\usepackage{binarytree}
\begin{document}
\btreeset{math labels}
\begin{tikzpicture}
\BinaryTree{
:root!l:x!l:y!
l:\alpha,ll!r:\beta,lr!r:\gamma,
r:a!r:b!r:r,rr!l:s,rl!l:t}{3}
\end{tikzpicture}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■

コンパイルは, pdflatex あるいは lualatex で実行します.


(EOF)
  1. 2019/01/13(日) 09:07:42|
  2. LaTeX Tools
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