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天地有情

[LaTeX] kvmap --- Karnaughマップを作成する

§1 はじめに

kvmapは,隣接する"1"のグルーピング化を含むKarnaughマップをタイプセットするための
ユーザフレンドリーな方法を提供しています.
このパッケージは,xparse(expl3),tikz,およびenvironに依存します.

Karnaughマップを描くのは珍しいことではなく,CTANですでにタイプされているパッケージを利用できるように
なっています.

拙著ブログでも,次が公開されています.

askmaps --- カルノー図を描く
karnaugh-map --- カルノーマップを最大6変数まで描画する
kvmacros --- カルノー図を描く

今回,提供される kvmap が最もやり易いと思われます.


1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/kvmap )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc kvmap を実行するか,
上記に同梱の kvmap.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {kvmap}
  を記述します.

2.2 簡単な例

(1)\kvlist による方法

\kvlist{}{}{<1,0[,…]>}{

行列の幅と高さを指定し,要素を行単位で入力します.
最後の引数は,コンマで区切られた変数名のリストで構成されます.
それらは数式モードでタイプセットされています.

kvmap-HH01.png



(2)kvmatrix環境による方法

\begin{kvmatrix}{}

\end{kvmatrix}


この環境は,表形式の環境と同様に行と列を入力する構造化された方法を
提供します.こちらの方が,推奨されています.


kvmap-HH02.png



(3)バンドル(グルーピング)

\bundle[]{}{}{}{}

このパッケージのもう1つの特徴は,少なくとも隣接する1または0(インプリカントとも呼ばれます)を視覚化する
長方形(グルーピング)を描く方法を \bundleコマンドで行います.

kvmap-HH03.png


\bundle は,2つのコーナーで指定された領域の周囲に矩形を描画します. オプションの invert はバンドルを
外側に開き、overlapmarginsは,エッジがマージンにどれだけ引き込まれるかを長さで指定します.
color を使用すると,境界線の色を変更することができ,reducepace によって,bumdle の幅を狭くするか広げるかを
指定できます.オプションの使い方については,下記のサンプルをご覧ください.


§3 サンプル

kvmap-HH04.png



\begin{kvmap}[]

\end{kvmap}

この環境は,最初の子要素としてkvmatrixまたは\kvlistをもつべきtikzpicutreへのインタフェースです.



(EOF)
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  1. 2018/10/21(日) 17:02:27|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] bxtexlogo --- TeXファミィリの Logo 追加

§1 はじめに

hologoパッケージは,一般的なTeXファミリソフトウェアの多くの有用なロゴを出力することを可能にします.
しかし, \BibTeX の代わりに \hologo{BibTeX} と入力する必要があるので,そのインターフェースはちょっと
面倒です.(hologo.sty に関しては割愛)

bxtexlogoパッケージは,\BibTeXのような簡潔なコマンドとして,hologoが提供するいくつかの logo をインポート
することを可能にします.

さらに、bxtexlogoパッケージにはTeXファミリソフトウェアの logo が追加されていますが、そのほとんどが日本を中心に
人気があります.これらの logo は、hologoで提供されたものと同じ方法でインポートされます.

なお,同類のパッケージとして,拙著ブログ 「mflogo と metalogo -- TeX ロゴマーク」もご一読ください.
 


■ システム要件
・ TeX format: LaTeX.
・ TeX engine: Anything.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/bxtexlogo )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc bxtexlogo を実行するか,

上記に同梱の bxtexlogo.pdf をお読み下さい.


§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {bxtexlogo}

  を記述します.

2.2 インポート・コマンド

bxtexlogo でサポートされている logo の名前は、
「Primary Logos」(一般的なソフトウェア)と「Secondary Logos」(その他すべて)の
2つのクラスに分かれています.logo の分類と種類は マニュアルをご参照ください.

● Primary Logos
  Primary Logos を \bxtexlogoimport{*} で一括インポートすることができます.

● Secondary Logos
  Secondary Logos を \bxtexlogoimport{**} で一括インポートできます.

● Primary と Secondary の logo を使いたい場合は,\bxtexlogoimport{*,**} で一括インポートできます.


