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天地有情

[LaTeX] vtable --- テーブルセルの垂直方向の整列

§1 はじめに

vtableパッケージは以下を提供することによってテーブルセルの垂直方向の整列を可能にします.

・ Z,L,C,R,J,およびI列タイプ
・ \nextRow および \lbコマンド
・ \setMultiColRow,\setMultiColumn,\setMultiRow および \tableFormatedCellコマンド.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/vtable )から
ダウンロードしてください.

TeXLiveには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc vtable を実行するか,

上記に同梱の vtable.pdf をお読み下さい.


§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {vtable}

  を記述します.

2.2 主なコマンド

注意:よく利用されるコマンドのみを記述してあります.
   詳しくはマニュアル記載の"Examples"をご覧ください.
 
● 基本形
  \begin{tabular}{カラムパラメータ} ~ \end{tabular}
  
  カラムパラメータ(L,C,R,J列型)
   ・L 左寄せ
   ・C 中央寄せ
   ・R 右寄せ
   ・J justify(列の正当化)
   それぞれは3つの引数がある.
   
   {セルの最大幅}{セルの最小幅}{垂直整列モード}
     ・セルの最小幅:空でもかまいません.
     ・垂直整列モード:
          t:top
          m:middle
          b:bottom

● 指定の例:
  \begin{tabular}{|R{2cm}{1.5cm}{m}|C{2cm}{}{t}|L{2cm}{}{b}|} ~ \end{tabular}

● コマンド
  各行は \nextRow コマンドで終わらなければなりません(\\ の代わりに).
  テーブルセル内の改行は,\lb(\linebreakのショートカット)を使用して行うことができます.


§3 サンプル


vtable01.png



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper]{jsarticle}
\usepackage{vtable,hhline}
%
\begin{document}
\begin{tabular}{|C{2cm}{}{t}|R{2cm}{}{m}|L{2cm}{}{b}|}
\hline {\it top-center} & {\it middle-right} & {\it bottom-left}\nextRow
\hline 品名 & 単価(円) & 個数 \nextRow
\hline りんご\lb 青森産 & 100 & 5 \nextRow
\hline みかん\lb 愛媛産 & 50 & 10 \nextRow
\hline マンゴ\lb 宮崎産 & 300 & 8 \nextRow
\hline 梨\lb 幸水\lb 山梨産 & 200 & 15 \nextRow
\hline
\end{tabular}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


(EOF)

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  1. 2019/10/10(木) 13:23:59|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] tocenter --- センタリング ページレイアウト

§1 はじめに

テキスト本文(オプションでヘッダー,フッター,およびマージンテキスト)が
ページの中央にくるようにマージンを計算する \ToCenter を定義します.
同様のインターフェースをもつ他のコマンドも定義されています.

パッケージは "NCC tools" バンドルの一部です.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://www.ctan.org/pkg/tocenter )から
ダウンロードしてください.

ncctools.zip を解凍すると2つのディレクトリがあります.
  ・doc
  ・source

・docディレクトリにある tocenter.pdf
・sourceディレクトリにある ncctools.ins から 解凍(latex ncctools.ins)し,
 tocenter.sty を取出し,適切に配置します.

たとえば,以下のディレクトリに配置します.
  ・texmf-dist/tex/latex/tocenter(新設)に tocenter.sty
  ・texmf-dist/doc/latex/tocenter(新設)に tocenter.pdf

その後,mktexlsr を実行します.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc tocenter を実行するか,
上記に同梱の tocenter.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {tocenter}
  を記述します.

2.2 コマンド

パッケージには,ドキュメントのレイアウトパラメータをカスタマイズするコマンドが用意されています.

● \ToCenter[<hfm>]{<text-width>}{<text-height>}
  指定されたテキスト領域をヘッダー/フッター/マージン領域とともに用紙に
  中央揃えするようにマージンを計算します.
  オプションの<hfm>パラメーターは,センタリング中に追加の領域を
  考慮するものを指定します.
  これは、h(ヘッダー),f(フッター),m(マージナルノート)の3文字の組み合わせです.

● \FromMargins[<hfm>]{<left>}{<right>}{<top>}{<bottom>}
  自由なスタイルでページレイアウトパラメーターを計算します.

● 星形コマンド
   ・\ToCenter*{<text-width>}{<text-height>}
   ・\FromMargins*{<left>}{<right>}{<top>}{<bottom>}

    ヘッダー,フッター,マージナルノート,相互参照,目次のない単純なドキュメントの配置を
    目的としています.

(注)
上記のコマンドはすべて,プリアンブルに記述します.
            
§3 サンプル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a5paper,9pt,nomag]{jsarticle}
\usepackage{bxpapersize}
\usepackage[pagecolor=gray!25]{pagecolor}
\usepackage{tocenter}
\ToCenter[hf]{0.8\textwidth}{0.8\textheight}
\usepackage{bxjalipsum}
%
\begin{document}
\section{猫}
\jalipsum[1-5]{wagahai}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


tocenter01.png



(EOF)

  1. 2019/09/15(日) 16:34:45|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] chemarr --- 銛(もり)形状の矢印

§1 はじめに

化学者はテキストを上下に配置する可能性のある長いバージョンの反応矢印を必要とすることがよくあります.
amsmathの\xrightarrowと\xleftarrowに似て,このパッケージはマクロ \xrightleftharpoons を提供します.
このパッケージは,oberdiekバンドルの一部です.


1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/chemarr )から
ダウンロードしてください.

TeXLive/W32TeX などには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc chemarr を実行するか,
上記に同梱の chemarr.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {chemarr}
  を記述します.