§3 サンプル

(logo はマニュアルからの抜粋です)

bxtexlogo01.png




\documentclass[uplatex,dvipdfmx,a4paper]{jsarticle}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{bxtexlogo}
\bxtexlogoimport{*,**}
%
\begin{document}
\begin{tabular}{lllll}
\multicolumn{5}{l}{\bf “Primary” Logos} \\
\hline
\multicolumn{5}{l}{\bf (1-1) Logos provided by hologo} \\
\hline
\BibTeX & \ConTeXt & \LaTeXe & \LuaLaTeX & \pdfLaTeX \\
\XeLaTeX & \METAFONT & METAPOST & \TeX & \LyX \\
\hline\hline
\multicolumn{5}{l}{\bf (1-2) Logos provided by bxtexlogo} \\
\hline
\eupTeX & \pBibTeX & \JBibTeX & \upTeX & \upLaTeX \\
\pLaTeX & \pTeX & \TikZ & \upBibTeX & \upLaTeXe \\
\hline
\multicolumn{5}{l}{} \\[1cm]
\multicolumn{5}{l}{\bf “Secondary” Logos} \\
\hline
\multicolumn{5}{l}{\bf (2-1) Logos provided by hologo} \\
\hline
\LaTeXTeX & \PiCTeX & \SageTeX & \SLiTeX & \teTeX \\
\HanTheThanh & \KOMAScript & \NTS & \TTH & \\
\hline\hline
\multicolumn{5}{l}{\bf (2-2) Logos provided by bxtexlogo} \\
\hline
\HeVeA & \JLaTeX & \KaTeX & \KETpic & \LaTeXML \\
\logoLambda & \logoLamed & \logoOmega & \XyMTeX & \DVIPDFMx \\
\hline
\end{tabular}
\end{document}


(EOF)
  1. 2018/10/16(火) 14:24:32|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] bxwareki --- 西暦から和暦に日付を変換する

§1 はじめに

このパッケージは,グレゴリオ暦(例えば、2018/8/28)から日本語暦(例えば、平成30年8月28日,
実際に漢字を含む)への変換コマンドを提供します.また,アラビア数字か漢数字かを選択できます.
パッケージは,1873年(明治6年1月1日)以降の日付のみを扱うことに注意してください.

■ 2019年に計画された改元の支援について
日本では,2019/05/01に改元(天皇退位による)が計画されていますが,新しい元号はまだ発表されていません.
したがって,現在のバージョンのパッケージでは,1日またはそれ以降の日付はサポートされません(西暦年が
代わりに表示されます).
このパッケージは,新しい元号をサポートするように更新され,新しい元号が発表されるとすぐにCTANにアップロード
されます.

■ システム要件
・ TEX format: LATEX.
・ TEX engine: pdfTEX, LuaTEX, X.TEX, pTEX, upTEX, ApTEX (pTEX-ng), NTT-JTEX.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/bxwareki )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc bxwareki を実行するか,

上記に同梱の bxwareki.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに

  \usepackage {bxwareki}
  を記述します.

2.2 コマンド

\wareki*** のコマンドが用意されていますが,詳細はマニュアルをお読み下さい.
ここでは,主な使い方の一部を以下のサンプルで示します.

§3 サンプル

(1)1873/01/01 の和暦表示
   (明治5年(1872)12月3日を以って,明治6年(1873)1月1日とする:グレゴリオ暦に移行)
   本パッケージは,1873年(明治6年1月1日)からをサポートします.

bxwareki01.png



(2)1926/12/25(昭和元年) および 1989/01/08(平成元年) の和暦表示

bxwareki02.png



(3)現在の日付の和暦表示

bxwareki03.png



(4)改元前後の和暦表示
   改元前日(2019/04/30)までは和暦表示されますが,翌日の(2019/05/01)以降は
   元号未定のため,西暦表示となります.

bxwareki04.png



(EOF)


  1. 2018/10/08(月) 14:48:17|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] Pandocモード --- bxjsclsの「Pandocモード」を使う

§1 はじめに

TeX Wiki/BXjscls の "Pandocモード" の項目をお読みください.

1.1 インストール

Pandocが未入手の場合には,「Pandocの比較的簡単なインストール方法」をお読みの上,
インストールしてください.

1.2 マニュアル

Pandocをインストールしたら,コマンドラインから
  pandoc -h
とすると,コマンドオプションが表示されます.

また,

Pandoc ユーザーズガイド 日本語版 もあります.

§2 使い方

上記の TeX Wiki で述べられているように,

bxjsarticle クラスで Pandoc モードを指定した例を示します.

\documentclass[pandoc,jafont=ipaex,a5paper]{bxjsarticle}

この指定を生成するための Pandoc のオプション指定は以下のようになります.

pandoc sample.md -o sample.pdf --pdf-engine=lualatex
-V papersize=a5 -V documentclass=bxjsarticle
-V classoption=pandoc -V classoption=jafont=ipaex

(3行にわたって書かれていますが実際には1行で打ち込みます

(注意)
TeX Wikiでは --latex-engine=lualatex となっていましたが,
--pdf-engine=lualatex に変更してあります.
(Pandocの最新版 (Ver 2.3)では --pdf-engine でなければエラーになるため)

§3 サンプル

(1)入力ファイルが Markdown のとき (sample01.md)

   --------------------------------------
# まずは挨拶

1. 起立
1. 礼
1. 着席

# Pandocとは

Pandocとは,**文書作成ツール** や出版作業の基礎的なツールとして用いられる
フリーかつオープンソースのドキュメント・コンバータである.
   --------------------------------------

pandoc sample01.md -o sample01.pdf --pdf-engine=lualatex
-V papersize=a5 -V documentclass=bxjsarticle
-V classoption=pandoc -V classoption=jafont=ipaex

結果:

pan-sample01.png


(PDF余白と しおり は省略しています.)
 
 

(2)入力ファイルが LaTeX のとき (sample02.tex)

   --------------------------------------
\begin{document}
\section{まずは挨拶}

\begin{enumerate}
\item 起立
\item 礼
\item 着席
\end{enumerate}

\section{Pandocとは}

Pandocとは,\textbf{文書作成ツール} や出版作業の基礎的なツールとして用いられる
フリーかつオープンソースのドキュメント・コンバータである.
\end{document}
   --------------------------------------

pandoc sample02.tex -o sample02.pdf --pdf-engine=lualatex
-V papersize=a5 -V documentclass=bxjsarticle
-V classoption=pandoc -V classoption=jafont=ipaex

結果:
pan-sample02.png


(PDF余白と しおり は省略しています.)
 
(EOF)

  1. 2018/09/26(水) 12:49:32|
  2. LaTeX Tools

[便利ツール] Jupyter Notebook を使おう ~初歩の初歩~

§1 初めに

Anaconda2の Jupyter Notebook (読み方は「ジュピター・ノートブック」) とは,ノートブックと呼ばれる
形式で作成したプログラムを実行し,実行結果を記録しながら,データの分析作業を進めるためのツールです.

§2 インストール

前提として,python2.7 あるいは python3.6 のいずれかが
インストールされている必要があります.私の場合は python -V コマンドを打つと 2.7.10 です.

その上で,Jupyter NotebookをDownload し,インストールします.

§3 Jupyter Notebookの起動と使い方

「Jupyter Notebookとかいう最高のノートを知った件」
がNotebookの特徴や基本的な使い方が易しく解説されています.
ここでは,サンプルのみを挙げておきます.ご参考になれば幸甚です.

§4 Jupyter Notebookのサンプル

(1)print関数を使う

Jupyter01.png

  python2: print文  --- print "Hello"
  python3: print関数 --- print("Hello")

Notebook はどちらも受付けます.

(2)表を作成する

   ライブラリ pandas を事前にインストールします.
    pip install pandas

Jupyter02.png


(3)Sin,Cos を描く

   ライブラリ matplotlib を事前にインストールします.
    pip install matplotlib
    
Jupyter03A.png


Jupyter03B.png


(4)画像を表示する

   ライブラリ IPython を事前にインストールします.
    pip install IPython

Jupyter04.png

(5)Markdown を使う

Jupyter05A.png

上記を Notebook へ記述し,「Code」欄を Markdown に切り替えて
「Run」(実行)すると,次に変遷して完了します.

Jupyter05BB.png

(1)~(5)までを一つにまとめて保存すると,これが「*.ipynb」というファイルで保存されます.
このファイル1つで,Pythonのコードからメモ書きまでしたノートが完成します.


(EOF)
  1. 2018/09/16(日) 08:44:16|
  2. 便利ツール
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