2.2 コマンド

● \xrightleftharpoons[<below>]{<above>}

§3 サンプル

chemarr01.png


(EOF)


  1. 2019/08/21(水) 08:19:09|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] subtext --- 数学モードの簡単なテキストスタイルの添え字

§1 はじめに

subtextパッケージは,_にオプションの引数を与えることで,数学モードでテキストスタイル
の添え字に簡単にアクセスできるようにします.
これは、amstextパッケージの\text{}コマンドを使って実装されています.
数学モードでは,通常どおり _ 文字 を使用して通常の結果を得ます.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/subtext )から
ダウンロードしてください.

TeXLiveには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc subtext を実行するか,
上記に同梱の subtext.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
  \usepackage {subtext}
  を記述します.

2.2 コマンド

(1)  _{...}     amstextパッケージの\text{}コマンド形式で表示されます.

(2)  _[...]     欧文引数があれば,upright で表示されます.


§3 サンプル

(1)ソースファイル

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper,12pt]{jsarticle}
\usepackage{subtext}
\begin{document}
(1) \verb+Y=AX_{uvw長いテキスト}+の例

\[
Y=AX_{uvw長いテキスト}
\]

\bigskip

(2) \verb+Y=AX_[uvw長いテキスト]+の例

\[
Y=AX_[uvw長いテキスト]
\]
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

(2)結果

subtext01.png



(EOF)

  1. 2019/08/05(月) 06:49:23|
  2. LaTeX Tools

[LaTeX] arraycols --- array環境およびtabular(x)環境用の新しい列型

§1 はじめに

arraycolsパッケージは,水平方向と垂直方向の中央揃え,または大きな数式用に高さを調整した,
array環境およびtabular(x)環境用の新しい列タイプを提供します.
また,さまざまな太さの垂直および水平方向の罫線を描画するためのマクロも用意されています.

arraycolsパッケージは,arrayの他に,x,y,z,Z型の列に必要なcellspaceパッケージと,
TとZに必要なtabularx,およびマルチラインテーブルセルのさまざまな配置に対応する
makecellをロードします.

1.1 インストール

必要に応じて,CTAN( https://ctan.org/pkg/arraycols )から
ダウンロードしてください.

TeXLiveには標準でインストールされています.

1.2 マニュアル

コマンドラインから texdoc arraycols を実行するか,
上記に同梱の arraycols.pdf をお読み下さい.

§2 使い方

2.1プリアンブルに
\usepackage {arraycols}
を記述します.

2.2 コマンド

以下は,arraycolsによって定義されたカラム型とマクロの要約です.

列指定定義
   
L 左調整列  (array環境ではLRモード,tabular環境ではmathモード)
C 中央調整列 (同上)
R 右寄せ列  (同上)
t{<width>} 水平方向と垂直方向の中央に配置されたpのような固定幅のテキスト列(LRモード)
x 水平線に触れないように高さを調整したmathモードの中央揃え列
y 高さを調整したmathモードで左揃えの列
z{<width>} xのように高さが調整され,<width>が固定された数式モードの中央揃え列
T tabularx環境用に幅を調整した中央揃えのテキスト列
Z Tのようにtabularxの中央揃えされた列ですが,xやzのように高さが調整されたmathモード
I 太縦罫線(1pt)
V{<thickness>} 変数<thickness>を持つ垂直線
   
水平線定義
\whline 横幅(1pt)



arrayパッケージのドキュメントを参照して,L,C,R型の列のLRモードを
arraycolsは,mathモードに逆にするL,C,R型の列を提供します.
その後,これらの列型を使用して,
arrayの中央揃え,左揃え,または右揃えのLRモード,
またはtabularでのmathモードを取得できます.

例えば,\begin{tabular}{|l|C|r|}は中央揃え mathモード で2列目を生成し,
\begin{array}{|L|c|c|}は左寄せテキストモードで1列目を生成します .


§3 サンプル

(例1)標準的な例

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\documentclass[a4paper,12pt,nomag]{jsarticle}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{arraycols}
\usepackage{newtxtext,newtxmath}
%
\begin{document}
\begin{tabularx}{.6\linewidth}{|y|x|T|}
\hline
{\displaystyle \int_1^x \frac{1}{t}dt}%
& {\displaystyle \frac{a}{b}+\int_1^x \frac{1}{t}dt}%
& あいうえおabc \\
\hline
{\displaystyle \frac{a}{b}}%
& {\displaystyle \frac{a}{b}}%
& いろはxyz \\
\hline
\end{tabularx}
\end{document}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

arraycols01.png



列指定{|y|x|T|}の説明:

|y|は,mathモードで高さが調整された左揃えの列である.

|x|は,mathモードで高さが調整された中央揃えの列である.

|T|は,tabularx環境用に幅を調整した中央揃えのテキスト列である.



(例2)罫線を太くした例



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
\begin{tabularx}{.6\linewidth}{IyIxITI}
\whline
{\displaystyle \int_1^x \frac{1}{t}dt}%
& {\displaystyle \frac{a}{b}+\int_1^x \frac{1}{t}dt}%
& あいうえおabc \\
\whline
{\displaystyle \frac{a}{b}}%
& {\displaystyle \frac{a}{b}}%
& いろはxyz \\
\whline
\end{tabularx}
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

arraycols02.png



列指定{IyIxITI}の説明:
|y|x|T|の縦罫線を太くするため,'|'の代わりに'I'(アイ)に置換する.

横罫線(\whline)の説明:
横罫線を太くするため,'\hline'の代わりに'\whline'に置換する.

(EOF)

  1. 2019/07/21(日) 14:42:24|
  2. LaTeX Tools
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